我が家は白州にセミセルフビルドでログハウスを建て2拠点生活を楽しんでいます。
約20年前に、このログハウスを建てたときは、土地代を除くと総額500万円ほどの費用でした。
安くない費用ですが、出来たときの達成感やその後の生活を楽しめたことを考えると、コストパフォーマンスは最高です!
多くの人に同じ感動を味わってもらいたいのですが・・
現在では、かなり費用がかかりそうです。
私がログハウスを建て始めた以前から、定年になったら田舎暮らしをしたいという人がいました。
でも生活を大きく変える必要があるので、ものすごいパワーが必要です。
ログハウスを建てるとなったら、尚更です。
そんな大変なことを体力や気力が衰えた定年後に行うのは無理があります!
おすすめは、思い立ったときにスタートすることです。
私も44歳から始めています。結果現在は2拠点生活を楽しんでいます。
このブログでは、何度か我が家の白州にあるログハウスを紹介しています。
それは、私にとっては人生での大きな出来事で苦労したこと、楽しかったこと、達成感があったことの一つだからです!
そして、60代半ばになっても、その楽しみは継続しています。
田舎暮らしをしたいということと、ログハウスに住みたいというの社会人になった頃からの夢でした。
こんな大変で、楽しいことを多くの人に経験して欲しく、
2025年の現在でも、この夢は実現可能かを確認してみます。
いきなり結論です!
田舎暮らし可能なログハウスをセルフビルドするには
600~900万円
の費用がかかります。 (土地代は含まず)
2025年時点では、最低でも600万円ぐらいの費用が必要そうです。
これだけ見ると、中途半端な気持ちではスタートが切れません
我が家の場合は、結果500万円は費用が発生していますが、
発生した期間が約8年以上に渡っています。
キット価格が約220万円ぐらいで、初期費用は350万円ぐらいだったので
ハードルは、現在(2025年)より低かったと思います。
その後、何だかんだで費用が少しずつ加算されたという感じです。
◆条件
・ログハウスのキットは約10坪
・基礎、インフラ(電気、水回り、井戸、浄化槽)は外注に依頼
・重機は使用せず
◆費用がバラつく要因
・ログハウスのキット価格 300~550万
・水回り 水道か井戸か
・基礎の作り方
・建てている最中の交通費、宿泊費
ログハウスのキット価格とそれ以外の費用で考えるのが分かりやすいです。
◆ログハウス以外の費用
カテゴリー | 費用(万円) | 内容 |
組立スタート前準備 | 80 | 基礎工事、仮設電気・トイレ、キット輸送費、行政届け出 |
セルフビルド | 130 | 躯体、屋根、造作、内装、塗装工事用材料、道具 |
インフラ・設備工事 | 140 | 井戸、浄化槽工事、電気工事、他設備 |
合計 | 350 |
ログハウスキットの価格以外の費用を2022時点では280万円と見積もっていましたが、今回350万円としました。
ログハウス以外の費用は、工夫次第で下がる可能性があります。
「費用を抑えて田舎暮らしを実現するには!! 定住可能なキットのログハウスにかかる費用は、おすすめのキットハウスは?!」に更に詳細があります。
費用面から見た我が家のログハウスを紹介します。
我が家のログハウスは、白州の里山にあります。
現在では廃業した? フィンランドのビアンカ製のキットのログハウスです。
当時、長坂に代理店があり、輸入の手続きや作り方のサポートをしてくれたのも選んだ決めてです。
井戸 | 4軒の共同利用 |
浄化槽 | 地方自治体の補助あり |
お湯 | 灯油の湯沸かし器 |
水回り設備 | 流し台、トイレ、シャワールーム |
コンロ | カセットコンロ |
電気 | 東京電力 |
・井戸は、個人で掘ると、掘る深さにもよりますがかなりの費用がかかります。
周囲に井戸があればお願いして、初期費用と維持費分担で共同にしてもらうことが、おすすめです。
・浄化槽は、行政から補助金がある場合があります、我が家も33万円補助をうけました。
住宅の基礎とは異なります。
基礎はコンクリートベースの上にボイド管で円柱の柱をつくっています、単なる柱だけではないので、しっかりした基礎です。
ログハウスを建てるときに、足場を組んり、重機を使うと費用がかかります。
我が家は基本的に全て人力です。足場の代わりに、2つの脚立の間に板を張り使用しました。
作りやすさ、メンテのしやすさを優先して、屋根の傾斜の少ないキットを選択しています。
10坪の部材は結構多いのの養生もしっかり行う必要があります。
キットに何が含まれているかも費用に影響します。
我が家のキットには、屋根材(アスファルトシングル)や断熱材、塗料などは含まれていませんが、他のものは、ほとんど含まれていました。
ログの厚みで価格は変わりますが、我が家のログハウスは角ログで70mmです。10坪ぐらいの建物では、厚み的な不安はありません。
今回の600~900万円で建てられるキットを探してみました。
キット自体の価格は、300~500万円です。
今回取り上げたのは4社です。
ビッグボックスとサエラは、20数年前にキットを選択を検討していたときから存在しており、業界を引っ張っている会社です。
もう2社は、親和木材工業とWOODY WOLDです。
こちらの2社は、岐阜と三重の自社工場がある会社で価格的なメリットがあります。
どの会社のログハウスを選ぶかのポイントの一つは、近くに取り扱っている代理店があり、困ったときにサポートしてくれるかです。
セルフビルドを行うと必ず、聞きたいところ、サポートを受けたいところが出てきます。
このサポートいかに上手く受けられるかが、すすみにかなり影響があります。
◆他の選択ポイント
・トイレ、シャワーが設置可能なこと
・流しが設置可能なこと
・平屋で屋根の傾斜が小さいこと
・デッキがあること
4社のおすすめのログハウスの比較表を作成してみました。
◆おすすめログハウスの比較表
メーカー | 型名 | 価格 千円 | 建物面積 坪 | デッキ 坪 | 流し | トイレ | シャワー | 風呂 | ロフト 坪 |
BIG BOX | TUULI | 4,428 | 11.73 | 3 | ○ | ○ | 〇 | ✖ | |
サエラ | RX-S-27 | 4,610 | 8.33 | 2.27 | ○ | ○ | ○ | ✖ | ✖ |
親和木材工業 | HH8-ML-DNY4-RTUB-BT | 3,102 | 8.00 | 4 | ○ | ○ | △ | ✖ | |
WOODY WOLD | W-5.28×5.28-2 | 3,430 | 8.42 | 2.24 | ○ | ○ | 〇 | 4 |
BIG BOX TUULI
サエラ RX-S-27
ログハウスをセルフビルドして、田舎暮らしを目指すのは、費用も苦労もいっぱいかかります。
でも、その達成感や楽しみはお金では買えないものです。
また都心と田舎暮らしの2拠点生活をすると、人生を1.8倍は楽しめます!
興味のある人、悩んでいる人は是非チャレンジを考えてください!