
ベンチプレスのMAX重量は、ベンチプレス好きの人にとっては気にしていることです。
でも実際にMAXチャレンジを毎回する人は少ないはずです。
それどころか、普段は5レップ、5セットのセットトレーニングをしていて、MAXチャレンジは、ほとんどしない人さえいます。
そこで、5レップ、5セットのセット重量からMAX重量が推定できるツールを作成してみました。
5レップ、5セットトレーニングからMAX重量を推定するツール
ベンチプレスの5×5トレーニングは神経系と筋肥大の両方が期待できる人気のトレーニング方法です。
5×5のトレーニングで使用する重量から、MAX重量を推定するツールを作りましたので紹介します。
<使用方法>
使用方法はシンプルです。
①5×5トレーニングで使用する重量を入力する
②余裕度を選択する
5セット目の5レップ目の余裕度を3つの選択肢から選択します。
選択肢は、余裕あり、ギリギリでフォームは崩さず、ギリギリでフォームが崩れたです。
<結果の見方>
結果は2通りの式で4つ表示されます。
◆最大挙上重量を高めに推定
ワールドワイドでは一番信頼されているEpley(エプレイ)の式を用いています。
結果は他の推定式に比べ高めにでます。
推定方式は、加算方式と余裕推定方式の2つで行っています。
◆最大挙上重量を安全目に推定
国内では一番使用されているO’Conner(オコナー)の式を用いています。
結果は他の推定式に比べ安全目にでます。
推定方式は、加算方式と余裕推定方式の2つで行っています。
5セット目の5レップ目がギリギリ挙がる重量を設定すると、このトレーニングはかなりハードです。
ツールの推定は2段階で行います。
・レップ数からMAXを推定する
・セット数を考慮して重量を補正する
レップ数からMAX重量を推定するには、よく使われているMR換算を用います。
ただ、換算方法は、幾つかあるので
換算値(MAX重量)が大き目に出る方法(Epleyの式)と、安全な値をとる方法(O’connerの式)の2通りで計算します。
換算式の詳細は「一般的に使われているベンチプレスのRM換算方法は精度が悪いのか!? 正解は?」参照してください。
RM換算は1セットのみを想定しています。
5セットできれば、かなり余裕があり、1セット目はもっとレップ数をかせぐことができそうです。
補正方法も2通り検討しました。
◆加算法
5レップ、5セットできるならば、1セットだけならば、少なくとも2~3レップはプレスできるという経験測です。ここでは2レッププラスを採用しました。
◆余裕推定法
実際に5レップ、5セットのトレーニングを行っている人のMAX重量とセット重量のデータから推定します。
推定方法はChatGptと相談しています。推定方法を下記しておきます!
現場での測定データから、5セットできる人のMAX重量測定データから推定しています。
例えば100㎏のセット重量で5レップ、5セットのMAX重量の
実測 121~123kgくらい!
→+4〜6%出る傾向が明確だった
(一般的には+5%前後が中央値)
このため、この誤差を減らすために、入力に選択肢を設けました。
5セット目の5レップ目が、
まだ余裕がある ⇒ 6%
ギリギリ ⇒ 5%
フォームを崩しながらなんとか挙がった ⇒ 4%
この余裕度を用いて補正し、精度を上げていいます。
結果一つの入力により、推定値は4パターン表示されます。
高めの推定(Epley式)
①加算法
②余裕推定法
低めの推定(O’conner式)
①加算法
②余裕推定法
換算方法と推定方法は、現時点では問題ないのではないでしょうか、
でも他にも誤差が生じる要素があります。
生まれつき筋肉の質から、セットトレーニングが強い人と1レップが強い人がいます。
また神経系のトレーニングの多い人は、当然1レップが強くなります。
自分の特質を理解すると、このツールを使ったあとに補正することで
更に精度よく推定することができます。


