南アルプスの麓の里山と相模原の自宅を行ったり来たりする田舎暮らしを初めて15年以上が経ちます。
田舎暮らしの楽しみの一つにDIYを楽しむことがあります。
田舎暮らしをすると必要にせまられて、お金をかけずに必要なものは自分でつくったり修理して使うようになります。
DIYはそれ自体が楽しいばかりでなく、できたときの達成感や喜びもあるし愛着も湧いてきます。
田舎暮らしの楽しみについて、今回も書いてみました。
前回の「田舎暮らしの楽しみ 自然を楽しむ! でも自然はそんなに美しくて楽しいものではないのです!」どうぞ!
DIYする田舎暮らしは軌道にのるまでが大変!
田舎暮らしの最初は、土地だけでした。キットのログハウスを購入して、基礎を業者に作ってもらい組立てを開始しました。
ログハウスの基礎は、業者に頼みました。ボイド管の布基礎です。
最初は、夏休みに家族でテントに住みログを積み始めました。
その後、熊がでると情報があり、健康ランドに泊まったり、通いになりました。数ヶ月かけて屋根まで作りあげましたが、その後の床や天井、内装は更に数年かかりました。
テントを張ってログを組立て始めました。左側ログ材です。
ログハウスの作成が落ち着いてくると、生活に必要なトイレや流し台の型落ち(少し古い型)のものを格安で譲ってもらい設置しました。
何をやるのも初めてのことばかりなので時間がかかり、この辺までは作るのに夢中で全く余裕はありませんでした。
ログハウスの作成が少し落ち着いてくると、そのログハウス(小屋)に泊まり生活ができるようになりゆとりが少しずつでてきました。
雑然とした小屋の中をかたずけ居住空間を広げるため、中古の小さなログハウスを購入することにしました。
中古で買ったログハウスです。
こちらは、中古のログハウスの移設は業者に依頼をしました。痛い出費でしたが我々家族には、これを作る余力はありませんでした。
でも中古のこのログハウスの購入で空間的にも余裕ができ、より生活を楽むことができ始めました。
DIYの基本はお金をかけないこと
別に生活拠点を持ちながら田舎暮らしの拠点をつくるのは、少し贅沢ですしお金もかかります。
工具や材料はどうしても費用が発生するので、自分ができることはなるべく自分でやることにしました。山小屋自体の完成に10年もの時間がかかったのには、一つにはお金が意外にかかったということもあります。
そして小屋ができると、必要であったり、あると便利だったり、楽しめそうだったりするものが増えてきます。
でも良かったこともあります。山小屋自体も、もちろんそうなのですが、自分でつくったものは愛着が湧いたり、できてみると達成感があったり、楽しかったりします。
今後もお金はないのが基本なので、楽しみながらDIYをやる予定です。
我が家のログハウスは、小ぶりです。でも2~3人で生活するには贅沢を言わなけれ問題のない広さです。最近は嫁さんと2人時が多いので問題ない広さです。
部屋の前の屋根付きのベランダがとても便利です。雨が降っても作業ができたり、本を読んだりすることができます。
横からみるとこんな感じです。ロフトを諦め屋根の傾斜が緩いキットを選びました。このため屋根のメンテナンスは楽にできます。また再塗装も脚立でできとても楽なので助かります。
小屋の前にウッドデッキがあるのですが、以前は階段でした。小屋の前の土地が少しずつ陥没して階段が傾いたので、高さの調整が可能なウッドデッキを自作しました。
以前は写真のような階段を作っていましたが、左側の土地が陥没してきて階段も腐ってきました。
現在は、写真のようなウッドデッキをつくりました。以前紹介した通り、材料は水に強いアマゾンジャラやイタウバを使ったのですが、色は、早めに写真のようになってしまいました。塗装した方がよかったのかもしれません。
ウッドデッキでは時々、七輪バーベキューを楽しんでいます。
土地が更に沈下したら高さが調整できるように、ウッドデッキの9本の柱の高さをそれぞれ調整できる機構を用意しました。でも現在までは沈下はないようです。
嫁がバーコラが欲しいと言い始めたので、作ることにしました。バーコラの前の空き地と焚火をやることが多いので、焚火をしながらバーコラでご飯を食べたりしています。
屋根があると多少雨が降っても大丈夫なので快適に過ごせます。
夏の時期に活躍するのは、シャワールームです。これもキットを買って組立てのですが、シャワールームは田舎暮らしで作業が多い人にとっては必須のアイテムです。
近所に温泉が幾つかあるのですが、毎回はいけません。特に温かい時期はシャワーで十分です。
元々浴槽が置けるようにコンクリートで固めた基礎に上に置いています。
シャワールームの中はこんな感じです。少し狭いのがたまに傷です。
中古で購入した小さなログハウスは当初子どもが過ごせるようにと考えました。中を白く塗り、電気を引いたのですが、興味を示してもらえませんでした。
現在は、かなり物置化してしまっています。
余った板で本棚を2つ作り漫画本やDVDを並べています。
こちらも余った板で棚をつくっています(2つ)。
工具や材料を置いています。実用的でよいのですが、もう少しお洒落につくっておけばよかっととも思っています。
母屋のログハウスにも幾つか、手作り品があります。母屋もかなり散らかっているので恥ずかしいのですが紹介します。
母屋のログハウスの奥ににある机(左側)です。余った床板で作っています。なかなかいい感じにできたのですが、山小屋では机の前に座ることはほとんどなく、物置になっています。
時計が載っている本棚です。この本棚はかなり昔につくって相模原の家では居場所がなかったのですが、山小屋ではいい感じにフィットしています。
散らかったログハウスの中を紹介して申し訳ありません。
これらのDIYやキットのものたちは、特に優れたものではありません。でも私のとっては思い出ももあり、作ったとこの達成感もあり、便利なものたちです。
こんな楽しみ方ができるのも田舎暮らしの特権ですね。