一番速いといわれているNUROを使ってみた 本当のところは?

2021年1月時点で、独自の回線を持っているNURO光は回線速度が最大速度も平均速度も一番速いといわれています。下りの最大速度は2Gです。

1年目の費用が980円/月になるキャンペーンをやっていたので思い切ってjcomのネットから変更することにしました。

手続きや費用、変更後の実速度がどう変わったのか紹介します。

コンテンツ
・実際の速度は
・費用
・開通までの手続き
・Wifiの速度とは
・測定サイト
・まとめ

実際の速度は

最初に、測定した速度がどれ位だったのか紹介します。

測定は速さを測定できるサイトのうち代表的なもの3種を選んで測定してみました。測定したのは、祭日の昼です。バラツキがあるので、3回測定して平均としました。場所は神奈川の相模原ですが、東京都との境です。

測定の項目は、下り(ダウンロード)、上り(アップロード)、PINGの3項目です。詳細は後述します。

測定は使用されている2種の電波(末尾にaが付く5GHzの周波数と末尾にgが付く2.4GHz)の両方を測定してみました。

5GHzの周波数は同じ周波数を使っている機器が少ないので干渉は低いです。2.4GHzは使用している機器は多いですが、障害物に強い特徴を持っています。

NUROの最大速度は、下り2Gbpsです。参考に現在使用しているjcom 320Mコース(下り:320Mbps、上り:10Mbps)を同時に測定してみました。

下り(ダウンロード)

測定サイト NURO 2G(Mbps) jcom 320M(Mbps)
  HG8045 a HG8045 g HUMAX a HUMAX g
Fast.com 220 24 113 37
USEN GATE 02 186 55 114 40
Speedtest by Ookla 157 35 138 53

どの測定サイトの測定でもNURO 2Gの5GHzが一番速いですがjcomの5GHzも半分以上の速度があります。2.4GHzでは、ほとんど変わらない速度になっています。

上り(アップロード)

測定サイト NURO 2G(Mbps) jcom 320M(Mbps)
  HG8045 a HG8045  bg HUMAX a HUMAX
Fast.com 71 45 6 9
USEN GATE 02 80 34 8 10
Speedtest by Ookla 64 64 7 10

上りは、NURO 2Gの方がかなり速いですが、jcomはほぼ仕様とおりの10Mbpsの速度がでています。

ping値(応答速度)

  NURO 2G(ms) jcom 320M(ms)
  HG8045 a HG8045  bg HUMAX a HUMAX
Fast.com 7 6 18 14
USEN GATE 02 12 9 19 19
Speedtest by Ookla 4 4 13 15

ping値はNURO G2が10ms以下で良好な(かなり速い)値を示しています。

結果まとめ

測定結果は、比較に測定した現在使用しているjcomの回線よりは速度が速い結果となりましたが、NUROのHPに載っている地域別の実測値からはかなり劣っています。

測定方法や時間などでかなり変わるようですが、まだまだ工夫の余地がありそうです。息子の最新のパソコンではもう少し速い感じです。息子の部屋にルータがあるのも要因かもしれません。

費用

Wifiの回線は、割引を獲得するためにスマホの携帯に合わせて選択をする場合が多いです。家族1人あたり最大でスマホ1台あたり1,000円前後のセット割引を獲得できます。

戸建てプランの比較

マンションのプランの月額は更に安くなります。

会社 回線 速度 金額に含まれるのの 月額
ドコモ ドコモ光 1G ネット+プロバイダー 4000円/月 2年契約
au so-net 光 1G  ネット+プロバイダー+ルータ 3480円(2年間)、その後5580円
  au 光 1G ネット+プロバイダ+固定電話(通話料別) 1年目 5600円、2年目5500円、3年目 5400円
ソフトバンク NURO光 2G ネット+プロバイダ+ルータ+セキュリティソフト 4743円
  softbank光 1G ネット+プロバイダ 5700円

内容は日々更新されているようなので参考程度にしてください。

各社サイトを見ていると、料金は、キャンペンによる割引やキャッシュバックなどがあり、実質の費用は変動しそうです。特に最初の2年間は、このキャンペンやキャッシュバックやサービスなどにより費用は比較し難くなっているようです。

また料金に含まれる内容も注意して確認しないと変わるようです。ネット、プロバイダー、ルータの料金、工事費や事務手数料などが別途かかる場合もあるので注意が必要です。

今回契約した、NUROは、ネット、プロバイダー、ルータは料金に含まれ、特質するところではセキュリティソフト(カスペルスキー)が含まれています。

またキャンペンも1年目の月額は980円という目を引くものでした。年間では45156円の割引です。

開通までの手続き

今回はWebから申し込みにしました。申し込みや手続きは分かり易いものでした。

Webでは、エリアや戸建てかマンションかを確認します。重要・注意事項を確認します。押さえておくのは2年間の継続契約がお申し込みの条件で継続契約は2年ごとに自動で更新されます。継続契約期間中に解約をされる場合は、契約解除料9,500円を請求が発生することです。

その後契約情報や支払い情報を記載すると申し込みは完了であとは工事日を予約すれば完了です。

工事は宅内と屋外を2回に分け行われますが、1~2時間程度で完了します。

Wifiの速度とは

NUROの回線の最大速度2Gですが、実際の速度は色々な条件で遅くなります。速度に関する評価項目、速度の目安、遅いときの確認ポイントなどをチェックします。ここでは専門店のノジマさんのHPを参考にしました。

「下り」速度

インターネット上にあるデータをダウンロードする速さのことです。 ダウンロードは、データを受信することを意味しています。この下り速度が重要です。

動画のダウンロードなどは、速ければ速いほどストレスはなくなります。

用途 速度の目安
メールやSNSのメッセージ受信 128Kbps〜1Mbps
WebサイトやSNSの閲覧 1Mbps〜10Mbps
動画視聴(YouTubeなど) 3Mbps〜25Mbps
オンラインゲーム 30Mbps〜100Mbps

YouTubeは動画視聴に必要な回線速度の目安として、下記の速度を示しています。

画質 速度
4K 20Mbps
HD 1080p 5Mbps
HD 720p 2.5Mbps
SD 480p 1.1Mbps
SD 360p 0.7Mbps

「上り」速度

インターネット上にデータをアップロードする速さのこと。 回線速度の上りが速ければ速いほど、アップロードにかかる時間が短くなります。

メールやSNSのメッセージ送信 1Mbps
SNSの写真投稿 3Mbps
SNSやYouTubeなどの動画投稿 10Mbps

ping値

ネットワーク上で指定した相手と通信できるのかどうか疎通確認するコマンドのこと。 疎通確認と同時にデータを送信してから返ってくるまでの応答速度を確認でき、この速度を「ping値」といいます。

スピード評価 ping値
かなり速い 15ms以下
速い 16ms〜35ms
普通 36ms〜50ms
遅い 51ms〜100ms
かなり遅い 101ms以上

測定サイト

今回使用した測定サイトは3つです。

Fast.com

Fast.comは、最も簡単にインターネットの速度テストができるWebサイトです。

USEN GATE 02

USEN GATE 02は、速度測定の結果に加えて、用途別に結果を計測、表示してくれるので便利です。

Speedtest by Ookla

Speedtest by Ooklaは、サイトでも測定ができるのですが、今回はサイトに表示があるWindows用アプリで測定してみました。

まとめ

今回、残念ながらNUROを導入した結果は期待したほど速度は上がりませんでした。

ただこの速度でも動画の視聴やオンラインゲームなど速度が必要な使い方に対しては問題のない速度です。

もう少し勉強して必要な工夫をしてNUROの実力を引き出していきたいと思います。

 

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