昭和の漫画 時代背景や妖怪たち、個性溢れる登場人物が「どろろ」の世界を広げます 柴咲 コウのどろろもとても魅力的

この物語の主人公は百鬼丸で、どろろは百鬼丸と旅をする夜盗の子供の名前です。暗いストリーのこの物語がアニメや映画で何度もリメイクされたり、人々の心に残っているのは、まぎれもなくどろろの存在です。

物語の最後は曖昧で、終わりかたも幾つかります。漫画は4巻で完結なのですが、多くの人が世界を広げたがっています。

映画の柴咲コウのどろろもとても魅力的です!

「どろろ」の魅力

「どろろ」の手塚治虫の公式HPはこちら

少年サンデー

「どろろ」は、手塚治虫の少年漫画です。週刊少年サンデーに1967年35号から1968年30号まで連載された後、冒険王にて1969年5月号から10月号まで連載されました。

戦国時代に、妖怪から自分の身体を取り返すために旅する百鬼丸と夜盗の子供、どろろの戦いや旅を描いています。当時としては珍しく妖怪が多く登場します。その後ゲゲゲの鬼太郎が後妖怪ブームを巻き起こしますが、その少し前です。

百鬼丸の生い立ちや百鬼丸やどろろの人間関係、妖怪との闘いなど物語を膨らます要素は、盛り沢山ですが漫画自体は文庫本4冊に収まっています。

その暗い生い立ちや妖怪などが少年誌にはそぐわないという話もあり手塚治自体も悩んでいたようです。

リアルタイムで少年サンデーを読んでいた私にとっては、違和感もなく読んでおり「どろろ」をしっかりと記憶に取り込んでいました。

当時の少年サンデーは魅力的な漫画がたくさんあり、夢中になっていたことを覚えています。その魅力的な漫画の一つが「どろろ」です。

「どろろ」の最後

少年サンデーを読んでから、月日が経ったある日、本屋さんで文庫本の「どろろ」を見つけました。その時本屋で購入したのが、今回紹介している秋田書店の「どろろ」です。

この本では、父親である醍醐景光は最後まで生きて、百鬼丸とどろろは別々に旅にでるのですが・・

アニメや映画ではストリーも終わり方も修正が加えられています。どのストリーや終わり方が良いかは別として、「どろろ」は4冊の文庫本では収まりきれない世界観を持っていいるのは間違いありません。

映画「どろろ」

映画「どろろ」は、2007年に百鬼丸は 妻夫木聡、どろろ 柴咲コウで映画化されました。

原作が発表されてから、38年後に映画化されています。作品の価値は時が経ってから分かるといわれますが、正にその通りです。

漫画でもどろろは最後の方で女の子であることが明かされていますが、映画では、まさに柴咲コウが演じています。柴咲コウの野性的で少し乱暴な感じや口調がとてもいい感じです。

映画でどろろ役の柴咲コウです。この映画でファンになりました。

中国に出張したときに、「どろろ」のDVDを見つけました。中国人にはどう映るのでしょうか?

おすすめのシーン

漫画「どろろ」は大人の私が今読んでも、楽しめる漫画です。

物語の最初のシーンです。醍醐景光が、48匹の妖怪に子供(百鬼丸)の体と引き換えに天下とりの願を依頼する。

どろろはいつも無鉄砲でならず者にボコボコにされます。でも全くめげません。

目が見えない法師が百鬼丸に生き方を教える。法師が物語に厚みをもたせます。

「どろろ」には色々な妖怪が登場します。これらも物語「どろろ」の魅力です。

48匹の妖怪を倒すと、体の一部が戻ってきます。

百鬼丸はどろろが女性ということを知っていました。でもどろろは女ということを嫌っています。

まとめ

「どろろ」の題名について、作者の手塚治虫のコメントが、文庫本のカバーの裏に記載があります。

『 ‘どろろ’って変わったタイトルでしょう。じつは、ぼくの友だちの子どもが、「ドロボウ」といえなくって、カタコトで「ドロロウ」といったのをヒントにしたものです。・・・」

手塚治虫はここで同時にどろろの性格が大好きと言っています。そう私もそうです。

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