建て替えた家に、ウッドデッキをつくる計画を年末に実現しました。
リビングから外にでるためのデッキです。
構想や材料の発注には時間をかけましたが、
材料が届いてから、約10時間で組みたてが完了しました。
時間をあまりかけずにシンプルなウッドデッキをつくりたい人には
参考になるのではないでしょうか!!
ウッドデッキをつくったのは少し間抜けな理由があります。
1階のリビングから庭に出るのに段差があるためです。
最近の家の基礎は高い上に、作った犬走は低かったのです。
このため、段差が40cmできてしまいました。
◆ウッドデッキの仕様
・高さ 400mm
・縦×横 760×1800mm
・階段あり
このサイズならば、ギリギリ2階のベランダが屋根になってくれます。
◆材料
ウッドデッキの材料選択はとても大切です。
材料は、ホームセンターで購入できる材料を安易に使ってしまうと数年でボロボロになります。
少なくともウッドデッキで用いられるハードウッドと呼ばれている材料を使用しましょう!
今回はその中でも耐久性が高いイタウバを選択しました。
耐久年数は30年と言われています。
同じハードウッドでも種類により10年ぐらいの耐久性のものもあるので、
何年使うかで判断しましょう
◆塗装
ハードウッドは、雨にかなり当たっても腐ったりはしないようですが、色は変わってしまいます。
もちろん塗装した方が雨にも強くなります。
我が家の山小屋のウッドデッキをつくったときに塗装をせずに後悔しています。
材料はアマゾンジャラとイタウバを使用しています。
作ったばかりはこんな感じでしたが・・
塗装なしで、5年経つとこんな感じです。
腐ったりはしていませんが、色がかなり悪くなっています。
作業は大きくは、構想と材料調達と組立になります。
素人なので構想といってもポンチ絵を描くぐらいですが・・
◆掛かった時間
・構想 3時間
・木材会社選び 3時間
・材料選び・発注 3時間
・本体組立 6時間
・階段組立 4時間
トータル 19時間で構想から組立まで完了しました。
◆構想
以前山小屋のウッドデッキをつくった経験があったので短時間で完了しました。
◆材料会社選び
当初、以前お願いした木工ランドに依頼を考えましたが、
加工や立地条件を考えて株式会社リーベにしました。
◆本体組立
自分で材料を切断しないで済むように、カットを依頼しました。
予定通り、自分でのカットは有りませんでした。
電気ドリル使って組み立てるのは楽しい作業です。
でもその前に平行出しのための高さ調整が必要です。
ここに多くの時間を費やします。
◎注意点
カットを依頼しない材料をそのまま使おうとすると、誤差(長め)があります。
実際に1800mmの切断依頼なしの材料は1850mmぐらいありました。
幸いにもほとんどの材料が同じように1850mm前後だったのでそのまま使用しました。
また以前購入したときは、板の反りや歪みに苦しめられたのですが、今回は、ほとんどありませんでした。
◆階段組立
リーベは、斜めのカット依頼は出来ません。
このため、斜めのカットがある階段は自分でカットする必要があります。
ハードウッドは硬くノコギリなどでのカットは大変な作業です。
電動ノコがあれば楽勝なのですが、我が家にはなく、今回はジグソーでカットしました。
◆その他
◎平行出し
大変なのは、地面からの高さ調整や平行だしです。
今回も組立時間の半分近くの時間を費やしています。
微妙なところのため、調整用のスペーサー準備しました。
◎カット残の材料
カットを依頼した場合は、カット残の材料が必要かどうか聞かれます。
この材料は何かの時に利用できるので、是非確保しておきましょう。
今回も階段の補強用に利用しました。
掛かった費用(内訳)
掛かった費用のほとんどは材木代です。
ウッドデッキをつくったことのない人は、材料のハードウッドは高いことに驚くかもしれません。
◎材料 | 費用(円) | 購入場所 |
材木 | 57,871 | リーベ |
平板 | 1,830 | リーベ |
輸送費用 | 8,400 | リーベ |
スペーサー | 1058 | モノタロウ |
ネジ | 以前購入したものを利用 | |
L字金具 | 2,522 | カインズホーム |
幅広プレート | 712 | カインズホーム |
計 | 72,393 | |
◎道具 | ||
段付きドリル | 1980 | カインズホーム |
以前山小屋で作ったウッドデッキを参考に、構想をしました。
シンプルで作り易いものを目標にしました。
構想図を参考に載せておきます。
組立のようすを写真で紹介します。
ビスで止めるときは、ハードウッドは割れる可能性が高いので必ず下穴をあけます。
◎材料
送付された材料です。それほど多くありません。
柱です。猫と柱がいるところが犬走りです。
◎柱と大引き
柱に大引きを固定するためにL字金具を使いました。
この時点で、犬走りと平板で高さ調整をして柱をのせる位置を確保しています。
大引きを柱に固定しました。外側に幅広プレートを付けて補強します。
◎根太の固定
根太をL字金具で固定していきます。
◎床板と前面カバーの設置
先に前面カバーを取り付けててから、床材を貼っていきます。
床材と床材の間を3mmあけるために、写真のように板の両端にスペーサーを挟んで固定します。
床板の固定のために段付きドリルを使います。
ネジの頭が引っかからず、見栄えもよいです。
◎階段
階段もシンプルにつくりました。
ステップ幅は700mmですが、ハードウッドでは全くたわむ感じはありません!
ステップをのせる台を側面の板に固定します。
完全に固定する前に一度組立てみます。
木材の材質は全てイタウバです。
柱 70mm角
山小屋のウッドデッキは90mm角ですが、70mm角を使いました。
70mm角でも柱ピッチ900位であれば強度的に大丈夫ということをお店に確認しました。
大引き 70mm角
ウッドデッキの一番の基礎になる大引きです。
柱と同じ70mm角を使いました。
根太
根太は、床板を支えます。
大引きの上に4本のせました。サイズは70×40mmです。
床板
デッキの床板は、20×120×1800mmです。
実物はカットなしで1850mm前後のものが送られてきました。
全面カバー
前面の見栄えをよくするために、前面カバーをつけました。
根太が見えなくなり見栄えがよくなります。
サイズは、20×105×1800mm
階段のステップと側面板
サイズは21×145×70です。
側面板も同じ寸法です。
側面板は、端を自分でカットします。
階段のステップ台
1段目 150×145mm
2段目 290×145mm です。
本当は145×145でカットを依頼したかったのですが、カットは10mmおきのため、この寸法です。
シンプルだけど現在の我が家の庭にピッタリのウッドデッキができました。
DIYは、費用を抑えられるのはもちろん、愛着も芽生えるのでおすすめです。
簡単に楽しく作るポイントは加工で手を抜くことです。
つくり易い設計と良い道具も大事です。
特にハードウッドは硬いので、良い道具がなければ苦労します。
カットを依頼すると、少しお金がかかりますが、楽でよいものをつくることができます。
塗装は、もう少し木の質感を楽しんでから行う予定です!