定年後の健康診断はどうすればよいの?

先日、定年退職後初めての健康診断に行ってきました。退職後2年間は以前の勤めていた会社の健康組合に所属しているので、その健康組合主催の健康診断を医療機関で受けてきました。オプションを選ばなければ、基本的な健康診断は無料です。

企業に勤めている人の健康診断は、一般健康診断や特殊健康診断は労働安全衛生法による企業の義務となっています。 5000円~15000円かかると言われている 費用も企業が全額支払ってくれています。 1年に1回の定期健康診断は、会社に勤めている間はこの恩恵を受けられていたのですが、 退職後は、この恩恵が受けられなくなります。

定年後の健康診断について調べてみました。

コンテンツ
・健康診断の制度
・健康診断の項目
・まとめ

健康診断の制度

会社に勤めている人は基本的に、その会社の健康保険組合が主催する健康診断を受けることになります。退職後も2年間は所属していた健康保険組合に所属することができます。その健康保険組合が主催する健康診断を無料で受診することができます。

自営業で国民健康保険に加入の人や退職して企業の健康保険組合から国民健康保険へ移行した人は、各地方自治体が主催する低価格で健康診断を受けることができます。

企業での健康診断

健康診断は、労働安全衛生法で実施が義務付けられています。企業が実施する健康診断には主に通常業務を行う労働者が対象の「一般健康診断」と、特定の有害業務を行う労働者が対象の「特殊健康診断」があります。「一般健康診断」には、雇い入れ時に行う健康診断と定期的に行う定期健康診断があります。

健康診断の項目は、労働安全法に基づく健康診断の項目は決められています。厚生省から下記内容で指定されています。

厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署リーフレットより、詳細はこちら

定年後の健康診断

企業での健康診断は、労働安全衛生法で実施の義務や内容が規定されていますが、これは労働者の健康を確保するためです。定年後の人や自営業の人は健康診断は義務ではありません。これらの方の多くは国民健康保険に加入されています。加入されている人は、地方自治体が主催する国民健康保険の加入者向けに低価格で用意した健康診断をうけるのが一番オーソドックスの方法です。

神奈川県の相模原市の健康診断を紹介します。詳細はこちら

特定健康診査
相模原市国民健康保険の被保険者で、
1. 今年度40歳~74歳の年齢になる人
2. 今年度75歳の年齢になる人(75歳の誕生日以降は後期高齢者健康診査の対象です。)
費用負担 1000円

基本的な健診(必ず実施する検査項目)
問診、身長、体重、腹囲、BMI、血圧測定、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、尿検査、腎機能検査
詳細な健診(医師の判断により選択的に実施する検査項目)
貧血検査、心電図検査、眼底検査

国民健康保険被保険者健康診査
国民健康保険加入者のうち20歳代、30歳代の人を対象に健康診査を実施しています

基本的な健診(必ず実施する検査項目)
問診、身長、体重、腹囲、BMI、血圧測定、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、尿検査、腎機能検査
詳細な健診(医師の判断により選択的に実施する検査項目)
貧血検査、心電図検査、眼底検査、胸部X線検査
費用負担 1000円

20、30歳代とその他の診断項目は、ほぼ同じですが、20、30歳代の人には胸部X線検査が含まれています。

健康診断の項目

健康診断の項目は労働者の健康を確保するために、厚生労働省が項目を設定しています。

厚生労働省が決めた項目と今年私が受けた項目(企業の保険組合)と相模原市の健康診断の項目を比較してみました。

大項目 小項目 厚労省 企業 相模原市
既往歴及び業務歴の調査
自覚症状及び他覚症状の有無の検査
体側 身長・体重・腹囲
視力
聴力
胸部X線
喀痰検査
血圧 収縮期/拡張期
貧血検査 赤血球、血色素量(ヘモグロビン)
肝機能検査 GOT、GPT、γGTP
血中脂質検査 HDLコレストロール、LDLコレステロール
血清トリグリセライド
中性脂肪
総コレステロール
血糖検査 空腹時血糖値、HbA1c(NGSP)
尿検査 尿蛋白、尿糖
尿潜血
心電図
大腸検査 便検査
血液検査 腎機能(eGFR、血清クレアチニン)
尿酸値
白血球
ABC検査 ピロリ菌検査、ペプシノーゲン測定
腫瘍マーカー (オプション 有料)

〇 検査あり。- 検査なし
相模原市の検査項目では  △ 追加項目 ◇詳細項目の扱いになっています。

各保険組合では厚生労働省の検査項目の設定に追加項目を入れています。それに比較して国民健康保険の対象の相模原市の健康診断では、やや少なくなっています。

実際の相模原市の健康診断では、市内の健康診断をやっている病院を選択します。選択した病院により検査項目は少しバラツキがありそうです。また有料になりそうですが、オプションでいろいろな検査は可能です。

まとめ

今回受けた健康診断や調べたことで分かったことをまとめとします。

・特殊健康診断は労働安全衛生法による企業の義務となっています。全額会社負担です。
・企業の健康保険組合の健康診断は厚労省で規定している内容に検査項目を追加していることが多い
・定年後の国民健康保険で受けられる健康診断は、少額だけど費用負担がかる。検査項目は厚労省の指定より少ない場合がある。

・健康を確保するために、不調な部分や心配な部分に対して自分で検査を追加して健康診断を行うのが良いです。

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