里山の暮らし 沢の整備・保全はどうする? 法的には・・ どこに相談・・?

我が家の山小屋は白州の里山にあります。敷地の横には、小さな川(沢)が流れています。この沢が曲者で、土手が崩れたり、草だけでなく木が生えていて、いつの間にか大きくなっていたりします。

このような敷地に隣接する沢の管理はどうするのが正解なのでしょうか? 法律や管理部署を確認してみました。

沢のようすと管理の問題点

我が家の山小屋の横にある小さな川(沢)は、土地をえぐって流れています。小屋が立っている位置から4~5mぐらい下がった位置に水が流れています。

通常は、水量は少なく川幅は広い所でも1m程度です。でも大雨の日は山から多くの水が流れてきます。

この写真の左側が土手になっており沢が流れています。

1枚上の写真を写した場所の横には上の写真のような小さなダムのようなものがあります。急激に水が流れないようにしています。

土手崩落:少し分かり難いのですが、写真の左側に沢があります。昨年の大雨の時土手の一部が崩れています。

倒木:川の対岸が削れて木が倒れてきています!

地図で見ると我が家の敷地の横には道があるはずなのですが、道は無く川になっています。境界を示す杭の一部は土手の下の川にあったりします。

◆我が家の沢問題点

・地図と異なる地形になっている。道⇒川
・台風などの大雨で土手が崩れた
・沢の傍の木が倒れた、今後もありそう!
・土手に木が生え、数年で成長する
・土手に草が多く生える

沢に適用される法律や管理者

河川の取水や土地の使用、土地の形状の変更や伐採などは河川法に定められています。ところが、この河川法は、源流に近い里山の沢などには適用されていません。

少し分かりずらいので整理します。

河川の種類

一級水系:国土交通大臣が指定いる全国109の水系。主な川の一定区間を一級河川として国が直接管理しています。
二級水系:都道府県知事が管理する2713水系。二級河川として指定されている区間があります。

指定区間、準用河川・普通河川

一級河川の区間で、都道府県知事などに委託される区間を「指定区間」と呼びます。また、一級水系内のそれ以外の川は市町村が管理する「準用河川」とその他の「普通河川」に分類されています。

同じように、二級水系や単独水系でも「準用河川」・「普通河川」が区別されています。

区分 管理者 河川法の適用
一級河川 指定区間外区間…国土交通大臣
指定区間…都道府県知事
一級河川の規定を適用する。
二級河川 都道府県知事 二級河川の規定を適用する。
準河川 市町村長 二級河川の規定を適用する。
普通河川 市町村長 河川法は適用しない。

ここまでの記事は、大分河川国道事務所「河川管理の基礎知識」を参考にしました。

我が家の横を流れている沢は、流れ流れて一級河川の尾白川に流れ込んでいるようです。沢は、普通河川に該当し河川法は適用されずに、管理者は市町村長になります。

市町村長の河川の管理

山小屋がある北杜市では、調べてみると河川の管理や工務は、建設部 道路河川課行っています。

◆北杜市の建設部 道路河川課の業務範囲

管理担当

  1. 道路、準用河川及び橋梁台帳に関すること。
  2. 道路及び河川の占用に関すること。
  3. 道路認定に関すること。
  4. 橋梁及び河川の調査に関すること。
  5. 国及び県管理の道路及び河川砂防に関すること。
  6. 設計積算に関すること。
  7. 道路における事故及び道路賠償責任に関すること。
  8. 課の庶務に関すること。
  9. 課の他の担当に属さない事務に関すること。

工務担当

  1. 道路整備計画に関すること。
  2. 橋梁及び河川の整備計画に関すること。
  3. 道路の整備に関すること。
  4. 河川の整備に関すること。
  5. 道路及び河川の維持、管理及び補修に関すること。
  6. 橋梁の点検整備に関すること。
  7. 道路及び河川の占用に関すること。
  8. 道路及び河川の災害に関すること。
  9. 設計積算に関すること。
  10. その他道路及び河川の整備に関すること。

またこれとは別に「道路損傷の情報提供のお願いについて」の記事もありました。市では定期的に道路パトロールを行い道路が損傷、破損を確認しているそうですが、見つけたら連絡をとのことです。

でも果たして管理しなければいけない森林が多い北杜市で、今回の問題を解決してくれるために来てくれるのでしょうか・・?

◆連絡してみた!

北杜市の建設部 道路河川課に連絡をしてみると、ほぼ想定通り、河川法が適用されない小さな河川については、地域や使用者に管理は任せているとのことです。

我が家は別に川を利用しているわけではないのですが、川の片側に面しているのは、我が家山小屋だけです。このため川や土手の管理はどうも自分たちで行う必要がありそうです。隣接している道や川は市の所有なので、生えている木の伐採や土手の除草や整備は行ってよいとのことでした。

整備開始!

とは言え、新しい草が生えていないこの時期に沢沿いの土手の整備にトライしてみました。

今回は、5つある問題のうち3つにいて対応できるか確認も兼ねています。

①沢の傍の木が倒れた、今後もありそう!
②土手に木が生え、数年で成長する
③土手に草が多く生える

今回使用した道具は

チェーンソー、のこぎり、斧です。

倒木や小さな木はチェーンソーやのこぎりで切ることにしました。

それぞれの問題に対応は可能!?

沢の傍の木が倒れた、今後もありそう!

倒れている木はかなりの大木もあります。一部はチェーンソーで切ってみましたが、これらをかたずけるはかなりの労力が必要です。更に悪いことに他にも倒れそうな木が何本かあることです。

倒れている木は想像以上に大きく小型のチェーンソーではなかなか切断できません。一部切断しましたが・・

土手に木が生え、数年で成長する

土手に生えているのはカバノキがメインで、生え始めてから3年ぐらいの間は手持ちの小型のチェーンソーでも伐採できそうですが、それ以降になると木はかなり大きくなり、素人での伐採はかなり大変そうです。

土手に草が多く生える

3月の現時点では、笹や、トゲのある硬い草が枯れて生えている状態です。川の土手はかなりの急斜面になっているので、草が少ない今のうちに刈るのがよさそうです。

また土手に降りて歩ける道をつくるのが今後の整備には必要そうです。

下の川で切った木の枝を土手の上へ運びましたが、これだけでも重労働です。

結局2日間6時間かけましたがあまり進展はない感じです。

まとめ

我が家の隣接する沢問題は5つです。

①地図と異なる地形になっている。道⇒川⑤
②台風などの大雨で土手が崩れた
③沢の傍の木が倒れた、今後もありそう!
④土手に木が生え、数年で成長する
⑤土手に草が多く生える

今回土手でトライした結果④と⑤は個人でもマメに対応すればある程度整備は可能そうです・

でも①から③は個人での対応は難しそうです。市役所の建設部 道路河川課に相談した方が良さそうです。

また、今回気が付いたのですが、沢の土手には既に大きくなってしまった木が多くあるのです。これを今後どうするのかも課題です。

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