大型の旧50円硬貨を知っていますか? 旧50円玉は、穴の開いていないものと、穴が開いているものの2種類があります。 私の年代だと、見るととても懐かしく、お宝という感じです。
先日、久しぶりに昔もっていたコインをしまっていた箱を開けてみると在りました! この2種類の50円玉がそれぞれ数個ずつありました。 懐かしく思い、これらの50円玉について調べてみました。
・発行年と発行枚数
・50円玉はなぜ穴があるの
・旧50円玉の価値は?
・まとめ
50円玉の仕様
私の子供の頃は多くの小学生がコインやら切手集めをしていました。とはいっても子供なので大したものは集められません。実は、そんな時集めたのがこれらの50円硬貨です。当時はちょっとだけ古い硬貨として集めていました。
現在の硬貨は、同じデザインの硬貨が長期に渡って使われており、変り映えしません。 でもこの50円硬貨は、発行期間が穴無し4年間、穴アリは8年間と短いのです。 現在のデザインは、1967年から現在に至るまでなのでかなり長いです。
旧50円硬貨(穴なし) | 旧50円硬貨(穴あり) | 現行50円硬貨(穴あり) | |
素材 | 純ニッケル | 純ニッケル | 白銅 |
品位 | ニッケル 100% | ニッケル 100% | 銅 75%、ニッケル 25% |
重さ | 5.5g | 5.0g | 4.0g |
直径 | 25.0mm | 25.0mm | 21.0mm |
孔径 | ー | 6mm | 4mm |
図柄 | 菊(表面)、分銅(裏面) | 菊(表面) | 菊(表面) |
発行開始 | 1955年(昭和30年) | 1959年(昭和34年) | 1967年(昭和42年) |
左から旧50円硬貨(穴なし)、旧50円硬貨(穴あり)、現行50円硬貨です。写真で見ると旧50円玉の穴ありの方が穴なしより大きく見えますが同じ径です。
旧50円硬貨(穴なし)左が裏(分銅)、右が表(菊)です。どうも数字がある方が裏面のようです。
旧50円硬貨(穴あり)左が裏、右が表(菊)です。
発行年と発行枚数
旧50円硬貨(穴なし)は、4年間の発行期間で昭和33年が一番少なく、18百万枚です。手持ちの硬貨の数を確認してみると、昭和30年6枚、昭和31年10枚、昭和32年3枚、昭和33年1枚でした。やはり33年は少ないですね。
旧50円硬貨(穴あり)は、8年間の発行期間で昭和35年が極端にすくなく6百万枚です。発行枚数の少ない昭和35年、36年は持っていませんでした。
年号 | 西暦 | 発行枚数 旧50円(穴なし) | 発行枚数 旧50円(穴あり) |
発行枚数 | 発行枚数 | ||
昭和30年 | 1955 | 63,700,000 | ― |
昭和31年 | 1956 | 91,300,000 | ― |
昭和32年 | 1957 | 39,000,000 | ― |
昭和33年 | 1958 | 18,000,000 | ― |
昭和34年 | 1959 | ― | 23,900,000 |
昭和35年 | 1960 | ― | 6,000,000 |
昭和36年 | 1961 | ― | 16,000,000 |
昭和37年 | 1962 | ― | 50,300,000 |
昭和38年 | 1963 | ― | 55,000,000 |
昭和39年 | 1964 | ― | 69,200,000 |
昭和40年 | 1965 | ― | 189,300,000 |
昭和41年 | 1966 | ― | 171,500,000 |
50円玉はなぜ穴があるの
日本銀行のHPで確認すると、5円貨幣や50円貨幣に穴(孔)があいているのは、他の額面の貨幣との識別を容易にするためと、偽造防止などの意味もあると言われていると記載がありました。
旧50円硬貨(穴なし)は、当時の100円硬貨(鳳凰百円銀貨)とよく似ていて紛らわしいという問題点があり、サイズも近かったためとウィキペディアにありましたが、旧100円硬貨の径は22.6㎜で旧50円硬貨は、25㎜です。図柄も全く違います。本当ですかね・・
左が旧100円硬貨、右が旧50円硬貨(穴なし)です。似ていますか?
昔の古銭でも穴開きのものがありますが、こちらは、製造上のメリットがあったためのようです。穴を使って固定して製造をしたそうです。また、持ち運ぶのに、紐を通して持って歩いたそうです。
旧50円玉の価値は?
こんな旧50円硬貨ですが、現在の価値は幾らくらいなのでしょうか?
色々なサイトで確認してみると、穴なし、ありとも未使用で超美品であれば数千円の場合もあるようですが、買い取ってもらうのはほぼ額面通りのようです。ただ購入すると300円以上することも多いようですね。
また旧50円硬貨(穴なし)の昭和34年、35年、36年の硬貨は発行枚数が少ないので少し価格が高いようですね。
思っていたよりも価値が上がっていません、コインの収集する人が減ったからですかね?
まとめ
昔のコインは現在のコインに比べ魅力があるように感じます。デザインもそうですが、現在のコインはデザインがシンプルな上、そのデザインのコインの寿命が長いので収集する気持ちにななりません。発行枚数が少ないと聞くと発行年度をみることはありますが、コインとしては魅力は感じません。
古いコインやヨーロッパなどコインはデザインが良く収集したくなる気持ちが分かるります。日本のコインも日本の特徴を出してデザインにして魅力的なものにして貰えると良いのですね。
最近は、記念コインが結構発行される割には、コインの収集なども昔に比べる下火のようです。少し寂し気もします。