里山の草刈りを楽にしたい! 寒冷地でのクラピアの生育は難しい?! 

白州にあるセルフビルドの小屋は標高700mの位置にあり冬は雪が降り寒くなります。

小屋の周りは春から秋には草がはびこります。暫くぶりに小屋に行くと、数日間は草刈りをしなければなりません。

少しでも草刈りを楽にするために、昨年はクラピアをテスト的に植えてみました。今年春にクラピアが活動開始を待っていたのですが・・

クラピアが芽生えてこない!?

クラピアは平均気温が10℃ 以下になると生長が止まり、徐々に紅葉して休眠に向かいます。

寒い間は、葉茎は褐色になり休眠状態になります。

そして翌年、気温が15℃を越えてくると芽生えるようです。

ところが・・

このブログでも何度か紹介した我が家のクラピアは、春になっても5月になっても

待てど暮らせど、芽生えてきませんでした・・

残念ながら枯れてしまったようです。

クラピアとは

クラピアは近年話題になっているグランドカバープランツです。

クラピアは、日本古来の在来種であるイワダレソウの改良品です。種を飛ばすことはなく地下茎で横に広がっていきます。

繁殖力も強く、芝生に比べ10倍といわれています。

現在、クラピアは、K3、K5、K7の3種が販売されています。多年草で寿命が長く、可愛い花をつけます。

クラピアの品種改良の順番は

ヒメイワダレソウ ⇒ S1 ⇒ K5 ⇒ K7 ⇒ K3

S1をさらに改良し、耐寒性・耐病性などを高めたものが、K5、K7、K3の3種類です。

詳しくはこちらの記事「【2023-最新版】クラピアの新品種が登場/K3·K5·K7を比べてみた!

 

 

我が家のクラピアのようす

少し遅めではありますが、昨年の6月にクラピアを10ポット分植えました。

敷地の横に小さな小川が流れており、土手があるのですが、その土手が崩れ始めているので補強の意味あります。

もちろんこの土手にも雑草が生えて、斜面なのでより草刈りが大変です。

クラピアは育てやすく、年1~2回の刈込でOKと管理も楽で繁殖力が強く、他の雑草が生えにくくなるなど、今回の用途にぴったりです。

更に有難いのは根が1mぐらいと深く、地盤の保護や土壌流出防止に効果があるとのことなので、土手に植えることで土手の補強にもなります。

 

昨年の6月に植えたばかりのクラピアK7です。

こちらも植えたばかりのK7、10ポットです。

植えてから2ヶ月後のクラピアのようすです。成長して広がっていますが、想定していたより成長が遅い感じです。

2023年の3月のクラピアです褐色で干からびている感じです。

残念ながら、その後芽生えることはありませんでした。

クラピアが芽生えてこない原因は?

クラピアが芽生えなかった原因はなんでしょうか?

耐寒性に問題があるのかと思い再度確認してみました。

色々なサイトで確認しましたが、クラピアは耐寒性が高いとの記載は多いのですが、具体的に何℃までOKと書かれているのは少ないのではないでしょうか。

その中でも幾つかの記事には、温度まで記載があります。

冬の最低気温がー10℃を下回らない地域であれば生育可能です。本州でも標高1,000mを超える地域への植栽は難しいと考えた方がよいでしょう。

とあります。

白州の近くの北杜市大泉町(標高1180m)の温度を参考にしてみました。

1991年~2020年の最低気温は-5℃なので、標高700mの我が家の周辺はもう少し気温が高いと考えられます。

推定ですが、

◆クラピアが枯れた理由は

 ・冬場の気温が低い

 ・雪が積もる

 ・乾燥している

 ・雑草が多い

などが考えられます。

 

今後どうする?

少しでも草刈りの負荷を減らしたり、土手の崩壊を防ぎたいと考えています。

クラピアはこの両方を実現してくれると期待したのですが・・

今後これらは実現するために考えたのは

◆草刈りの負荷を減らす・土手の崩壊を防ぐ

 ・山小屋の周りの生えている草をグランドカバープランツにする

 ・違う(耐寒性が高い)グランドプランツを探す

の2つです。

1つ目は、山小屋の周りは多くの野草が元気に育って困っているので、逆にこれを利用しようというものです。

なかなか良い案ですが、どの草を選択するかの判断が難しそうです。

2つ目のは、グランドプランツとして実績がある更に山小屋周辺の環境に最適なものを探すことです。

山小屋の周りの草をグランドプランツにする?!

山小屋の周りにはかなり多くの種類の野草が生えています。

既に無意識にやっていることですが、あまりはびこって欲しくない草はしっかり刈って、広がって欲しい草は残し気味に刈っています。

その結果当初よりは、刈り易い草が残ってきています。

これを更にすすめ、あまり刈らなくてよい背が低く見栄えが良い草を残すことを考えています。

現在の候補は

シロツメクサ、オオバコ、ドクダミ、イネ科の草

シロツメクサは公園などにも生えていて上手くするときれいなグランドプランツになりそうです。白い花も咲きます。

オオバコはあまりグランドプランツのイメージはありませんが、現在はエリアによっては既にその役目を担っています。

ドクダミも敷地の端に多く生えています。メインでなくて端の方ではこの草生かすのもありかもしれません。

草の名前は分からないのですが、イネ科?の草が生えているエリアがあります。見かけはきれいなのですが、高さが高いので刈る必要はあります。

新しいグランドプランツの探索

耐寒性などを重視して、今後も幾つかのグランドプランツになるものを試すことにしました。

現時点では、リシマキア、ビオラ・ラブラドリカ、シレネ・ユニフローラなどが候補です。

 
 

 

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