昨年60代で家を建て替えました。
60代になると、自分が使えるお金が見えてきます。
年齢的に、もちろんローンは組めません。
家づくりは建築費以外に想定外の多くの費用が発生します。
資金計画は出来るだけ詳細に作る必要があります。
資金計画には、節約ポイントを盛り込んでいきましょう!!
ざっくりでは、建築費用は主にハウスメーカーに支払う金額です。
とは言え、一部のハウスメーカーでは色々な設備も含めての費用であったりします。
言いかえると、家の仕様を決めて幾つかのハウスメーカーや工務店にから出てくる、
横並びでの見積もり額と言った方が分かり易いかもしれません。
詳細は追々明確にするにして、実際に家を建てるとなると、これ以外の費用がかかります。
この記事では、かかる費用を以下のように分類してみました。
◆建築費用以外にかかる費用
・家を建てる時に別途かかる費用
・購入時諸費用
・定期的にかかる費用
・維持管理にかかる費用
必要な費用を明確にして、管理することで節約することができます!
家を建てる費用の内訳はハウスメーカーで少し異なります。
我が家が依頼したハウスメーカーの費用内訳では
◆建築費用内訳
・建物本体価格
・追加変更工事
・外構工事
・付帯工事
・仮設・管理費
・申請費用
です。
これだけだと分かり難いので少しだけ補足説明しておきます。
◆建物本体価格
ハウスメーカのベースになる費用です。
ここから仕様変更や追加設備をいれると費用がアップしていきます。
◆追加変更工事
仕様変更や追加設備などの費用です。
システムキッチンやユニットバス、洗面台、トイレ、インフラなどの変更もここにはいります。
◆外構工事
ハウスメーカーに依頼した外構工事の費用です。
我が家の場合は、駐車場と犬走が該当です。
◆付帯工事
産廃、残土処理費、給排水費用
◆仮設管理
仮設工事、現場管理費
◆申請費用
建築確認申請、住宅検査報告書費用
家を建てる時に別途かかる費用は、建てる条件によりことなります。
土地を購入する必要がある場合は土地購入費、家の建て替えの場合は解体費などがかかります。
◆家を建てる時に別途かかる費用
土地代 | 建物を建てる土地の費用 |
解体費 | 建て替えのときの既存の家の解体費用 |
土地調査、改良費用 | 地盤調査と必要に応じて土地改良費用 |
外構 | ハウスメーカーに依頼しない外構費用 |
家具、家電 | 新しい家で使う家具や家電 |
床コーティング | 長く快適に使うために床のコーティング費用 |
イベント | 地鎮祭、上棟式などの費用 |
引っ越し費用 | 仮住まいをする場合は引っ越しは2回になります |
仮住まい費用 | 仮住まいを行うときの費用 |
◆地盤調査、改良費用
地盤調査は法律で義務付けられ得ています。
地盤が弱いと強化する必要があります。
傾斜地などで地盤が弱い場合はかなりの費用がかかります。
土地選びを間違えると、プラス数百万円なんてこともあるようです。
◆外構
外構は、ハウスメーカーに依頼すると建築費用に含まれる場合もあります。
我が家でも、駐車場や犬走は建築費用に含まれていますが、
ハウスメーカーに頼まなかったサイクルポートやウッドデッキなどの費用は別途かかっています。
実はこのハウスメーカー以外に別途に頼んでもよいものに節約のポイントがあります。
サイクルポートは専門店の方が圧倒的に安く、ウッドデッキはDIYで作りました。
◆家具、家電
家具、家電の中で特に、エアコン、照明、カーテンなどは家を建てるタイミングで新調することが多いため
多くのハウスメーカーでも扱っている場合が多いようです。
ハウスメーカーは特定のメーカーのものを扱っていたり、ハウスメーカー特有の型番のものを扱っていたりします。
ここも費用削減のポイントです。
家との関係が深い備品や家電は、ハウスメーカーに頼めば楽なのですが、比較する他で調達した方が安いものがあることに気がつきます。
我が家でも、エアコン、一部照明、カーテンは別途調達しました。
◆床コーティング
床のコーティングは、家具などを置いていないタイミングで行うと効率よくできます。
床のコーティングも多くのハウスメーカーで提案がある項目です。
コーティングも専門メーカーが色々なコーティングを提案しています。
費用も交渉できる項目です。
我が家は、専門メーカーにツヤの無いUVコーティングを格安でお願いしました。
購入時のみにかかる費用もあります。
不動産取得税 | 土地や建物にかかる税金で、一回のみ支払います |
登記費用 | 土地や建物の所有権を登記する費用です |
建物減失登記費用 | 建て替えのときに古い家の登記を滅失する費用です |
印紙 | 契約書類に貼る税金で、契約内容によって金額が変わります |
仲介手数料 | 不動産会社に支払う手数料です |
住宅ローン手続き費用 | ローンを申し込む際に必要な費用です |
◆不動産取得税
不動産取得税は家が建って評価額が決定すると、一度だけ税金がかかります。
ここも、ちょっと気にすると節税の対策になります。
不動産取得の税額 = 固定資産税評価額 × 税率
税率は現在は軽減税率の3%(令和9年3月31日まで)が適用されています。それ以降は4%。
評価額は不動産購入額の50~70%と言われています。
また新築住宅では、建物の固定資産税評価額から1,200万円(認定長期優良住宅の場合は1.3000万円)が控除されます。
上記枠内の情報から建築費用が2、000万円以下ならば、不動産取得税が発生しない可能性が高くなります。
◆登記費用
①建物の表題登記(土地家屋調査士)、②所有権保存登記(司法書士)、③抵当権設定登記(司法書士)
の3種類があります。ローンを組まない場合は③は不要です。
これらの登記は難易度があるので依頼する方がよさそうです。
◆建物減失登記費用
建て替えするときは古い家の登記を滅失する必要があります。
土地家屋調査士に滅失登記を依頼すると5~10万円の費用が発生します。
この手続きはネット情報で自分で比較的簡単にできます。費用も数百円です。
手間はかかりますが、節約するならおすすめです。
◆仲介手数料
不動産にチラシなどをみて、不動産に相談すると仲介手数料が発生しますが、
ハウスメーカーに直接相談して家を建てると仲介手数料は発生しません。
家に関して定期的にかかる費用は、税金と保険の2通りです。
固定資産税 | 評価額の1.4% |
都市計画税 | 評価額の0.3%(自治体による) |
火災保険料・地震保険料 | 保証内容による |
維持管理にかかる主な費用は、修繕費です。
初期不良を除くと、10年を経つころから、屋根、壁などが劣化がきになりはじめます。
またシロアリなどの対策は5年毎です。
最近はハウスメーカーが維持管理のプログラムを作っているケースが多いようです。
我が家の場合も35年保証の制度がありますが、
この保証をうけるには、5年毎のシロアリ対策、10年毎のメンテナンスを受ける必要があります。
シロアリ対策は約10万円、メンテナンスは約100万円とあり
これを継続するかは悩みます。
家づくりには、多くの項目で多くの費用が発生します。
節約を考えると考えないでは大きな費用の差が発生します。
残念ながら、節約をするためには考える時間や手間が発生します。
難しいのは、家づくりには時間も取られるので、これらの時間が取りずらいことです。
結局ハウスメーカーにお願いしてしまいます。
費用対効果や楽しく家づくりが出来るように、上手くハウスメーカーさんと協力していきましょう!