我が家の愛猫ゴジが甲状腺亢進症が判明して、投薬治療を始めて約1年半が経ちます。
亢進症の指標であるT4は当初に比べるとかなり小さな値になりましたが、今だ基準範囲に入っていません。でも当初亢進症の影響と思われる症状は減ってきています。
健やかに過ごせることを祈っている日々です。
前回6月の血液検査では、順調に改善していた幾つかの指標が、悪化していました。
今回は、前回に比べると全体的に改善されています。特に甲状腺ホルモンのT4の値は、2番目に良い値です。
項目 | 参考基準範囲 | 5月13日 | 6月11日 | 7月2日 | 10月8日 | 2月17日 | 6月13日 | 11月10日 |
甲状腺ホルモン T4 | 0.90-3.70 | 13.5 | 11.25 | 1.08 | 5.86 | 5.15 | 7.1 | 4.72 |
アルブミン | 2.3-3,5 | 2.8 | 2.7 | 2.7 | 2.8 | 2.7 | 2.7 | 2.7 |
総コレステロール | 95-259 | 92 | 84 | 92 | 107 | 107 | 103 | 94 |
ALP 肝臓の指標 | 0-58 | 114 | 98 | 48 | 74 | 56 | 78 | 61 |
PLT 血小板 | 30-80 | 19.9 | 34.1 | 27.4 | 19.9 | 26.1 |
赤字は参考基準範囲を越えているところです。
甲状腺ホルモンのT4:甲状腺ホルモンの値は、病気が発覚したとき13.5だったので、今回の4.73は改善されています。
前回に比べても7.1からかなり改善していますし、投薬治療が始まってから2番目良い値です。でも残念ながら、まだ基準値内に入っていません。
アルブミン:人間の場合は、アルブミンが基準範囲より下にくると、栄養失調状態といわれます。私はバセドウ病になったときは、その状態になりましたがゴジは安定していて大丈夫そうです。
総コレステロール:甲状腺機能亢進症になると体の活動が活発になり、痩せてきます。総コレステロールも低くなる傾向があります。
実は血液検査を受ける半月前ぐらいに体調を崩して、下痢と吐き気で体重を2.8kgから2.6kgに減らしてしまいました。
今回は少しもどして、2.63kgでした。この影響もあり総コレステロールは低くなっているようです。
ゴジは小柄で痩せているので少しでも太って欲しいのですが・・
ALP:肝臓の指標です。動物病院のドクターは、亢進症の影響で基準範囲外になっているといっていました。
前回は値が悪かったので心配していたのですが、少し改善しています。
PLT:血小板は当初から低く心配していました。こちらも前回より改善しましたが、まだ基準値外です。
猫の症状も人間にかなり似ています。
一般的には、体重減少、食欲増進、行動の変化(攻撃性が増す、異常に活発になる、異常に鳴くなど)、嘔吐、下痢、多飲多尿、食欲低下、元気消失です。
我が家のゴジの症状で当初該当していたのは、体重減少、食欲増進、行動の変化、嘔吐、下痢などです。
ほとんど嘔吐や下痢はなくなっていたのですが、
最近脱走して帰ってきてから嘔吐と下痢がありました・・
恐らく、昔の野良の血が騒ぎどこかで拾い食いをして体調をくずしたようです。
現在は、嘔吐や下痢は治りましたが、体重は以前まで戻っていません。
でも亢進症としての症状は、現在のところほとんど見られなくなっています。
お気に入りのソファーの上でお気に入りのパソコンケースの上でお昼寝です。
主に掛かる費用は投薬治療、血液検査費用、診察費です。
年間の費用は、約160、000円です。
再診料/処方料 | 薬代 | 検血料 | 合計 |
18,400 | 90,000 | 51,000 | 159,400 |
再診料は800円、ときどき処方料800円が追加されています。
今年は、6月までは、3日の内2日は、2.5mg、1日は、1.25mg(1粒)というペースで投薬していました。
6月の結果が悪かったので、それ以降は毎日2.5mg(朝、夕1粒)に変更しました。
今回はそれもあり、値が改善したのかもしれません。
費用は、チロブロック(メルカゾール)1.25mg50粒で5,000円です。
1回8500円で4ヶ月おきに、年間3回行っています。
保険が効かないので費用はそこそこ掛かってしまいます。
今回は、血液検査の幾つかの値が良い方向に向かっていました。
1年半投薬したのに、基準値範囲にはいっていないのが少し残念です。
でも極端な症状は出ていないのが幸いです。
少し心配なのは体重が減って、体力が落ちていそうなことです。
食欲はそこそこあるので、少しでも太ってくれればと思っています。