<バセドウ病の治療経過報告>
5月14日に病名が分かり、投薬治療が始まりました。本日2週間目の診察へいってきました。
ネットで確認しても、初期治療の状況を記載した内容のものはあまりありません。自分の治療は順調かどうか分かりません。
体調、血圧、心拍数、血液検査の結果を共有化します。
・初診の結果
・治療方法
・体調の改善
・2週間めの結果
・まとめ
初診の結果
私は、当日電話をして、ほぼ飛込で病院にいきました。町田の開院したばかりの甲状腺の専門病院です。
検査は、血液検査、エコー検査、心電図でバセドウ病と判断されました。
ポイントになる項目
血液検査で改善状況を把握していくとのことですのでポイントになる項目について簡単に記載します。
甲状腺ホルモン:FT3、FT4
FT4:甲状腺のホルモンを作る能力を調べることができる。
FT3:甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べることができる。
甲状腺刺激ホルモン:TSH
TSHを測定することで甲状腺ホルモンの過不足を知ることができます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の場合は、FT3、FT4が高くTSHが低く、甲状腺ホルモンは過剰になっている。
参照:岡本甲状腺クリニックの病気の基礎知識
初回検査の結果
FT4: 基準値 0.90-1.70 測定値 >7.77
FT3: 基準値 2.30ー4.00 測定値 19.73
TSH: 基準値 0.500-5.000 測定値 0.005
他に気になる値は
アルブミン 基準値 3.7-5.5 測定値 3.6(L)
総コレステロール 基準値 150-219 測定値 109(L)
血糖値 基準値 70-109 測定値 139(H)
アルブミンは血液中のアルブミン(蛋白質の一種)でこの値が小さいと低栄養状態です。食事は普通通り取っていますが、バセドウ病のため低アルブミン状況になっているようです。
総コレステロール、バセドウ病になる前は常に基準値内でしたが、蛋白質だけでなくコレステロールも減っているようです。体重の減少は8kgです。
血糖値は食事後に測っているので正確ではないのですがバセドウ病で上がる場合もあるとのことですので、確認していきます。以前は基準値内でした。
治療方法
治療は薬による治療になりました。
治療は3種類あります。
・薬による治療
・アイソトープ(放射性ヨウ素)治療
・手術療法
参照:伊藤病院のバセドウ病
一般的な投薬だと思います。
具体的には、
・メルカゾール 5㎎ 3錠/日
バセドウ病の薬
・ビソプロロールフマル酸塩錠 2.5㎎/日
心臓の過剰な働きをゆるやかにすることにより、降圧作用、抗狭心症作用、抗不整脈作用、 抗心不全作用を示します。
投薬をしながら甲状腺ホルモンをコントロールして基準値内に収める治療をしていきます。
体調の改善
ここ2週間での体調の改善を記載します。
病名がはっきりしたことで、心のゆとりが少しできました。症状は「当然のバセドウ病」に準じて記載しています。
1、心臓の動きがおかしい
動悸・頻脈・息切れは、安静にすごしていたので大きな改善はみらてませんでした。たまに外に出て歩くと、やはりふらふらしています。
血圧と脈拍は、ビソプロロールフマル酸塩錠が効いて心拍数45~70/分、血圧も上115~140、下65~81ぐらいで良好、もしくは効きすぎ?です。
2、身体がだるい・疲れやすい
身体は相変わらずだるく、疲れやすいです。明確な改善は感じられません。生活の方で負荷のない用な対応をしてます。
3、微熱が続く
微熱も相変わらず続いています、私の場合は、36.9~37.2℃ぐらいの微熱が約1ヶ月以上続いています。夜になると熱がでているようです。さすがに1ヶ月以上も微熱があると辛いです。
4、汗かきになる
以前より感じられなくなりました。改善しました。
5、身体がむくむ(浮腫〉
私の場合は、足に顕著にむくみがでて酷いときは、足が痛くなっていましたが、現在は、ふくらはぎから下がむくんでいる状態が続いています。
6、イライラする・集中力がおちる
病名が分かったことで本人は大分落ち着いた気持ちになっています。
7、寝つきが悪くなる
相変わらず寝つきは悪いです。夜も目が覚めます。頻尿は以前より少し改善されたようです。
8、眼球突出
当初より眼球突出はありません。以前感じたまぶしさは現在あまり気になってません。そのシーンがないからかもしれません。
9、体重が減少する
体重は8kg減ってから、500gぐらいもどしました。現在67.5㎏です。
10、甲状腺が腫れる
甲状腺が腫れている感じは当初からありません。
11、声がしわがれる
声は相変わらず、しわがれていますが、午前中は比較的調子がよく、午後しわがれが酷くなる時が多いです。少し改善しています。
12、手が震える
以前ほど震えなくなりましたが、時々震えます。寝転がってスマホを見ていると持っている手が震えます。
13、手足に力が入らない・筋力がおちる
身体をあまり動かさないため、身体の動きがわるくなりました。まるで病人のようにふらふら歩いています。病人でした・・
14、下痢・軟便 / 便秘
便は乾いてますが、とりあえず毎日OKです。改善しました。
15、身体がかゆい
かゆみは若干ありますが、それほでひどくありません。身体の乾燥も以前よりひどくありません。改善されました。メルカゾールの副作用のかゆみもないようです。
16、身体が痛い
身体がぎくしゃくしており、特に膝、腰が痛いです。
2週間めの結果
本日2週間目の診察に行き血液検査をしました。
FT4やTSHの値は検査結果に記載がありませんでした。
FT3:基準値 2.30ー4.00、初回19.73、今回測定値7.69
アルブミン 基準値 3.7-5.5、初回3.6、今回3.4
総コレステロール 基準値 150-219、初回109、今回106
血糖値 基準値 70-109、初回139、今回136
・甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べることができるFT3は、大幅に改善しました。
メルカゾールによる副作用である、発疹、かゆみ、白血球の減少、肝機能障害などは現在ありません。
・身体の栄養状況であるアルブミンや総コレステロールは基準値より低いままです。
まとめ
バセドウ病は時間のかかる病気です。
私は日常生活が以前のようにできる状況まで戻っていません。正直あせっています。
体調も体重も回復していません。
でも・・
まとめ
・メルカゾールで甲状腺ホルモンのコントロールに改善があった。
・多くの症状のうち幾つかの症状は改善した。
・投薬治療の副作用もなく現状ない。