白州の里山に住んでいると木を切ったり、草を刈ったりする道具はとても大事です。楽に効率的にできる道具があるだけで、時短や疲労度は大きく変わります。
今回は以前から欲しかった高枝切りノコギリを購入したので使ってみました。
小屋の周りは夏になると葉が繁り暗くなったり、圧迫感があります。葉が無い3月のうちに、枝を切ってみました。
今回のターゲットは主に3か所です。どこも夏になると葉っぱが生い茂り、圧迫感があったり、日が当たらなくなったりします。
一か所目は、ログハウス(小屋)の入り口の前の上に広がる枝です。
ログハウスの横は傾斜地になっており、その傾斜地に木々が生えています。そのうちの1本が特に小屋の前の庭の日差しを遮っています。
ウッドデッキの前の庭は木の葉の影で暗くなります。
この影の原因は斜面から伸びている木です。
二か所目は、敷地の横にある小さな川の土手に生えている木々です。こちらも夏になると、葉が生い茂り圧迫感が強くなります。
市役所に問い合わせると、河川法の対象外で近くに住んでいる人、もしくは使用している人が管理することになっているとのことで、今回切ることにしました。
少し分かり難いのですが、左側は川の土手になっています。写真の赤丸で囲った部分は土手の木の枝が伸びてきている部分です。
三か所目は、敷地の端にある木がいつの間にか大きくなりこちらも葉が生い茂ると暗くなります。
既に自分で切るのは難しくなる大きさです。
赤丸内の木です。この写真では葉が落ちていますが、葉が生い茂ると周囲が暗くなります。
今回は、少しでも居心地良い場所になるようするための素人のチャレンジです。
切りたい枝の多くの枝が高い位置にあります。
切りやすいように、葉が落ちる冬の間に切ることにしましたが、延び延びになり3月になってしまいました。これ以上遅くなると、葉が出てきてしますので、その前に切ることにしました。
使ったのは、チェーンソー(マキタ)、生木剪定用ノコギリ(シルキーゴム太郎)、マルチソー(Kumimoku )、高枝切りノコギリ(ニシガキ工業)脚立などです。
チェーンソーは主に太い木をきります。でも残念なことに腕がありません。YouTubeのように上手く切れないのは何故でしょうか・・
生木剪定用ノコギリは、比較的細い枝を切ります。切れ味がよいので、細い枝なら一引きで切れます。
シルキーのゴム太郎は知る人ぞ知る25年の歴史を持っている生木剪定用のノコギリです。プロが愛用していることでも知られています。
価格のそれほど高くないのでおすすめに一品です。
マルチソーは優れものです。対象は塩ビやプラスチックのパイプ類や鉛管、木材などです。木を切ってみると、切れ味がよく、10㎝位の立ち木ならすぐ切れます。侮れない道具です。
こちらも価格は安くおすすめの一品です。
カインズホームで購入したマルチソーですが、現在は取り扱いが少ないようです。アマゾンでも見つけることができませんでした。
そして、今回のメインである高枝切りノコギリです。
今回はこれを新調しました。この切れ味で今回の仕事の進みが全く違います。
メーカであるニシガキ工業は1969年に創業し、業務用の剪定鋏や植木鋏の製造から高枝切鋏などの剪定道具製造事業などを行っています。その切れ味を期待して購入しました。
もちろん新品ということもあるのでしょうが、切れ味はよく細い枝ならば一気に切ることができます。
それでも、枝が太く体を伸ばしてきると、途中何度も休憩をして切る必要があるので重労働です。
一か所目のログハウス(小屋)の入り口の前の上に広がる枝
斜面から伸びている木の枝を高枝切りノコギリで切断し明るい感じになりました。
二か所目の敷地の横にある小さな川の土手に生えている木々です。
写真は土手の木の一部です。中央の木は高い佚の比較的太い枝を高枝切りノコギリで切っています。足場が悪く体を伸ばして切っているので苦戦しました。
三か所目の敷地の端にある、いつの間にか大きくなった木
枝といってもかなり太くなっています。こちらはチェーンソーで切断しました。
枝以外にも、今回は10cm以上の木立を8本、10cm以下の木立を13本切りました。
10cm以上の木は主にチェーンソー、以下の木は生木剪定用ノコギリやマルチソーを使いました。
10cm以下で比較的太い木は、マルチソーが有効でした。
◆選択のポイント
・使い易さ(重さ、長さ、切れ味)
・値段
使い易さは何ものにも代えられません。
高枝切りは重労働です。特に今回のように川の土手のようなところでは、足場が悪く余計に体力を奪われます。
使いやすさは、重さ、長さ、切れ味などで代表されます。
重さ:軽い方が疲れ難いのですが、ノコギリの刃の部分と持ち手のバランスも大切です。
今回使用した高枝切りノコギリは、本体重量が950gです。これくらいの重さであれば、使う姿勢がよければ疲労度は小さくある程度時間は続けて使用可能です。
長さ:切るターゲットの木に合ったものがおすすめです。
今回使った感じでは、体が伸び切った状態での切断はとても疲れるので、高さは余裕のある長さを選択する方がベターです。
脚立に乗って切るという選択肢もありますが、やはり不安定になり疲労や安全性からおすすめできません
切れ味:切れ味は良いに越したことはありません。短時間で切断できるとストレスと疲れから解放されます。
メーカーの業種や歴史を確認して、専門メーカーを選択することをおすすめします。
他にも選択のポイントとして、刃渡り・刃の角度・刃の材質・耐久性などがあります。
今年は、何とか葉が芽吹く前に、毎年気になっていた場所の枝や木立を切ることができました。
現在は葉っぱが無いので、効果があまり分かりませんが葉が伸びてきたときにどうなるか楽しみでもあります。
実際に高枝や木立を切るには、やる気も大切ですが、十分な準備がとても大切です。
特に、どの木やどの枝を切るかを事前に決めて置くことと、道具の準備はとても大切です。
十分な準備をして、楽に切れるほうがベターです。