仕事を中心に中国各地を150回以上訪れた中国のお土産を紹介しています。
今回は桂林でみつけた古代楽器の 塤です。
桂林の漓江下りで下船した後に路上で吹いていたのを聞いて
その音色やフォルムが気に入り購入しました。
桂林特有のお土産ではありませんが、なかなか出会うことができないので、
お気に入りのお土産の一つになりました!
塤は、「しゅん」もしくは「けん」ともルビがふられています。
中国では「しゅん」と呼ばれており、「けん」は日本語よみのようです。
中国の伝統管楽器で、粘土や陶磁で作られた笛の一種でオカリナのような楽器です。
中国の先史時代からあり、6000~7000年の歴史があるようです。
日本でも弥生時代の遺跡から出土されているとのことで驚きです。
この時代どうやって伝わったのでしょうか?
アマゾンや楽天市場でも売られており、日本でも一部の人が演奏を楽しんでいるようです。
この塤を購入したのは、2008年に桂林に旅行したときです。
半日の漓江(りこう)くだりを終えて遊覧船を下船して、歩いていると素朴な楽器の音が聴こえてきました。
それが、塤の音色でした。
道端で 塤を使って演奏していたのです。
下船した数名の人たちが取り囲んで演奏を聴いていました。
演奏のあと、おもむろに今回購入した 塤を売り始めました。
恐らく当時の日本円で1000円前後だったのではないでしょうか?!
図柄は龍です。前側に6個の穴が開いています。
カワイイ卵型のフォルムが気に入っています。
上の穴から息を吹き込み音を出します。
後側にも穴が2つあります。
底は平らです。
箱の中に指の使い方が記載されたメモが入っていました。
電話番号も同封しているところが良心的です。
今回、音が鳴るかどうか改めて試しみると
適当に穴をふさいで、吹いてみると音がでます!!
もしかして才能があるのかもしれません。
でもメロディが吹けないので音のみです。
上海から飛行機で桂林に入り2日間の日程です。
これから桂林旅行を考えている人に向けて写真多めにしました。
桂林で観光したのは、桂林の水の都として有名な景区の夜間のライトアップと漓江下りです。
◆景区の夜間
景区では、船で夜景を楽しみます。
「日月双塔」の金塔(日塔)です。
舞踊が行われていました。
◆漓江下り
半日コースと一日コースがありましたが、半日コースを選びました。
最初、桂林独特の風景に感動しましたが、1時間もすると同じような風景に
少し飽きたのも事実です。
出発地の竹江には多くの観光船がならんでいます。
いよいよ出発です。
遠くに奇岩がみえます。
近くによると、こんな感じ。
途中も何隻もの観光船が連なっています。
不思議な奇岩です。
桂林らしい風景です!
まだまだ続きます。
この辺も桂林らしいですね!
おじさんが、小舟にのって遊覧船に横付けしてお土産ものや食べ物を売りに来ます。
けっこう、命がけです!
でっかい奇岩です!
下船後街を散策しました。
どうやってホテルに戻ったか覚えていません。
ちゃんと記録を取っておかないとダメですね。
旅のお土産は、そのお土産をみると、その旅を思い出させてくれます。
塤という楽器自体に歴史があるので、お土産としては最適です。
塤は他の場所でも、1回見たことがあります。
もしかしたら、お土産用としてつくられているのかもしれません。
でも桂林の景色を思い出せてくれる、我が家の塤はかけがえのないものです。