町田の3天神社の一つ 南大谷天神社へ行ってきました。1645年創立と歴史のある天神社です。バス通りから、天神社へ入ると静かなたたずまいで、参拝者を迎えてくれます。
歴史を感じさせる本殿(17世紀半ば建立)や本殿前の狛犬は一見の価値があります。 社務所に常駐者は居ず、御朱印は、同じく町田3天神の一つ菅原神社で頂けます。
もう一つの町田3天神の町田天満宮は、JR町田駅のそばにあります。ぜひ3天神を廻ってみてはどうでしょうか
・南大谷天神社の概要
・境内のようす
・まとめ
・頂いた御朱印
御朱印は管理をしている菅原神社で貰えるので、参拝した足で菅原神社へ向かいました。 菅原神社の御朱印は、新型コロナが未だ大騒ぎする前に貰ったのですが、今回またお願いしたら、書き置きの紙ということで 遠慮しました。当然ですが、残念ながら、南大谷天神社の御朱印は、書置きのものでした。
梅鉢の神紋は、管理神社になっている菅原神社の御朱印と同じです。新型コロナが落ち着いたら御朱印帳に書いて頂けるので、また参拝したいと思っています。
南大谷天神社の概要
南大谷天神社は今回初めての参拝です。他の2つの天神さまは、何度も参拝しています。町田天満宮は駅のそばで、菅原神社は実家のそばのため、結構気軽に参拝をしていました。
南大谷天神社は、正保2年(1745)五十嵐次郎左衛門が大谷村の鎮守として創建されました。 現社殿は昭和39年(1964年)の建立です。町田三天神の一社で京都北野天満宮を本社としています。
祭神: 菅原道真
鎮座地:所在地 町田市南大谷451番
ご利益:合格祈願、学業成就、五穀豊穣、雷除け他
アクセス :
南大谷天神社は、町田駅から2.2㎞あり、起伏もあります。やはりこれが、気軽に参拝にいけない理由ですかね。 玉川学園前からは1.1㎞です。歩いていくならこちらですね。
残念ながら駐車場もないので、町田駅からならば、バスで行くのが一般的のようです。 町田バスセンターから最寄りのバス停の神社前までは約10分ぐらいです。
境内のようす
バス通りから入ると鳥居が迎えてくれます。
鳥居をくぐると次に迎えてくれるのは、大きな灯篭です。
階段を上り右に社務所がありますが、常駐者はいないとのことです。
左側に宝物殿があります。背丈が高い建物です。
本殿に行く階段の前には、迫力のある狛犬と獅子が鎮座しています。
狛犬と獅子(詳しくは「旅行の小物 沖縄のシーサーと香港の獅子を比べてみた」)
中国から仏教が伝わった当初、奈良時代までは獅子2頭だったのが、平安時代には獅子と狛犬の組合せができあがったそうです。獅子と狛犬は、主に神社仏閣の入り口に居ますが、向かって左側が狛犬、右側が獅子です。
拝殿とその前にある灯篭と狛犬と獅子です。
狛犬の台座に文化14年とあります。文化14年は、江戸時代で西暦1817年です。今から203年前です。恐らくこの狛犬と獅子は約200年前からここにいるのでしょう。なかなか渋い狛犬です。
向かって右側にいる獅子です。残念ながら少しボケています。また会いにきていい写真をとらなくては・・。この狛犬や獅子に会いに来るだけでも来る価値があります。
手水舎です。コロナのため水がありませんでした。
本殿も右側にある比較的大きな建物です。神楽殿です。
天神社の狛犬と獅子に加え、もう一つの見どころは、本殿です。本殿前の看板を紹介します。
「町田市指定文化財 天神社本殿 天神社本殿は、間口1.53m、奥行き1.26mの本格的な一門社流造です。全体から細部に至るまで地方的な作風を示さず、中央の系統につながるものと考えれます。神像の胎内文書から、本殿の建立時期は17世紀中ごろと推定され、蟇股の造り、彫刻なども17世紀前半の技巧をしましています。」
左側が拝殿で右側が本殿です。いわゆる権現造りになっています。
社殿の横に、稲荷神社があります。
まとめ
2020年4月に町田天満宮と菅原神社へ参拝させてもらい、今回念願だった南大谷天神社へ参拝することができました。これで無事町田3天神の参拝と御朱印の収集ができました。
南大谷天神社の見どころは、何といっても社殿(拝殿、本殿)と社殿の前に居る狛犬と獅子です。周り方を工夫すると一日で3天神を参拝することができます。ぜひ一度参拝してみてはどうでしょうか。