ゲゲゲの鬼太郎は妖怪のイメージを確立した漫画といっても過言ではありません。
この漫画の原点になる作品を描いた1954年頃は、水木しげるはかなり試行錯誤しています。漫画は初期であるほど、おどろおどろしさがあります。子供頃はこの怖い感じも魅力的でした。
何度もアニメ化している鬼太郎ですが、アニメと比べながら読むと楽しめます。
原作者の水木茂は、当初、紙芝居の題材としてゲゲゲの鬼太郎の元となる作品を作成していました。その後もマイナーな雑誌で幾つも作品を発表しています。
そして少年マガジンに連載されるようになると一気に人気漫画の一つになっていきました。
1960年代後半になると、私も鬼太郎を読んだ記憶がのこっています。
当時は怖いもの、不思議なもの、おどろおどろしいものとして読んでいた記憶があります。
そのためか、その漫画のシーンも明確に残っています。
この頃の記憶として覚えているのは「手」、「大怪獣」、「妖怪城」のシーンです。
アニメ化はなんと6回も行われています。
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アニメのねこ娘はとても洗練されています!
詳しくは把握できていませんが、同じストーリで違うバージョンのアニメを見た記憶があります。
アニメ化を重ねるにつれて、キャラクターがどのどんオシャレになって行きます。
漫画の当初は、どちらかというとボヤとした性格の鬼太郎も最近のアニメではキレキレの性格になっています。
アニメを通じてまだまだ進化しそうな鬼太郎です!
我が家の鬼太郎の漫画本は、昭和63年に発行された初版本の「愛蔵版 ゲゲゲの鬼太郎」の1、2巻です。
漫画としては珍しい?中央公論社からの発売です。
全5巻のうちの2巻です。1巻が900ページ以上あるので読み応えがあります・
講談社のゲゲゲの鬼太郎は13巻あります。
ゲゲゲの鬼太郎には本当に多くの妖怪たちがでてきます。でもその中で複数回でてくる妖怪がいます。
複数回登場は、鬼太郎の仲間の妖怪が多いのですが、一部悪役の妖怪にも存在します。
鬼太郎です。当初はこんな目つきと口の感じでした。
茶碗風呂でくつろぐ、鬼太郎のおやじです。
鬼太郎とおやじの次に登場回数が多いのがねずみ男です。
鬼太郎の仲間妖怪の子なきじじいです。
鬼太郎の仲間のすなかけばばあです。
ねこ娘です。その後アニメでは美人で可愛らしい感じになっています。
悪役妖怪のにゅらりひょんです。最初はパットしない登場でしたが、その後、日本の妖怪をまとめて、鬼太郎を苦しめます。
西洋妖怪の大将のベアードです。
初期の作品の方が、おどろおどろしい感じや不可思議なものが多く印象に残っています。
それらのうち幾つかの名場面を紹介します。
幽霊族の子供として生まれたのが鬼太郎です。
鬼太郎のおやじは古寺で死んだ後に、鬼太郎の誕生が心配で目玉だけで生き返った!
鬼太郎はその誕生の秘密を知っている血液銀行に勤める男の家で幼少期を過ごします。
人間が木になってしまう現象を調べに行った鬼太郎だが、自分も木に・・
不気味な妖怪の姿です。
鬼太郎も木になってしまいます。
初期の名作の一つです。西洋の妖怪たちが日本襲来します。鬼太郎は日本の妖怪募集して対抗しますが・・
慎重にテストして、子なきじじい、すなかけばばあ、一反もめん、ぬりかべを選んで、闘いを挑む。
最初に一反もめんが魔女と戦い、敗れてしまいます。
鬼太郎もやられてしまいますが、ちゃんちゃんことおやじが、ベアードの弱点を突きます。
大海獣も初期の名作の一つです。ニューギニアで見つかった大海獣の血を鬼太郎に注射すると、鬼太郎も大海獣になってしまいます。
鬼太郎が大海獣に・・
鬼太郎の大怪獣に対抗したロボットが・・どこかで見たシーンですが
解毒剤で元の姿に
たんたん坊がつくった妖怪城に鬼太郎が向かいいます。
二口女のこの画が子供心に怖くて記憶に残っています。
この手の目の姿も印象が強いです。
鬼太郎夜話は不思議な話が続いていきます。
牛鬼と吸血鬼が闘います。
鬼太郎の漫画には猫のキャラクターが度々登場します。この寝子もその一人です。猫化する前の顔はとても可愛い顔をしています。
どうも鬼太郎は寝子さんが好きだったようです。
定番ののっぺらぼうの登場します。
ゲゲゲの鬼太郎の漫画、特に初期の頃と最近のアニメの印象はかなり異なります。
でも日本の文化の一つである妖怪について広く紹介する役割は継続しています。
鬼太郎はもはや日本の文化になっています。