2日間で作る 高さ調整付ウッドデッキ

白州にあるセルフビルドの山小屋にウッドデッキを作成しました。地面が沈下してしまい以前あったログハウスへの階段が傾いてしまい壊れてしまいました。今回は再度沈下が起こっても高さ調整可能なウッドデッキを設計し作成しました。

作業開始までの準備に時間をかけ、作業自体はほぼ2日で完了しました。

コンテンツ
1、ウッドデッキの構想
・材料の準備
・高さ調整機構
・全体の構成
2、ウッドデッキの作成
・敷地の整地
・基礎の作成
・大引き、根太の組立
・床板貼り
・階段作成
3、まとめ

1、ウッドデッキの構想

材料の準備

材料は作成する現場である白州へ運んでくれ、豊富な材料を持っている会社を探しました。山梨県にある木工ランドは、ウッドデッキ用のハード材、ソフト材ともに豊富な種類をもっており、配達も可能なので今回お願いをしました。

設計にも関わりますが、今回はハード材を使うため加工の難易度があがるのと、極力工数削減のために、販売されているサイズをなるべく生かした作ることを考えました。

ハード材でかつ加工し易いことを考慮してイタウバ材をメインの材料として選択したのですが、確認したところ幾つかの板材が在庫なしになっており、その代わりはアマゾンジャラを使って作成することとしました。アマゾンジャラはイタウバに比べると硬く、比重も高いです。値段はほぼ同程度です。

実際には材料は、
束柱 - アマゾンジャラ
束柱補強板 - イタウバ
大引き - アマゾンジャラ
根太 - アマゾンジャラ
床板 - イタウバ
階段 - アマゾンジャラ
となりました。

その他に沓石も同じ会社に依頼しました。

材料に関しては投稿「ウッドデッキをつくる どの材料をつかえばいいの?」を参照お願いします。

高さの調整機構

小屋の前の土地は左側が沈下してしまい階段が壊れていまいました。現在は沈下が止まったようなので、今回デッキをつくることにしたのですが、大きな沈下は無くても多少高さが変わる可能性があります。また、ウッドデッキ作成で一番時間がかかるのは高さ調整も含めた基礎つくりです。

今回は作成時の調整を簡単にするのと暫くして大きく沈下しても修理可能な工夫をいれました。

作成時の調整機能

ウッドデッキを作成するときに一番時間がかかるのは高さの調整です。

・束柱の長さを3種類準備:
既に土地の高さが斜めになっていることが分かっていましたので土地を整地する時間を少しでも省くため束柱の長さを3種類用意しました。具体的にはメインになる25㎝が6本、30㎝が3本、35㎝が3本です。このうち実際に使うのは9本です。

・スチール束〈ジャッキー〉 の使用
束柱の上にスチール束をのせ簡単に高さ調整を可能にしました。手でスチール束の調整部分を回すだけで調整可能です。具体的にはタナカ スチール束New〈ジャッキー〉 Fタイプ AA4916 を使い調整範囲は145から198㎜です。

暫くして沈下した場合の調整機能

時間が経って、土地が沈下したときの調整機能です。

・束柱の交換
束柱は、補強板をつけて大引きを挟んでいますが止めていません。このため、柱自体取りはずことが可能です。場合によっては補強板を外す必要はありますが。柱を取り外し別の柱と交換することで高さ調整可能です。

・スチール束での調整もしくはスチール束の交換
もっと簡単に高さ調整するにはスチール束の調整部分を回して調整が可能です。現在ついているものはレンジ調整範囲は145から198㎜で、レンジで53㎜です。このレンジで調整ができない場合はスチール束の交換もできます。このスチール束は置く面積は同じで高さも調整範囲も豊富にあります。ここから選択ができます。

ただ9本の束柱のうち周りにある8本は上記のように簡単に高さ調整ができるのですが、ウッドデッキの真ん中にある束柱は床板をはずさないと調整ができません。

全体の構成

全体の構成の上から見た図です。

2100㎜の木材が売っていますので、切断なしで大引き、根太、床材は2100で統一して購入しました。

2、ウッドデッキの作成

ウッドデッキの作成は嫁と2人で2日間での完成を目指します。

敷地の整地

小屋の前の土地は傾斜が酷いためできる範囲で土を削ったり、入れたりして土地を平にしました。でも、結果としてはまだまだ凸凹です。

基礎の作成

最初に沓石の位置を決めます。位置が決まったら少し穴を掘り砂利(今回は5号と6号の砕石を使用)を入れて安定させます。その上に束柱をのせ沓石と束柱を合わせた高さで9箇所が同じになるように穴の深さや柱の長さで調整します。

束柱の上に板をのせ水準器で高さを確認しながら根気よく9箇所の高さを合わせていきます。やっぱり、時間がかかります。初日の午後半日かかりました。

大引き、根太の組立

束柱の上にスチール束を一番低い位置にして載せ更にその上に大引きをのせます。のせるだけでは安定しませんので束柱を両面から補強板で挟みスチール束から落ちないようにします。大引きを3本のせその上に仮に根太をのせた状態で再度高さ調整を行います。補強板の加工(切断)は現場で行いました。

イタウバは問題なくジグソーで切断できました。各材料は、インパクトドライバー(ボッシュの12Vを使用しました)で止めるのですが、ハード材は、必ず下穴をあける必要があります。このためインパクトドライバーを2台あると非常に効率的です。1台はドリルを付けた下穴用、もう一台はネジ止めようです。

今度の調整はスチール束の調整部を回転させ高さを変え調整をおこないます。こちらの調整は簡単にできます。高さ調整が完了したところで、根太をL字金具で固定します。ここまでで1.5日掛かっています。

床板貼り

床板をひたすら根太の上に貼っていきます。今回隙間は3㎜にしましたが実際には、板が反っていたり歪んでいたりした隙間は均一になりません。床板を貼るのに半日かかりました。トータル2日間で完成しました。

階段作成

階段の材料はアマゾンジャラの25mm×145㎜の板で作成しました。当初はステップを1800㎜幅で作成を考えましたが、ウッドデッキを作ってみて、広いデッキが階段で隠されるのがもったいないのでステップ幅を急遽70mmで作成しました。

簡単な階段ですが、試行錯誤もあり1日かかりました。

3、まとめ

 目標とおり高さ調整機能付きのウッドデッキを2日間で作成することができました。ポイントは以下です。

・構想(設計)をしっかり行う。
・現場での加工を極力減らす。今回は補強板のみを切断。
・ウッドデッキは基礎つくりと高さの調整に時間がかかるのでイメージトレーニングをしっかり行う。

1+

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です