中国の友人と一緒に大連の骨董商が何軒も入ったビルに行ったことがあります。当時中国へは頻繁に仕事でいっていました。日本へ帰るとき、その友人がお土産を買ってきたと言って渡されたものがこの青銅器です。
・中国の文化財保護の規制
・その後とお願い
入手した経緯
2000年代の初め仕事でよく中国の大連に行っていました。大連の市内に中のお店がが全て骨董商だったビルがあり、何回かそこへ中国の友人といっていました。
その前の回に中国に来たとき中国の国宝のレプリカを嬉しそうに持ち帰っている私を見て、これを購入してきてくれたようです。でも言葉の問題もあり、購入してきたものが一体どの様な素性のものか良く分からないままです。
プレゼントしてくれたこの青銅器(香炉だと思っている)は、友人が言うには前行った骨董商のは言ったビルに行って買ってきたとのことです。これは本物だと言っていましたが・・
北京故宮博物院の展示品のレプリカ 喜んで持って帰ってきました。
友人がくれた香炉?です。
上部が分かれて外せます。
中はこんな感じです。
中国の文化財保護の規制
当時、2007年に中国では新しい文化財保護に関する法律が発行されると言われていました。その少し前から文化財の国外への持ち出しは厳しくなると聞いていました。本物の骨董品を購入するには早い方がよいといわれていました。
新しい法律の内容は以下のようなものでした
中国日本大使館HPより
「中国の文化財の海外持ち出し」に関するご注意(07.06.25)
1、6月5日、中国国家文物局は、中国の文化財の海外持ち出しに関する新しい基準を施行することを発表しました。
(1)新しい基準によると、1911年以前(1911年を含む)に生産、制作された文化財は、全て海外持ち出しが禁止されました。
(2)歴史的、芸術的、科学的価値を有する文化財で、1949年以前(1949年を含む)に生産、制作された文化財については、原則として海外持ち出しが禁止されました。
(3)少数民族の代表的な文化財で、1966年以前(1966年を含む)に生産、制作された文化財は、海外持ち出しが禁止されました。
その後とお願い
帰りはこの法律が発行される前でしたが、税関で止めらました。恐らく「これは中国の大事な文化財だ、どうしたんだ!」といっていたようです。何を行っているのか良く分からないので「我的中国朋友给了我」といって友人にその場で電話をしました。薄々危なそうと予想はしていました。
暫く税関の人は私の友人と話をしていましたが、終わった後に笑って通してくれました。ちょっと、拍子抜けでしたが良かったです。でもこの事件でこれは本物に違いないと考えるようになりました。
それから暫くの間は部屋の片隅に置かれていましたが、今回ブログにのせるのに再度一体何か調べようとネットで調べましたが、結局似たものはありませんでした。
そこで、その中国友人にメールで何か再度確認しましたが、調べると言ってからはや数ヶ月経ちますが連絡はありません。きっと今更分からないのでしょう。
今回ブログに載せることでどんなものか分かると嬉しいのですが、どなたか分かるかたがいましたら、連絡をお願いします。
連絡は問合せからお願いします。よろしくお願いします。