こんにちは。パーソナルトレーナー兼インストラクターのサンジュストです。いやー、かなりのご無沙汰です。
今日は前々回の記事「怪我、故障についてあれこれ考えてみた」の続きで、第三弾でございます。特に「怪我をした時に出来ること」に関して、故障からの復帰を考えていらっしゃる方には是非読んでいただきたいと思います。たぶん役に立ちます!たぶん…
(コロナの影響でまだまだ不自由な生活を強いられていますが皆様お元気に過ごされていますでしょうか…)
膝に関しては結構厄介で、今でも無理をすると軽く水が溜まったりします。
当時の症状としては膝の痛み、水が溜まる、といったものでした。
レントゲンには異常はなく最終的にMRIを撮って「半月板損傷」という診断がおりました。
原因はスクワットで膝から崩れた時、右膝が内側に入ってしまった事じゃないか、と…これも予想でしかないのですが…その時は大して痛みもなかったです。
ただ、その時には腰痛症で下半身の踏ん張りが効かなかったのと、試合に向けてギア練習をしていたので恐らくそれらの悪い要素がからまって怪我に至ってしまったのでは、と考えています。
その後、事実上選手を引退するのですが、スタジオイントラの仕事は続け、またダンスの発表に向けたレッスン、深夜練習なども続けていたのでそこでとどめを刺してしまったかもしれません。
治療としましては整形外科での膝の水抜き、ヒアルロン酸注射、でした。
何度も水が溜まり、それを抜くといった事が続き、いつまで続くのかとげんなりしていた時、MRIをとってみよう、となってそこで半月板に亀裂が入っていることが確認されました。担当医曰く「こんなとこ、普通交通事故でもないと亀裂入らないよ」だそうです…スクワットめ!いや、スクワット下手くそな自分め!
で、治療してもらっていた間、約1.5年ほどはトレーニングを休んでいましたが、半月板損傷の診断をだしたお医者さんがその場で「トレーニング、やってもいいよ」と仰ったんです。
トレーニングを明確に禁止されていたわけではないのですが、MRIを撮るまでははっきりした事はわからなかったので念のため、という事でした。あと、私のメンタルが繰り返す水のたまりに疲弊していたのでトレーニングをする気も起きなかったというのもトレーニングをやらなかった一因ですし相変わらず腰も時々痛い、というのもありました。
復帰についてはお医者さんとも相談して、自重からのトレーニングにする事、時間をかけて戻していくこと、アイシングやストレッチに時間を割くことを自分で決めました。
結果、現在に至るわけですが、良くなった一番の原因はやはり1.5年ほどトレーニングから離れたことじゃないかと思います。私の場合、ダンスやエクササイズは仕事なので休めなかったのでここまで長引いたとも思います。運動を一切休める方ならもう少し回復は早いかもしれません。
ちなみに私が選手時代、先輩方から「怪我はトレーニングをやりながら治す」と教わってました…完全な間違いではないですが、方法や質や量は見直す必要があります。
今でもたまーに膝に水が溜まる事もありますが、それも自分で何となくおさめる事が出来るようになりました。
あ、基本的に、半月板損傷は元には戻りません。なので付き合っていくというような気持ちであれこれ考えた方が良いと思います。ひどいと手術という選択肢もあるかもしれませんが…
さて、これが重要なのですが、怪我をした時もちろん安静にするのが一番なのですが、それでも限度もあります。
怪我はしたけど歩くくらいはできる、とかなら痛みが出ない範囲で日常的にやっていることをやるのは構わないと思います。
使いすぎも使わなすぎもよくありません。
で、フィットネス愛好家の方で、トレーニングやスタジオエクササイズで怪我をしてしまった時、出来ること、是非やってほしいことはズバリ「フォーム、頻度の見直し」です。
エクササイズ頻度の見直しはほとんどの人がやると思います。様子を見て休む、ジョギング系や高重量を扱うトレーニングを休むなど…
フリーウエイト系の方で怪我をした時にフォーム修正をする方は多少いらっしゃるかもしれませんが、エクササイズ系の方でご自分のフォームを見直す方はほとんどいないのでは、と思います。
フリーウエイト系の方も主に重量を下げるかレップ数を下げるかといった選択が1番で、できれば練習回数(頻度)は落としたくない(今の力を落としたくないから)のではないでしょうか?そして、フォームに関しては情報としては意識しているけど客観的に見ることができているのかはちょっと疑問です。
スタジオエクササイズにしても筋トレにしても今までのフォームは正しいのか、または正しくはなくても自分にあっているのかどうかなどを客観的に見る目は必要です。
ここで、私達パーソナルトレーナーの出番なのですが、自分で見直すことももちろんできます。
鏡を見ることのできる種目に関しては今まで以上に自分のフォームを細部にわたってチェックしてください。その時は軽い重量、例えばスクワットならばバーのみ、スタジオ系ならば音楽をかけずにゆっくり、もしくは基礎動作のみ。
これだけでも基本のアライメントからかなりずれているかどうかチェックできます。
あと、スタジオ系の場合、超基本的な事ですが、自分の体重が過体重になっていないかどうか…(これは超厳しいです~わかっちゃいるけどねー)
ぶっちゃけていうと、体重を落としただけで良くなる場合もあります!特に膝と腰!
(私もコロナ禍で4㎏太りましたからね…人の事は言えません…)
また自由に書いてしまいました。