オグリキャップが有馬記念に勝って引退したのは、1990年でした。有馬記念は、ファン投票の結果で出走馬が選ばれ、その年の人気馬が出走する特別なレースです。賞金も1着3億円とジャパンカップと同じく国内最高です。
ここでは、オグリキャップの魅力の再確認と2019年の有馬記念のヒーロー・ヒロインを予想します。
・2019年有馬記念からヒーロー・ヒロインになるのは?!
・まとめ
オグリキャップの魅力
オグリキャップは多くのサラブレットとは異なるところが多くありました。それにも関わらず、それだからこそ、多くの人が彼を愛し、今まで競馬をやらない人まで魅了しファンを増やしました。オグリキャップの登場で間違いなく、競馬人気が向上し確固たるものになりました。
オグリキャップのデータ
中央競馬では重賞12勝(うちGI 4勝)を記録。勝ったGIは、1988年 有馬記念、1989年 マイルSC、1990年安田記念 有馬記念です。
生誕 | 1985年3月27日 2010年7月3日(25歳没) |
騎乗 中央競馬のみ | 河内(7回)、南井(7回)、武豊(2回)、増沢(2回)、岡部(1回)、岡(1回) |
通算成績 | 32戦22勝 地方競馬12戦10勝。中央競馬20戦12勝 重賞12勝(GI 4勝)。 |
獲得賞金 | 9億211万円 |
オグリキャップの特異性
ヒーローそして伝説になる馬は、他の馬と異なる環境や逸話が必要です。オグリキャップで確認しましょう。
地方競馬出身:オグリキャップは地方競馬出身の馬です。地方競馬の笠松競馬では、12戦10勝の好成績を収めその後中央競馬へ移籍しました。そのため中央競馬に比べると種付け料も安く、血統もそれなりでした。
クラッシック未登録:中央に移籍したオグリキャップはクラシック登録をしていなかったため、4歳(現在の3歳)の油が乗った時にクラシックレース(桜花賞、皐月賞、日本ダービー、菊花賞)へ出馬ができませんでした。でもその年の有馬記念では1着になっています。
ライバルの存在:とても強いライバルがいました。1歳年上のタマモクロスです。オグリキャップが4歳、タマモクロスが5歳の時、秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念と3回戦っています。
天皇賞はタマモクロス1着、オグリキャップ2着。ジャパンカップは、外国馬が1着、タマモクロス2着、オグリキャップ3着でした。そして年末の有馬記念で、オグリキャップ1着、タマモクロス2着とやっと勝ちました。
奇跡の勝利:6歳になったオグリキャップは勝てなくなっていました。年末の有馬記念が引退レースでした。力が落ちたといえ、人気は高くファン投票では1位です。
そして、このレースで奇跡がおこります。騎乗は武豊です。なんと1着で駆け抜けたのです。なんと感動的なレースでしょうか、私は普段は買わない単勝を1万円購入していました。オグリキャップありがとう!!
オグリキャップは、その生い立ちや走りっぷりによりヒーローになりました。
オグリキャップの私のお宝を2つ紹介します。
狩野洋一さん著書の「ターフの伝説 オグリキャップ」です。
オグリキャップのぬいぐるみです。芦毛が白くなった感じです。この頃サラブレットのぬいぐるみが人気でした。
2019年有馬記念からヒーロー・ヒロインになるのは?!
そんな有馬記念が今年も開催されます。有馬記念に出馬する馬は既に皆強者です。ここから更なるヒーロ、ヒロインになる馬はいるのでしょうか・・
今後飛躍する馬を探ってみました。
アーモンドアイ 牝4歳
なんといっても候補はこの馬です。女子(牝馬)ですが、実力は一番の馬です。騎乗予定もルメールです。10戦中9戦でルメールが乗っており相性もよいです。
主な勝ち鞍は2018年の桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ、2019年のドバイターフ、天皇賞(秋)。史上5頭目の牝馬三冠馬です。まだまだこれから伝説を作っていく馬です。わずかに不安なところは、直前で発熱で香港カップを回避したことですかね。
騎乗予定 | ルメール |
通算成績 | 10戦8勝、2位1回、3位1回 |
獲得賞金 | 9億211万円 |
血統
父 | ロードカナリア | 父の父 | キングカメハメハ |
父の母 | レディブラッサム | ||
母 | フサイチパンドラ | 母の父 | サンデーサイレンス |
母の母 | ロッタレース |
フェルーマン 牡4歳
8戦中7戦は国内のレースです。主な勝ち鞍は2018年の菊花賞、2019年の天皇賞春です。国内のレースすべて3着内に入っています。まだ8戦なのでこれからを期待しています。少し心配なのは今年(2019年)10月の凱旋門賞で失速し12着になったことです。
騎乗予定 | 池添 |
通算成績 | 8戦4勝、2位2回、3位1回、他1回 |
獲得賞金 | 3億7,503万円 |
血統
父 | ディープインパクト | 父の父 | サンデーサイレンス |
父の母 | ウインドインハーヘア | ||
母 | リュヌドール | 母の父 | Green Tune |
母の母 | Luth d’Or |
サートゥルナーリア 牡3歳
7戦5勝の抜群の勝率です。主な勝ち鞍は2019年の皐月賞です。3歳馬の期待の星です。まだまだ伸びしろがあります。
1着になれなかった2回のレースではうまく力が出せなかったので、力さえ出せればと期待ができます。直近の秋の天皇賞では、古馬の中に入り力を出せずに6着でした。この時の勝ち馬がアーモンドアイです。
騎乗予定 | スミヨン |
通算成績 | 7戦5勝、2位0回、3位0回、他2回 |
獲得賞金 | 3億1,175万円 |
血統
父 | ロードカナロア | 父の父 | キングカメハメハ |
父の母 | レディブラッサム | ||
母 | シーザリオ | 母の父 | スペシャルウィーク |
母の母 | キロフプリミエール |
まとめ
今回紹介した2019年に出馬する3頭は、期待も込め今後飛躍的活躍する可能性のある馬です。有馬記念の勝負では他にも5歳馬で強い馬もいます。
ぜひ自分の好きな馬を探して応援してください。