筋トレで使うギアについて考えてみました!

筋トレ(マシンやフリーウエイト)で使う一般的なギアの紹介と効果、どんな人に必要か、などをトレーニング歴20年以上のパーソナルトレーナーサンジュストが個人的な感想(笑)をふまえて紹介してみようと思います。

私自身、いろいろなアイテムを使っては来ましたが、全てのものを使ってみたわけではないので、ここでは皆さんになじみがありそうなものを取り上げてみます。

ギアの名前については色々な呼び方があるのでもしかしたら皆さんが知っている名前と異なるかもしれません。

コンテンツ
・腕 パワーグリップ、リストラップ、グローブ、エルボースリーブ
・体幹、脚、その他  ベルト、ニースリーブ、マウスピース
・私が手のひらやバーベルを覆うようなギアを使用しないワケ
・まとめ

 

腕 パワーグリップ、リストラップ、グローブ、エルボースリーブ

まずはパワーグリップです。手首にはめて使うもので、手のひらの部分に靴のインソールのような薄い皮がくっついてます…(ああ、表現が非常に難しい…)主にプル系の種目で使用し、効果としては手が滑って器具から外れてしまうのを防ぐものです。

パワーグリップ装着時

デッドリフトやラットプル、ベントオーバーローなどで使用しているのをみかけます。

リストラップは幅5~8cm程度×長さ数十cm(ものによってだいぶ長さが違います)の長さで、手首にぐるぐると巻き付ける形で使用し手首を保護します。ベンチプレスやダンベルでのトレーニングで使用します。

リストラップは、ベンチプレスでは良く使用されます。

グローブは、手袋で形状は指先が切れていて、指先だけが露出するものが一般的です。ゴルフのグローブのような感じです。こちらも滑り止め、手のひらの保護などで使用されることが多いように思います。筋トレ初心者が比較的手を出しやすいアイテムかなと思います。

エルボースリーブは肘の保護を目的としたサポーターのようなもので、私は使用したことはないのですが、もしかしたら素材に若干反発力があるかも、と思います。ベンチなどで肘を保護するのに使用しますが、もしも反発力があるとすれば自力よりも少し重い重量が扱えるかもしれません。

 

体幹、脚、その他  ベルト、ニースリーブ、マウスピース

まずはベルト(パワーベルト)です。これは名前の通り腰に巻くアレなんですが、形状が帯のように太いものから細いものまで様々です。

少しきつく巻くことで腹圧を高め、腰椎を保護します。主にビッグ3やウエイトリフティングなどの重いものを扱う時に使用しますが、私がみる限り、マシントレーニングで使用している人もよく見かけます。ダンベルでも重たいものを扱う時にはしている方もいますね。

デッドリフトには、ベルトが必需品です

ニースリーブは膝を守るサポーターのようなもので、これもエルボースリーブと同様、私は使用したことはないのですが若干反発力があるものもありそうです。

高重量でスクワットを行うときは膝にニースリーブを着けます

マウスピースは、重いものを持ち上げる時に奥歯に力を入れて噛む(食いしばる)人向けの、歯を守るものです。簡易型のものもあれば、歯科医に作ってもらうものもあるようです。

マウスピースに関しては、使用すると十分に力を発揮し、歯も守れるという人もいますが、私のようにマウスピースをすると力が発揮できない人もいます。

マウスピースは誰でも、ではなく、かなり人を選ぶと思います。私の場合、高重量を扱う時でも奥歯でかみしめることはほとんどないですし、どちらかと言えば唇の方に力が入ります(ああ…これも表現が難しい…)

かと思えば人によってはあまりに食いしばりすぎて奥歯が砕けてしまった人もいます。こういう方はマウスピースをされた方が良いと思います。

 

私が手のひらやバーベルを覆うようなギアを使用しないワケ

私が手のひらを覆うようなギアを使用しないワケ、については100%私の意見です(笑)なので、この話が???となる可能性もあります。ご了承ください。

ここでいうギアはグローブと、スクワットなどで使うシャフトパッド(バーベルカバーともいうらしい その他複数名称があるようです)の事です。

まずグローブですが、なぜ私がグローブを使わないか。それはズバリ「バーベルやダンベルと対話できなくなる」からです。

…サンジュストさん、どうかしちゃいましたか?と思われるかも、ですが…

要はトレーニング時、最初にバーベルを握った時、担いだ時に自分の体調やバーの重さをどう感じるか、重いか軽いか、または私の体にバーがしっくり乗ってくれるかどうかなど…これがグローブをつけるとわからなくなるのです。

私の場合、バーを握った時に、今日の調子と言いますか、ある程度予測できます。

そしてそれはアップを重ねるうちに予測から確信に変わっていく、って感じです。

それを総じて私は対話とか会話とかと表現しているのですが…パーソナルトレーニングの時に生徒さんから「どうしてグローブはおすすめじゃないんですか?」と質問されるとこう答えます…そして、バツの悪い感じの沈黙が少し続きます(笑)そのあと結局今の話を説明してある程度納得していただく、といった感じです。

もう一つのシャフトパッドについては主にスクワットの時、首を保護するために使うものなのですが、私から言わせると、スクワットでバーを担ぐ場所は首元ではないという事です。一番良いと思われるのは肩甲骨を寄せた上、首より若干下に担ぐのが一番安定すると思われます。私は天然のシャフト置き場と呼んでいますが(笑)、初心者で肩甲骨がよらない場合は仕方ないとしてもゆくゆくはここにのせられる様に練習していくのが安全かつ効果的かつ安定すると思うからです。その場所にのせられれば、シャフトパッドはむしろ邪魔でしかありません。

 

まとめ

私自身、いろいろなギアを使ってきたのですが、結局最終的にはリストラップ、ベルトのみに落ち着きました。私の場合は試合に出ていたことが大きく影響していますし、ビッグ3以外のトレーニングはすべて補助種目なのでそれほど重いものを扱わないのでギアは必要なくなった、という感じです。

ピンポイントで筋肉を鍛えたい場合はそのトレーニングや自分の体や筋肉、関節にあわせてチョイスしてくださいね!どれが必要かわからない場合はパーソナルトレーナーに相談する事をおすすめします。

 

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