
約2年前にアイダ設計の注文住宅で家を建て替えました。
当時は目の前の費用のこともあり、価格の安さの魅力もありアイダ設計を選択しました。
建て替えから2年が経ち冷静な目で考えてみると、色々と不満な点もあります。
本当にこの選択が正しかったのか、改めて考えてみます。
我が家は60代で思いきって家の建て替えを行いました。
以前の家は建て替えのときに34年経っており、今後快適に暮らすためにはもう一度建て直したいと考えていました。
年齢的にいっても、このタイミングを逃すとかなり厳しくなると考えたからです。
幾つもハウスメーカーをまわりましたが、最終的にはアイダ設計を選択しました。
正直なところ価格が安いというのが、大きな決め手になったことは間違いありません。
建て替えは、古い家の解体や、建て替えまでの仮の住居費など更地に新築するより費用がかさみます。
改めて選択の理由を考えてみると
◆アイダ設計選択の理由は
・価格がやすく、安い理由が比較的明確
・営業の対応がよい
・よい間取りの提案があった
・事務所が家の近くにあった
価格以外の選択理由を少しだけ深堀します。
ハウスメーカーは、訪問6社、間取り作成・見積もり3社の中から選択しています。
担当した営業はベテランで知識も豊富で、要望に対して色々な提案をしてくれました。
営業という職種ですが、ハウスメーカの営業の守備範囲は以前のイメージより広くなっています。
間取り、家の材料(窓、床、扉、壁紙等)の決定、見積もり作成など、スタートから家の仕様決定までのほとんどを担当します。
設計者は建築用の図面を書くことが仕事で、あれこれと悩むのは顧客と営業です。
でもこの方式は多くのハウスメーカーでは同じようです。
このため営業には豊富な知識や経験が必要になります。
これらに加えて、我が家の場合はその人柄も判断に入れていました。
波長が合い信頼できる人にお願いするのがベストです。

間取り案は、自分たちで考えてハウスメーカーに提案しました。
それを費用内でつくれる姿にアレンジするために、営業と間取りについて話しあいます。
そんな作業をハウスメーカー3社と行いましたが、結局希望通り価格内に入れた提案をくれたのはアイダ設計だけでした。
その他にも、約12帖の屋根裏部屋や玄関横の大収納など我が家の特徴も提案してもらいました!
近くの2箇所の住宅展示場にはアイダ設計の住宅展示はありませんでした。
でも、車で10分ぐらいの距離にアイダ設計のモデル店があります。
営業に何故住宅展示場に出店しないのかを訪ねると、やはり費用の問題(費用がかかる)とのことでした。
密に何度も打ち合わせをするには、気軽に時間をかけずに行ける場所に、事務所やモデルルームがあることはとても大切です。
当時も物価高騰が始まっている中で、注文建築の価格も上がっていました。
その中、数社の低コストハウスメーカーの中でもアイダ設計は低価格のものでした。
その理由も比較的明確で、公式には以下の内容をうたっています。
◆アイダ設計が安い理由(公式)
・設計から施工までを自社で一貫して行う
・建材や設備を大量に仕入れている
・自社プレカット工場を持っている
・広告・展示場などの費用を抑えている
でも実際にこれだけではなく、その他にも色々と工夫がされているようです。
アイダ設計と付き合って想像した内容です。
◆アイダ設計が安い理由(裏)
・住宅展示場に出店がない
・人員が少ない
・標準品の設備が高額、最新のものでない
・アイダ設計側に責任や負荷が掛からない仕組みをつくっている
・アフターサービスが良くない
前述したとおり、営業によると住宅展示場への出店はかなり費用がかかるようです。
これも前述していますが、営業の守備範囲はとても広く、かなりの負荷がかかっているようです。
依頼主はほとんど営業と話をしており、設計やインテリア担当、インフラ関係などの担当者は要所で数回しか登場しません。
でもこれは、他のローコストのハウスメーカーは同じような体制のようです。
注文住宅では、設備(お風呂、エコキュート、トイレ、システムキッチンなど)や購入する材料(屋根、窓、床、扉、壁紙など)は費用発生がない標準品と費用発生が起きるオプションがあります。
アイダ設計では、特に費用発生がない標準品については選択肢が少なく、少しよいものを付けようとするとオプションになり費用が発生します。
しっかり裏取りをしたわけではありませんが、標準品はレベルは高くなく廉価版や型落ちのものも含まれているようです。
最近の社会の傾向でもあるのですが、トラブルが発生したときなどに極力責任が生じないような契約や仕組みになっています。
請負契約を結ぶときは、よく重要事項説明書の中身を確認してから結ぶ必要があります。
我々顧客とハウスメーカーの関係も想像していたものとかなり異なります。
高い買い物をした顧客に対しては多くのの会社が、その後のメンテナンスや次の商売につなげるために顧客管理を行い、定期的コンタクトがあったりします。
ところがアイダ設計の場合はここの対応は大分異なります。
そもそも・・
使用する設備に関する説明をしてくれる機会は全くありません。
ソーラーシステム、エコキュート、お風呂、システムキッチン、トイレのどれも説明はなくメーカーの説明書を渡されるだけです。
このため、ソーラシステム、エコキュート、システムキッチン、トイレで小さめですがトラブルが起きています。
立ち合い確認のときも・・
我々の指摘はほとんど頭ごなしに却下し、自分たちが行っていることは正しいとの主張をします。
これは、トラブル発生時は自分たちに責任がかからないようにという考え方が反映されているように感じます。
引き渡し後もアイダ設計側からは全くコンタクトはありません。
トラブル時も・・
設備などの故障があると、一度アイダ設計のメンテナンス部門に連絡し担当者が確認します。
3度(IHコンロ、エコキュート、トイレ)ほど対応をしてもらっているのですが、担当者からは、これらはアイダ設計は責任が無いという主張が前面に出てしまい不快な感じがします。
責任はメーカーのせいか、これは元々そのようなものですと言ってしまっています。
顧客第一という精神は今や昔の話なのでしょうか!!
最後は少しグチになってしまいましたが、2年間住んでみてトータルではコストパフォーマンスの高い家ができて大きな問題はないという評価です。
アイダ設計は低価格での家を実現できるのですが、
間取りの設計から部材、設備の選択、その後のメンテナンスまで自分たちがしっかり理解して納得して管理しなければいけないメーカーです。
アイダ設計を選択したときに薄々これらのことは想像していましたが、メンテナンスに関してはもう少し顧客の気持ちを理解して対応して欲しいものです。



