漫画「ばらかもん」は読む人に日本の原風景や日本の心を思い出させてくれます。
この漫画が受け入られるのは、日本人に共通な感性からではないでしょうか、それとも海外の人が読んでも同じ気持ちになるのでしょうか？
２０２３年７月現在、「ばらかもん」がＴＶドラマ化されています。ドラマも漫画の内容を継承しています。
日本人っていいですね。
このブログでは昭和の漫画を紹介してきました。
ヨシノサツキ作の「ばらかもん」は２００８年頃からガンガンパワードに載り、ガンガンシリーズで掲載されていきます。バリバリの平成漫画です。
ところが内容は、昭和の漫画に通ずるところがあり、今回紹介することにしました。
同時に２０２３年７月よりＴＶドラマもはじまり、この機会に更に多くの人が漫画の方にも注目して欲しいと思います。
２０１４年にアニメ化もしていますが、そのときは同時に連載も続いています。
今回は、どこまでドラマ化するのでしょうか？
ドラマはこの時点で３話が終わったところですが、雰囲気や内容はかなり漫画を忠実に再現されているのではないでしょうか。
ドラマ「ばらかもん」の情報はこちら
ストリー
作者のヨシノサツキの出身地の五島列島での、悩める書道家半田清舟と五島列島の島民とのふれあいを描いています。
半田清舟の書道家としての成長が描いているのですが、島民、特になるをはじめとする子供たちとの交流が漫画の主題です。
ものすごい事件が起らないで、島民との交流がメインなのですが、これが逆にこの漫画を身近に感じられます。
半田 清舟
親が高名の書道家で、本人も将来を嘱望されている書道家。
個性のない教科書のような字と酷評され
暴力事件を起こしたことをキッカケに五島で一人ぐらいを始めます。
移住当時は２３歳と若く、書道のプライドが高く世間知らずだったのですが、
人柄はよく島民たちに大きく影響を受けて成長していきます。
琴石 なる
なるはこの漫画のもう一人の主人公といってもよい存在です。
小学生で自由奔放で半田を慕っています。
山村 美和
中学生でいつも半田に絡んでくるメンバーの一人。運動神経がよく勝気です。
新井 珠子
山村美和の同級生。自称文学少女で漫画家を目指しています。
久保田 陽菜
なるの同級生で親友。人見知りが激しく、哀しくても嬉しくてもすぐに泣く子です。
木戸 浩志
高校３年生になる郷長夫婦の悩める息子。料理が好きで調理師を目指しています。
木戸 裕次郎
ヒロシの父親で半田が住む七ツ岳の郷長をしている。半田が借りた家の管理や生活のサポートをしてくれています。
川藤 鷹生
半田の中学時代からの友人。半田の仕事の仲介やマネージメントを務める。
おすすめシーン
多くのおすすめシーンがあります。ぜひ本を読んでみてください。
なるとファーストコンタクト
半田の引っ越し先は、島の子供たちに秘密基地になっていた。
少しずつ半田となるは仲良くなります。
引っ越し
なるは引っ越しの手伝いに・・
島民たちが何故か引っ越しの手伝いに集まります。
美和と珠とファーストコンタクト
美和と珠が自分の家（秘密基地）のように遊びにきた！
半田清舟の仕事場
努力のあとにひろしも・・
実は猫アレルギー
島民から猫を譲ってもらうが、なんと猫アレルギーでした！
日常
島での日常。普通に子供たちが半田の家に集まってきます。
東京に居る半田清舟
半田清舟にとって島は無くてはならない場所に・・
ひろしの面接
ひろしは調理師になりたくて面接の練習を半田や子供たちと行う。
キヨばぁ
郷で一番長寿のキヨばぁが亡くなり、葬儀が・・
珠がんばる
漫画家を目指した珠はあと一歩賞を獲得
運動会
地区対抗の運動会、半田が書いたゼッケンをつけて皆参加した。地区対抗リレーで活躍も・・
父親との関係
高名な書道家の父との関係も少しずつ改善していく。
なるの家族
なるはおじいちゃんと２人暮らし、年１回お父さんが・・
半田のお見合い相手
半田のお見合い相手候補に遭遇！
目標を設定
そして半田清舟は自分の道を・・
半田清舟の作品
それぞれの作品のバックグランドには半田の体験や思いがあります。
この記事を作成するために再度「ばらかもん」を読んでみました。
その内容は色褪せないものですが、気がついたのは我が家には１３巻までしかなく、最後まで読み切っていなかったことです。
２０１９年まで連載が継続されていたこともあり、あるタイミングで単行本を購入しなくなったようです。
今はその後どうなったんだろう？！ という気持ちでいっぱいです。
