2拠点生活の地方暮らし 持ち家にする? 賃貸にする? 持ち家では楽しみが倍増!!

新型コロナの影響もあり2拠点生活を始める人が急増しています。推定で人口の約5.9%が2拠点生活をしています。

我が家も2拠点生活で持ち家の経験がありますが、購入はリスクもあります。一番のリスクは、拠点解消時の売却です。

最近の調査と過去の経験から2拠点生活の持ち家のメリットとデメリットを考えてみました。

 

2拠点生活での持ち家のメリット・デメリット

自然に囲まれた自宅で、仕事をしたり、趣味を楽しんだり、のんびりする生活は羨ましくありませんか?

現在の我が家の2拠点生活は自然の中でログハウスでの生活を楽しんでいます

過去の経験から仕事や田舎暮らしを地方の拠点で行うときのメリット、デメリットを考えてみました。

◆持ち家のメリット

 ・トータル費用の節約の可能性

 ・街、家への愛着が増す

 ・自然・趣味をより楽しめる

 ・友人・知り合いが増える

◆持ち家のデメリット

 ・トータル費用の増加の可能性

 ・面倒なことが多い

 ・短期の場合は不向き

2拠点生活は、生活や自分のやりたいことを積極的に楽しむ人にはメリットが多く、面倒くさいことが嫌いな人にはおすすめではありません。

一方、費用に関してはやり方により、賃貸に対しプラスになったりマイナスになったりします。ポイントは拠点を解消するときです。

上手く売却できると、大きなプラスを得ることができますが、売れないというリスクもあります。どんな物件でも売却できるような、リスク回避ができることが理想です。

どんな物件でも購入してくれるAlbaLinkは後述します。

費用面で考えた理想の持ち家

地方の拠点で住むことを前提で、賃貸ではなく家を購入して住むことを考えてみました。

費用面では、どんな状態になると理想の持ち家といえるのでしょうか?

◆理想の持ち家は?

 ・最低でも トータルで賃貸と同等の費用で住めること

 ・できれば 拠点解消時(持ち家売却時)にプラスがでること

短期での地方生活の場合は、持ち家で収支を0またはプラスにするのは難しくなります。最低でも5年ぐらいは生活することが必要そうです。

賃貸と持ち家の比較計算のイメージ

理解しやすいように賃貸と持ち家の比較をしてみます。

賃貸:月額8万3千円で、年間100万円、5年では、500万円の支出を想定しました。

持ち家:実現可能な条件を設定してローン計算ドットコムのサイトで計算しました。このサイトを利用すると簡単に下記の項目を計算してくれます。

借入金額(物件価格):1,000万円

金利:1.400%

借入期間:20年 (240回払)

返済総額:11,470,907円

支払利息総額:1,470,907円

月額返済額:47,796円

年間返済額(月額返済額×12):573,552円

5年で売却(750万円)した場合の表を作成しました。本当に750万円で売れるかが勝負です!

  項目 金額(万円)
支出 ローン支払い  286
  ローン残金 775
  諸費用(購入・売却) 100
  支払い計 1161
収入 家売却 750
差額   ▲411

この試算での結論は、5年間の費用は、賃貸で500万円、持ち家で411万円です。

持ち家の方が約90万円お得になります。

購入時は、こんな試算をすると持ち家が可能かどうかが分かります!

2拠点生活の実状

一般社団法人 不動産流通経営協会が2022年3月に「複数拠点生活に関する意識調査」という調査結果を公表しています。これから2拠点生活を行う人にはとても参考になる資料です。

この調査をもとに、2拠点生活の実状を考えてみました。

◆驚いたこと

 ・複数拠点生活を行っている人数 535万人

 ・2020、2021年での急増 140万人増

 ・サブの家の持ち家 率 76.4%

 ・サブの持ち家の平均購入価格 2300万円

新型コロナの影響やリモートでの業務体制などが充実し始めていることもあり、2拠点生活が増加しているは間違いありません。

2拠点のサブの持ち家率が高いのと、その平均価格が非常に高いにも、本当に驚かされます。まだまだ2拠点生活を行っている人はリッチな人が多いようです。

今後、更に2拠点生活も増え、持ち家の平均価格は下がってくると予想されます。

その他の調査結果(抜粋)

・複数拠点生活の割合

  複数拠点の実施もしくは過去に実施 12.8% 現在行っている人 535万人、過去に行っていた人 629万人

・2拠点生活者実施開始の動向

  2016年までは2拠点生活を始める人が20万人以下だったのが、急激に増加し2020年 57.8万人、2021年 83.4万人が新たに開始。

・複数拠点生活者のプロフィール 

  正社員・公務員が44.4%と一番多い。世帯年収平均は764万円

・住居の種別(持ち家率)

  メイン 82.7%、サブ 76.4%

・複数拠点生活の目的/理由

  ①会社都合の転勤・単身赴任、②自分の時間を過ごす、③自然を感じられる場所にすむ、④避暑・避寒 ⑤趣味を満喫する

 

サブ拠点で持ち家を獲得するためには

サブ拠点で持ち家を実現すると、色々と夢が広がります。その拠点が大好きであれば、将来はそこで暮らすこともできますし、売却して利益を得る可能性もあります。

このブログでの結論は

5年以上その拠点を利用するならば、購入がおすすめ!

です。

購入するときに行うことは2つです!

①費用の試算
②売却時の準備

費用面の試算:このブログの「賃貸と持ち家の比較計算のイメージ」のように行います。実際の物件の賃貸料や価格を入れて詳しく試算をしてみることをおすすめします。

売却時の準備:どのタイミングでどこに依頼して売却するかです。

売買を依頼するところで一番よいのは、地元で長年続けている不動産屋さんです。地方のこのような不動産屋さんは、仲良くなると色々と便宜を図ってくれます。

購入するときの試算や、購入、売却、売れなかったときの賃貸などを相談に対応してくれる不動産屋さんがおすすめです。

でも、こんな不動産屋さんに出会えなかったり、すぐに売却したい人は前述したAlbaLinkが運営している「訳あり物件買取プロ」などのプロに相談する選択肢もあります。

いざという時のAlbaLink社の「訳あり物件買取プロ」

AlbaLink社は2拠点生活で、いざという(物件を処分する)ときに、助けてくれる頼れる会社です。

何といっても、売れずに自分が持ち続けるという不安を解消してくれます。

訳あり物件買取プロは、近年多くのエリアでの空き家の増加問題に対応して業績を上げています。

もちろん訳あり物件やトラブル物件を処理も行っていますが、それだけではなく2拠点生活者にもありがたい利点があります。

◆AlbaLinkの利点

 ・全国のほとんど全ての物件に対応

 ・不動産取引の法令や手続きの専門性が高い

 ・買い取り専門で行っているためスピードが速い

 ・査定は無料

特に強みは

訳あり物件やトラブル物件に対応しており、法令や手続きなどの専門性が高いことです。

また仲介ではなく、自社で買い取り専門で行っているので迅速に結果がでるというところです。買い取り率の実績もなんと92%の高率です。

多くの不動産屋さんの場合、仲介で売却の対応をしているので、なかなか買い手が見つからないことも多いのが実状です。

我が家の2拠点生活

我が家もこれまで数回、複数拠点生活を行っており、現在も2拠点生活を行っています。2件の物件購入と購入を諦めた事例の紹介です。

北杜市での田舎暮らし

山好きが高じて、山の近くで暮らしたくて北杜市の甲斐駒ヶ岳の麓で田舎暮らしをしています。既に土地を購入してからは20年以上の月日が経っています。

南アルプスの甲斐駒ヶ岳です

購入したときは、お金もなく、格安の土地をインターネットで探し、ログハウスのキットをフィンランドから取り寄せて田舎暮らしを目指しました。当初かかった費用は500万円ほどです。

土地は格安と思っていたのですが、数年後隣接する土地を地主さんがインターネット不動産の半分以下の価格で譲ってくれ敷地が増えました。

セミセルフビルドのログハウスや土地の整備など色々と苦労もありますが、楽しみながら現在も継続しています。

石和で単身赴任

北杜市にログハウスをつくってから、会社の都合で山梨の石和に単身赴任をしました。このときは3拠点生活になっています。

長年続く地元の不動産屋さんに相談すると、親身になって頂き、計算すると1200万円ぐらいの家を購入しても、賃貸より安い費用で生活ができそうでした。

このときは、会社からも住居費の補助が出てかなり有利に働きました。

家を購入して単身赴任を始めましたが、なんと2年弱で戻ることになりました。

すぐに、不動産屋さんと相談して、持ち家は賃貸で貸し出すことにしました。その後6年間は賃貸で貸し出した後、また同じ不動産屋で売却もお願いしました。

結果的には、ほぼ収支0(住居費 0)で過ごすことができました。

東伊豆で拠点探し

海にも憧れがあり、東伊豆の別荘の中古物件を探した時期があります。1年半で5回現地に出向き物件を確認しました。

熱海、伊東、伊豆高原、修善寺などには多くの中古別荘の物件があります。多くの物件は、海岸から離れた山の中腹にあります。

最近は熱海に熱気が戻っています、写真は熱海城の中には現在は日本唯一の秘宝館があります

幾つか気に入った物件もあったのですが、私の予算だと築年数が経過したものしか購入できません。

処分したくなったときに売ることができない、という恐れがあり購入を見送ってしまいました。

今回見つけたAlbaLink社のような存在が当時あれば、結果も違っていたかもしれません。

まとめ

近年、2拠点生活を行う人は急激に増えています。

以前の2拠点生活者は、一部のリッチな人が別荘という形で行っていたのが主流でした。

リモートワークの認知や地方で空き家の増加、中古別荘の増加などで、普通の人でも2拠点生活のライフスタイルを選べるようになってきました。

地方での持ち家は、多くの楽しみ方を提供してくれおすすめです。

費用の計画や売却の検討をしておけば、安心して2拠点生活を始めることができます。

 

 

 

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