バセドウ病 メルカゾールの投薬治療を中止してから9か月 バセドウ病の投薬ストップや寛解の基準は何??

メルカゾールの投薬治療を中止してから約9ヶ月が経ち、先日血液検査をしてきました。ややFT4が高めではありましたが、4つの指標(FT4、FT3、TSH、TRAb)は基準値内でした。体調も以前に比べると良い感じがしています。

投薬治療中止してから9ヶ月がたちますが、ドクターから寛解とは言われていません。バセドウ病の投薬ストップや寛解の基準は何なのでしょうか??

投薬治療中止のタイミングと寛解とは

投薬治療中止のタイミング

バセドウ病の投薬治療中止のタイミングは病院ごとに微妙に違うようですが、概ね以下の伊藤病院の記事のようであると考えてよいのではないでしょうか

「内服治療は最短で2年程度はかかり、それよりも長い期間の内服を要する場合もあります。最小量の服用で半年以上甲状腺機能が正常に保たれていれば、薬の中止を検討します。中止後、甲状腺ホルモンが再上昇(再発)することもありますので、状態を定期的に確認することが大切です。」

寛解とは

こちらも伊藤病院の外科医長さんのインタビュー記事からです。寛解について記載されています。

「薬をのまなくても大丈夫な状態になることを「寛解」と呼びます。寛解まで最短でも2年程度はかかり、長くかかる患者さんでは5~10年かかる方もいます。」

また2020年12月の公益財団法人山口内分泌疾患研究振興財団 内分泌に関する最新情報によると

「バセドウ病の薬物療法中、抗甲状腺薬の最少維持量下で甲状腺機能正常かつ 1 年以上 TRAb が陰性を継続し、薬剤投与をいったん中止し 得た状態」とあります。

いずれも投薬が中止され安定した状態を指しているようです。私も投薬を中止してから9ヶ月経ったので寛解なのでしょうか??

発病後102週目の血液検査の結果は

発病後102週目とありますが、バセドウ病になりはや2年が経っています。当初は体重も8㎏ぐらい落ち、バセドウ病のありとあらゆる症状がでましたが、現在は落ち着いています。

右端の102週目が今回の検査の結果です。バセドウ病の指標であるFT4、FT3、TSH、TRAbは基準値内です。前回基準値を少しオーバーしたFT4は、基準値内ですが高めです。ここがやや心配です。

私の場合の投薬治療中止のタイミングと寛解に向けて・・

投薬の状況

・16週目からメルカゾール1錠(5㎎)を1日おきになりました。これが投薬量が最小の状態です。
・65週目の検査結果で投薬ストップとなりました。投薬量が最小になって約1年後です。
・現在は投薬ストップしてから9ヶ月経った状況です。

投薬治療ストップのタイミングは、紹介した伊藤病院の記事に準じているようです。私のドクターによると投薬治療ストップ後の再燃は3ヶ月ぐらいが一番多いく、1年以内では30%ぐらいの人が再燃するとのことです。

このため最初は2ヶ月おきに3回血液検査をした後に、今回は、3ヶ月後に血液検査をしました。

私の通っている病院は伊藤病院で働いていたドクターが開業した医院です。恐らく投薬治療の考え方は伊藤病院に準じているのではないでしょうか。

寛解は・・

ドクターが寛解という言葉を使わないのは寛解の明確な定義がないからではないでしょうか、試しに投薬治療をストップしてそれが継続している状況という感じです。

このまま安定して1年経つと寛解なのでしょうか・・

まとめ

バセドウ病は厄介な病気です。完治というのがなく。症状がでていない状況が寛解と呼ばれ、いつ再燃してもおかしく無いようです。

体調の不良は、投薬後急激に改善しましたが、ある程度の改善後は、色々な症状が気になる状態が継続しました。最後まで疲れ易い感じが残りましたが2年経った現在は、やっと気にならなくなりました。

辛抱強くつきあっていかなければならない病気です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です