ベンチプレス 60歳でパーソナルレコードを挙げたサイクルトレーニング

私のベンチプレスのパーソナルレコードは、60歳のときに挙げた125kgです。

ベンチプレスを始めたのは40歳をすぎてからです。

少しずつ記録を伸ばして、サイクルトレーニング歴2年で125kgを挙げています。

60歳でパーソナルレコードを挙げたサイクルトレーニング方法の紹介です。

サイクルトレーニングとは

サイクルトレーニングは、一定の周期(サイクル)でトレーニング重量を変えて筋トレの効果の停滞を防ぐ筋トレ法です。

パワーリフターなどが愛用する方法です。

筋肉は刺激に慣れると成長し難くなります。

使用重量、レップ数、セット数などが変わらないと、パフォーマンスや筋肥大が停滞してしまいます。

◆ベンチプレスで行われるサイクルトレーニング

多くは、1サイクルは1~2ヶ月で組みます。

ベンチプレスのMAX更新を目標にしている場合は、

1サイクルごとにパフォーマンスの確認を行います。

MAXチャレンジは、1~2ヶ月に1回というサイクルです。

頻繁にMAXチャレンジをしたい人にとっては、少し物足りない方法かもしれません。

記録更新したときのサイクルトレーニング

今回の方法は、かってノーリミッツに所属して活躍されていた方に教えて頂きました。

サイクルは重量を毎週上げていき4~8週で1サイクルのセットを組みます。

メインセットの後は、メモリーセットやサブセットでトレーニングを行います。

メモリーセットは次回のメインセットの重量でレップ数を減らして行います。

また仕事の関係もあり、トレーニングは週2回です。

高重量で行うのは1回(日曜日)です。

もう一日(水曜日)は、軽い重量で高レップのセットで行います。

前半はかなり軽めに、後半の最後の2~3週はかなり負荷を与えることになります。

メインセットは、スタートは85kg、最後は105kg狙いをしていました。

◆セット重量のアップ
85kg⇒87.5kg⇒90kg⇒92.5kg⇒95kg⇒97.5kg⇒100kg⇒102.5kg⇒105kg
です。

全部こなすことができれば9週で1サイクルです。

でも多くは、100kgの重量でストップしています。

◆典型的なサイクルトレーニング
 ・サイクルトレーニング 7週
 ・MAXチャレンジ 1週
 ・休養   1週

メインは8レップ、2セットです。

実際には、メインセットで8レップ2セットができない場合があるので、

その場合は同じ重量で再度行ったりします。

実際のトレーニングのようす

実際のトレーニングではMAXチャレンジも含め、年間サイクル数は7サイクルでした。

1サイクル終了しても、調子が上向きのときは、重量を極端にダウンするのが勿体なくて

90kgをスタートにしていました。

また新しい刺激をいれるために、重量は一定にして、レップ数を増やすこともあります。

最初に125kgを挙げたのは、このレップ数を増やすサイクルトレーニングでした。

MAXチャレンジ120kg狙い

MAX120kgを狙ったときのサイクルトレーニングの実績です。

  メイン メモリーセット サブ
1回目 90㎏×8×2 95㎏×6、100㎏×4 85㎏×8、85kg×6 アシアゲ、80㎏×6 ナロウ
2回目 95㎏×8、95㎏×7 90㎏×7、90㎏×6 80㎏×6×2 アシアゲ
3回目 95㎏×8×2 100㎏×4×2 90㎏×4、80㎏×8 アシアゲ、70㎏×8 ナロウ
4回目 95㎏×8×2 100㎏×5×2 90㎏×6、90㎏×5 アシアゲ
5回目 100㎏×7、100㎏×4 90㎏×8、90㎏×7 80㎏×6 アシアゲ
6回目 100kg×8、100㎏×7 105㎏×3×2 90㎏×6 アシアゲ

MAXチャレンジは、6回目の後に行いました。

110㎏、115㎏、120㎏を成功しています。

MAXチャレンジ125kg狙い

MAX125kgを狙ったときのサイクルトレーニングの実績です。

  メイン リマインド サブ
1回目 95㎏×6×2 100㎏×6×2 90㎏×6×2 アシアゲ
2回目 95㎏×7×2 100㎏×6×2 90㎏×6、85㎏×6アシアゲ
3回目 95㎏×8×2 100㎏×4×2 90㎏×5、80㎏×6アシアゲ
4回目 95㎏×9×2 100㎏×6、100㎏×4 90㎏×6、80㎏×8アシアゲ
5回目 95㎏×10×2 100㎏×6×2 90㎏×6、85㎏×7アシアゲ

MAXチャレンジは、5回目の後に行いました。

110㎏、115㎏、120㎏、125kgを成功しています。

まとめ

サイクルトレーニングは刺激を変えてトレーニングする優れた方法です。

最計画通り行かない場合でも、臨機応変に刺激の入れ方を調整できます。

重量、レップ数どちらを変更してもよい刺激になります。

また、重量が軽いときや、休養週を設けることで適度な休養もとれるのもおすすめのポイントです。

メリハリがつき良いトレーニングを行うことができます。

少しだけ残念なのは、MAXチャレンジの回数が少なくなることです。

この点優れているのは、

5レップ5セットのトレーニングと毎回MAXチャレンジの組み合わせのトレーニングです。

より重たい重量を日常的に挙げたい人におすすめです。

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