熱田神宮には、三種の神器の一つである草薙の剣が祀られています。
歴史を感じさせる境内は、伊勢神宮に雰囲気がにています。
古木も多く、幹や枝に木や草が生えているのに驚かされます。
草薙の剣が祀られている縁で多くの刀剣が奉納されており、
令和3年には、刀剣の宝庫である草薙館が開館しています。
刀剣好きは一度見てみる価値があります!
三種の神器が祀られている熱田神社は、
御朱印を収集しているものにとっては、早めに参拝したい神社の一つです。
伊勢神宮、出雲大社と並ぶ由緒ある神社です。
熱田神宮の創建は、西暦113年とされています。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、東の国を制定した後伊吹山で亡くなり、
宮簀姫(ミヤズヒメ)がその地に草薙の剣を祀ったのが、熱田神宮の始まりと言われています。
名古屋は仕事で何度も訪れていたのですが、観光では今回が初めてです。
神社はやはり、朝の参拝がよいと考え2日目の朝一番でお参りしました。
熱田神宮では、御朱印のことを「御神印」と呼んでいます。
とてもシンプルな御神印です。
本宮に向かって右手にある本宮授与所で御神印を頂くことができます。
熱田神宮を参拝するなら、是非草薙の剣のことを知っておきましょう!
スサノオがヤマタノオロチを切り殺したときに、オロチの尾から出てきたのが草薙の剣です。
皇室の三種の神器の一つとされることになります。
三種の神器は、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)です。
実物は、八咫鏡は伊勢神宮内宮に、草薙剣は熱田神宮に、八尺瓊勾玉は皇居にあります。
◆何故草薙の剣と呼ばれるのか
ヤマトタケルは第十二代・景行天皇の皇子であり、東に西に遠征をくり返したヒーローとして有名です。
そのヤマトタケルが九州の熊襲(くまそ)平定を成し遂げて戻ると、今度は東国の蝦夷(えみし)を征討するように景行天皇に命じられます。
ヤマトタケルは、東へ向かう途中、伊勢神宮に立ち寄り、倭姫(ヤマトヒメ)から剣を授けられます。
これが草薙の剣です。ヤマトタケルは駿河に至り、そこで賊にあざむかれ、あやうく焼き殺されそうになりますが、
この剣で草をないだところ火が逆流して賊を倒すことができました。
そこでこの剣を草薙の剣と呼ぶようになったのです。
熱田神宮は草薙の剣を祀っていることから、450口を越える刀剣類を所蔵しています。
草薙館はこれらの名刀を展示しています。
残念ながら写真はNGです。
刀剣に興味のない人にとっては、少し分かり難い展示ですが、大太刀の展示は素直に驚かされます。
太郎太刀: 刃長221.5cm、反り3.4cm、 全長303cm、 総長340cm 刀身 約6kg(拵え含む 約10kg)
次郎太刀: 刃長166.7cm、反り2.6cm、 全長244.6cm、総長 267cm 刀身 約5kg(拵え含む 約8kg)
です。
所有者の真柄十郎左衛門は210cmの長身とその体の大きさにも驚かされますが、
こんな重たい刀を使っていたとは信じられません。
体験コーナーではこれらのレプリカを持つことができますが・・
体験コーナーを外から見ています。
太郎太刀、次郎太刀のレプリカが置いてあります。
境内のようす
神宮前駅から歩いていくと、最初に東門に着きます。
境内の案内図です。
東門の鳥居もとても立派です!
何故か鶏が2羽迎えてくれました。
やはり正門(南門)からと思い壁つたいに正門に向かいました。
正門の鳥居(3の鳥居)も同じように立派です。
参道は広く両側に木々が生い茂っています。
佐久間灯籠です。高さ10mあるそうです。
右の樹のように、幹に草が生えているような樹が雰囲気をかもし出します。
この大楠は弘法大師が植えたと伝えられ、樹齢1000年以上といわれています。
本宮です。残念ながら石階上は撮影禁止です。
草薙館の前の広場にある売店です。ここできしめんを頂きましたが、とても美味しくおすすめです!
歴史のある神社の境内を歩くと、いつも神聖で癒されます。
熱田神宮は多くの木々があり更に癒し度アップです。
草薙館、宝物館など見どころも多く、
名古屋に来たら訪れたいところです。