ノーギアのベンチプレスのレベル判定ツールを2023年のジャパンクラシックベンチプレス選⼿権⼤会の記録をもとに作成しました。
以前トップアスリート向けに似たツールを作成しましたが、今回は参加者の平均で作成しています。
これにより中級者からアスリートはより精度が上がっています。
自分のレベルを知りたい人は是非試してください!
入力は年齢と階級・性別の選択のみです。
年齢は30歳以下は補正が入らないので、20歳代の人はデフォルト(30歳)で計算してください!
入力を完了すると自動的に6つのレベル判定の基準値が表示されます。
その基準と自分のベンチプレスのMAX値を比較して、自分のレベルがどこにいるか確認しましょう!
以前のツールは各カテゴリーの優勝者をベースに作成しています。より上級者の方はこちらがおすすめです!
ノーギアの2023年のジャパンクラシックベンチプレス選⼿権⼤会の参加者の記録を
階級(体重)とマスターのカテゴリー(年齢)別に平均して全日本レベルの基準を作成しています。
この基準をベースに
・日本記録チャレンジレベル: 全日本レベルの110%
・アスリートレベル: 全日本レベルの85%
・上級者レベル: 全日本レベルの70%
・中級者レベル: 全日本レベルの50%
・初級者レベル: 全日本レベルの35%
日本記録チャレンジレベルは、日本記録を目指せる実力があるレベルです。
2023年の大会の優勝者の記録の多くが、参加者の平均の110%前後でした。
それ以外のレベルの位置づけは、個人的な感覚で行っています。違うだろうという方もいらっしゃると思いますがご容赦ください。
筆者の階級が74kgなので、その前後の階級では精度が高いと思います。
2023年の大会では女子の重い階級で参加人数が少なく統計処理には無理があるようだったので
ツールも~69kgまでとしました。
◆フォームによる補正
競技での記録をもとにしているので、挙上フォームによる簡単な重量補正をするとより精度がよくなります。
・お尻はベンチ台についているがボトム(胸)で止めなし
⇒ 5~10㎏の挙上重量のマイナス
・お尻はベンチ台についていない(ケツ上げベンチ)で止めなし
⇒ 15~20㎏の挙上重量のマイナス
計算方法
基本データはノーギアのクラッシックベンチプレス大会です。データは、日本パワーリフティング協会のHPのこちらにあります。
階級別に挙上重量とカテゴリー(年齢)関係から最小2乗法で線形近似線を引き、その近似式から推定挙上重量を予想しています。
グラフで見るとこんな感じです。
相関係の強さを表しているR2は、参加人数が多い男子は各カテゴリーでは、ほとんどが0.9以上です。
男子はかなり精度がよいと考えられます。
女子は全体に精度が低くめです。
精度がよいところは、R2の値も0.8以上なので問題ありません。
63kg、69kgでは精度が低くなっています。
中高年でベンチプレスを頑張っている人は是非、このツールで自分のレベルを測定してみてください!
小さなご褒美を貰えるかもしれません。
アスリートや上級者レベルかも!?しれません。