巨木・巨樹巡り 山梨で2番目の巨樹 根古屋神社の大ケヤキ

長く生きた巨樹を見ると畏敬の念を感じます。

根古屋神社の大ケヤキはまさにその言葉が当てはまる立派なケヤキです。

観光地から外れた里山に近いところにあることも、訪れた人が驚かされる要因の一つかもしれません。

多くの人に知ってもらいたい反面、静かなこの場所で大事にして欲しい木です。

大ケヤキの印象

本当に凄い物、美しいものをみると、しばらく言葉を失います。

正にそんな感じでした。

大きさだけでなく、その姿や雰囲気が樹齢800年以上の歴史を感じさせます。

特筆すべきは、そんな木を直接触れることができるのです。

大ケヤキは2本あり、国の天然記念物に指定されています。

その両方の幹囲が10mを越えています。

環境省の定義では幹囲が3m以上から巨樹と呼んでいるので10m以上の木は全国有数の巨樹です。

根古屋神社の大ケヤキ

大ケヤキがある根古屋神社は、須玉インターから7km、車で約20分ぐらいの距離にあります。

須玉インターから141号線を清里方面に向かい途中から右手(東)方向へ向かいます。

今回見に行った2本の大ケヤキは、神社の入り口の両側にあります。

神社に向かって

左側が田木です。幹囲10.10m、樹高23m、枝張り東西14.5m、南北15m
右側が畑木です。幹囲11.9m、   樹高21m、枝張り東西22.0m、南北22.5m

現在2本のケヤキは緑の葉を繁らせて元気にみえますが、雲松園のサイトによると

樹勢の衰えが生じていることから、1999(平成11)年度~2000(平成12)年度にかけて大規模な樹勢回復工事を実施、土壌改良工事とともに地上部では大規模な外科手術を施し、樹形を復元しています。

その後も定期的にメンテナンスを行っています。

山梨の巨樹たち

巨木・巨樹を巡って見ようと思ったのは、あるとき山梨県の「巨樹・名木保全マニュアル」というものを見つけたからです。

このマニュアルは、山梨県の森林環境部が平成17年に発行したものです。

マニュアルによると、巨樹、名木の定義は

・胸高幹周(地上1.3m)が概ね300cm以上の樹木

・巨樹の大きさに達していないものの天然記念物や保存樹木に指定されているもの及び優れた樹形や希少性質を有する樹木

としています。

このマニュアルの中で山梨県の巨樹が紹介されています。

順位 名称 幹囲(m) 場所
1 三恵の大ケヤキ 14.7 南アルプス(若草)
2 根古屋神社のケヤキ(畑木) 12 北杜市(須玉)
3 山高の神代ザクラ 10.6 北杜市(武川)
 
8 根古屋神社のケヤキ(田木) 10.1 北杜市(須玉)

根古屋神社のケヤキは山梨県の2位と8位にランクされています。

同時に2本の巨樹が見られるのは圧巻で貴重な場所です。

また近くには、2位の山高神代ザクラがあります。

神代ザクラは2000年の樹齢があり、春になると綺麗な桜を咲かせてくれます。

境内のようす

根古屋神社は里山の近くにある地元の神社です。

根古屋神社は武田信満の三男・江草信泰の居城である獅子吼城の鎮守として祀られていました。

ご祭神は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)です。

写真の鳥居を入り参拝します。

左側に田木、右側に畑木が見えています。

遠くから見ると葉が生い茂ているのが分かります。

鳥居の横の建物は舞踊殿です。

正面が拝殿です。

田木は樹皮が剥がれかかっているためか、囲いがつくれています。

2位にランクされている畑木は葉が多く生い茂り元気そうに見えます。

手で幹を触ることができ、直接パワーを貰うことができます。

まとめ

巨木・巨樹や自然好きな人には是非見て感じて欲しいのが、根古屋神社の大ケヤキです。

里山の近くの神社にひっそりとあり、日本の原風景を感じさせてくれます。

多くの人に見て欲しい反面、観光地化されないことも祈っています。

 

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