サラリーマン時代は会社で年末調整を行い、確定申告は行っていませんでした。
定年になり定額の収入がなくなると、少しでも節約するために確定申告を行うようになりました。
直接のきっかけは、ふるさと納税です。
実際に申告してみると、毎年必ず還付金があります。
サラリーマンで定年になった人は試しに申告してみてはどうですか?!
我が家は、過去5年間(62歳から66歳)の確定申告の実績は全て還付金ありです!!
収入は、自分で積み立てた年金と厚生年金です。
62歳 | 63歳 | 64歳 | 65歳 | 66歳 | |
還付金(円) | 127,344 | 119,585 | 69,747 | 67,965 | 91,434 |
確定申告は場合によっては、調整額を支払うこともありますが、
5年間の実績は全て還付があります。
源泉徴収は税金の取りはぐれがないように多めに徴収する?ので、控除対象がある人は絶対に確定申告をするべきです!!
定額収入がない年金生活者にとっては、とても有り難い臨時収入です!!
所得税の確定申告は、1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税の額を計算し、
源泉徴収された税金された金額に対し、その過不足を精算する手続です。
税金の計算にあたっては、収入と所得を分けて考えます。
収入から必要経費を引いて残った額が所得です。
サラリーマンや年金受給者は一定の式で計算して所得を計算します。
税金の計算はこの所得に対して行います。
更に、この所得から控除される項目があります。
所得控除の代表的なものには、医療費控除や扶養控除、生命保険料控除などがあります。
この控除額が多いと、支払らう税金が少なくなります!!
最終的に控除された所得に対して税金がかかります!
課税される所得金額 = 所得(収入ー必要経費)ー控除額
この課税される所得金額ごとに税率が決まっています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
年金生活者のほとんどは、税率は5%です。
意外と誰もが支払っている当たり前のものが控除対象になっています。
多く人が対象になるので確認しましょう!
◆我が家が該当した控除項目
・基礎控除
・配偶者控除
・社会保険
・生命保険
・医療費控除
・寄付金控除
基礎控除:社会で生活するうえで必ず必要となる最低限の金額で48万円控除されます。
配偶者控除:我が家は嫁さんの収入が無いので、最大で38万円控除されます。
社会保険:年金は収め終わっているので、対象は健康保険と介護保険です。
生命保険:保険の種類の組み合わせにもよりますが、最大12万円まで控除されます。
医療費控除:所得金額にもよりますが、医療費が10万円を超えると還付があります。
寄付金控除:ユニセフへの寄付とふるさと納税が対象です。
我が家の控除意外にも色々控除されるものがあります。
◆その他の控除対象
・扶養控除
・地震保険
・小規模企業共済
・配当控除
・住宅関係控除
他にも政党等寄付金等特別控除や災害減免などもあります。
扶養控除:扶養控除は額が多いので対象者かどうか確認しましょう
地震保険:最大で2万5千円まで控除されます。
小規模企業共済:個人事業主の人が入る共済で全額控除対象です。
配当控除:20万円以上の配当がる場合は対象になります。
住宅関係:住宅ローンの控除、耐震改修控除
実際に確定申告をしようとすると、少しハードルがあります。
定年退職者の所得税に関する確定申告は、自分で行ってもそれほど時間はかかりません。
おすすめなのは、e-Taxとマイナンバーカードを連携して行う方法です。
年金関係の源泉徴収票、健康保険や介護保険の支払い額の通知、生命保険の確定申告用に書類、医療費の領収書、寄付金の証明書などを用意しておけば、短時間で終わらすことができます。
これらの準備が済んでいると、初めてでも約2時間ぐらいで完了できます。
医療費の合計はマイナンバーカードからの情報で集計できるのですが、
何故かインプラントの費用は含まれていませんでした。
インプラントは控除対象で高額なので忘れにようにしましょう!
物価が高騰している中、年金生活者は収入は増えません。
何とか色々と工夫をしている中、確定申告は大事なイベントです。
これで数ヶ月分のお小遣いをゲットできるからです。
人によっては源泉徴収で払わなくてもよい税金を取られている場合もあるので
まずは一度、確定申告をしてみることがおすすめです!