いよいよ日本市場に本格参入か!! 強力な日本代理店を得た中国ブランドのNaturehikeのおすすめテント!

ここ数年、中国のアウトドアブランドのNaturehikeはアマゾンなどのECサイトで見るようになりました。デザインがよいコストパフォーマンスが高いブランドのイメージですが、中国メーカーにありがちな信頼性はどうなのでしょうか?

2021年に伊藤忠商事が日本総輸入元・総販売代理店となりました。オンラインショップや直営店の運営はカンパネラが行います。同社は、多くのアウトドアブランドと事業を行っている会社なので品質の課題はかなりクリアーになった感じです。

品質の管理やクレーム処理の窓口ができたことで、Naturehikeの実力が見直されるのではないでしょうか!

Naturerhikeとは!

Naturehikeは、2010年に設立された中国の総合アウトドアブランドです。自称、総合アウトドアブランドとのことですが、実際にはテントやテントサイトのアイテムが主力製品です。製品のカテゴリーは、テント、タープ、寝袋、マット、ベッド、椅子、テーブルなどです。

オンライン販売が主体で、ざっくりで全世界で50億円、日本国内でも5億円の年商があります。開発や生産の実力も蓄えているようです。

中国メーカーの弱点は

中国ブランドと聞くとハードルがある人も多いですが、多くの日本や他の国でも中国で生産しているののも多いのですが、その違いは何でしょうか?

私は数年前まで中国の上海や大連に工場を持つメーカに勤めていました。また多くの部品も中国で調達していました。

多くの、日本や欧米のブランドが中国の工場で製品をつくっていますが、それらの製品は中国で生産されたからといって品質が悪いことにはなりません。これは、品質に対する管理がしっかりしているからです。

日本や欧米の会社と中国の会社(会社にもよりますが)の差はこの品質の管理が成熟していない場合が多いからです。また中国人のおおらかな気質もあります。

ましてオンラインショップなどで中国の会社からユーザーにダイレクトで製品が届くとなると更に怪しさは増します。

代理店が無いとどうなる

製品の不具合点は、主に2通りあります。

・本来の実力が出ているのに、性能や機能が不満足!

・購入した時に製品が壊れているなどの不具合がある(初期不良)

代理店が活躍するのは、2つめの初期不良です。

品質管理が悪いと初期不良は意外と多く発生します。

アマゾンなどで購入した場合、代理店がないと中国の工場から直接製品が送られてきて最悪、文句を言う(言える)相手がいないことになります。

代理店があると代理店がクレームの処理をしてくれますし、代理店から工場にクレームが入ります。中国人だけでなく、人は正当な苦情は言われると改善していくものです!!

カンパネラとはどんな会社

株式会社カンパネラは2009年に福井で設立されたアウトドアECサイトを運営する会社です。現在もSUNDAY MOUNTAINというECサイトを運営しています。Patagonia、snow peak、THE NORTH FACE、KEEN、ogawaなど多くのブランドの製品を扱っています。

 

 

Naturehikeブランドの日本総輸入元・総販売代理店である伊藤忠商事なのですが、カンパネラはその伊藤忠商事と契約を結び公式オンラインストア、およびショッピングモール直営店舗を運営しており、品質やブランドの管理も行っています。

注意しなければいけないのはオンラインショップに平行輸入とかかれたものです。代理店の管理外になる上、粗悪品が混入している可能性もあります。

代理店の役割

・初期不良やクレームの窓口

・品質や不具合のフィードバック

 

テントに要求されるものは

テントは少し特別なアイテムです。特にハードなアウトドアを楽しんでいる人たちは、命にかかわったり、大切な休養な場所であったりします。このため使用していて信頼性が高い安心感が必要になります。

反面多くの人は、それほど危険なフィールドには行かず、便利な機能やコストパフォーマンスを望んでいるのも事実です。

テントに要求されるもの

・信頼性(ブランド)の神話

・仕様の高さ

・コストパフォーマンスの高さ

信頼性(ブランド)の神話

ハードなアウトドア、長期に渡る縦走や積雪期の登山、極寒でのキャンプなどを行っている人にとっては1日の活動が終わり、ゆっくりするテントはあまり意識しなくてよい絶対の信頼性が欲しいのです。

これには、エベレストの登山隊が使用したとか南極観測隊が使用したなどの実績(神話)があることが望ましいのです。

でも一部の人たちにとってはこれがとても大切なことであり、価格な高くてもこの信頼性をとることになります。残念ながら後発のブランドの多くには、この信頼性の神話がない場合が多いのです。Naturehikeの場合もしかりです。

仕様とコストパフォーマンスの高さ

でも多くの人たち、恐らくは70~80%の人にとっては、素材や構造なども含めた高い仕様があれば、その仕様に基づく信頼性から問題ないことになります。Naturehikeのテントも仕様もあるカテゴリーの人たちにとっては十分信頼に応えるものです。

更にコストパフォーマンスが高ければより魅力的なものになります。

テントの仕様

チェックすべき主な仕様は、意外とシンプルです。テントの素材、耐水性、重さ、サイズ、収納サイズです。それ以外の大事な選択ポイントは、デザインと価格です。

テントに使われる素材

登山用のテントなど軽量化を優先するテントでは基本的に軽いナイロンが採用されています。その次に軽いのがポリエステルでキャンプ用のテントはこちらが多いようです。

最近人気のティピテントはポリコットン(T/C)が使用されています。ポリコットンは焚火の火の粉などに対してはナイロンやポリエステルに比べ強い素材ですが、重量はかなり重くなります。あくまでもキャンプ用のテントです。

耐水性

テントの耐水性は一般的には1500~2000㎜程度が良いとされています。耐水圧は、テントの生地の上に1cm四方の筒状の物を置いて水を入れて、どのくらいの高さまでテントの裏に水が染み出さないかで測定しています。

◎耐水性が高いときのメリット

・激しい雨や嵐にも耐えられる

・冷気の侵入を防せぐ

◎耐水性が高い時のデメリット

・通気性が悪くなる
・結露ができやすい
・テント内が蒸し暑くなる

Naterhikeのほとんどのテントは耐水性が3000~4000mmあります。この値は多くの他のブランドより高い値になっています。

夏の雨の日にテント内でコンロを使用するとものすごく熱がこもったりするので注意が必要です!

重さ

車でテンバに行くキャンプ以外は、テントはなるべく軽いものが便利です。2人用テントの小重量で1.7㎏を切ればかなり軽量なテントです。登山用のオールシーズンの軽量なものは皆この範囲に入っています。

関連記事「キャンプにも使える おすすめ 少人数用の山岳テント 8選 相棒になるテントを探そう!

サイズ、収納サイズ

サイズはテントの広さ、収納サイズはテントを折り畳んだときの大きさです。サイズはより広く、収納サイズは小さいのがおすすめです。

サイズをチェックするときは、フライの下の前室の広さも重要です。テント外に置く靴やコンロなどを置くスペースがあるととても便利です。

Naturerhikeのおすすめテント

◎Naturehikeのテントがおすすめの人

・ハードコアなアウトドアを行わない人
 ハードコアとは、長期に渡る縦走や積雪期の山行、極寒や大雨でのキャンプなど
・1~2泊のキャンプや山行、ツーリング、災害時用のテントが欲しい人
・デザインを優先したい人、他の人とかぶらないテントが欲しい人

クラウドアップシリーズ

軽さと居住性を両立したNaturehikeブランドを代表するテントが「クラウドアップ」シリーズです。トレッキングはもちろん、バックパッキングからフェスまで、あらゆるアクティビティに対応するオールラウンドモデルです。

◎仕様の比較 参考にモンベルのステラリッジ2人用仕様も記載しました!

  ステラリッジ2
(モンベル)
Cloud Up 2 Ultralight Tent 20D Cloud Up 2 Ultralight Tent 210T Cloud Up 2 Ultralight Tent 10D
フライ耐水圧 1000㎜ 4,000mm 3,000mm 2,000mm
フロア耐水圧 1500㎜ 4,000mm 3,000mm 3,000mm
素材 本体 10Dポリエステル 記載なし 記載なし 記載なし
素材 床 30Dナイロン 20D Silicone Nylon 150D Polyester 20D Silicone Nylon
素材フライ 20Dナイロンリップ 20D Silicone Nylon 210T Polyester 10D Double-grid Silicone Nylon
  アルミニウム合金 7001高強度アルミニウム 7001高強度アルミニウム 7001高強度アルミニウム
総重量 1.43kg 1.72kg 2.05kg 約1.5kg
サイズ 210×130×105㎝ (60+210)×125×100cm (60+210)×125×105cm (210+60)×130×105cm
収納サイズ 本体 30×φ14.5㎝ 13×40cm 13×40cm  記載なし
  ポール 41×φ5㎝      
税込参考価格 46,970円 17,800円 14,800円 22,900円

Naturehikeのオンラインストアは画像をクリック

 

デザイン性が高いその他のテント

Naturehikeには多くのデザインの異なるテントたちがあります。公式オンラインショップになくアマゾン専用に開発したものなども存在しています。とてもデザインに力を入れているブランドでもあります。
 
公式オンラインの代表的にテントの仕様をピックアップしました!
 
 
  Cycling 2 Ultralight Tent 20D Star-River 2 Ultralight Tent 20D P2 Aluminium Poles Tent Mongar 2 Ultralight Tent 20D
フライ耐水圧 PU 4,000mm PU 4,000mm PU 3,000mm PU 4,000mm
フロア耐水圧 PU 3,000mm PU 4,000mm PU 3,000mm PU 4,000mm
素材 床 210T Polyester 20D Silicone Nylon 150D Oxford Cloth 20D Silicone Nylon
素材フライ 20D Silicone Nylon 20D Silicone Nylon 210T Polyester 20D Silicone Nylon
重量 2.0kg 1.95kg 2.1kg 約2.2kg
サイズ 215×(60+135+60)×115cm 215×(60+135+60)×110cm 200×(45+130)×100cm (60+135+60)×210×105cm
税込参考価格 12990円 16900円 9800円 21900円
 
 

Naturehikeのオンラインストアは画像をクリック
 
 

 

 

 

まとめ

Naturehikeのテントは、コストパフォーマンスが高く、デザイン性が高く種類も多く、1~2泊のキャンプや山行、ツーリング、災害時用のテントが欲しい人にはおすすめです。

経験値が高い日本の会社のカンパネラ社が管理業務行ってくれることで何か有っても安心感がプラスされました。

仕様で少し気になる点は耐水性が高い点です。雨には強いのですが、通気性が悪く、結露したり、テント内が蒸し暑くなる可能性があります。

今後更に一流のメーカーになるには、信頼性(ブランド)の神話が必要になるかもしれません!!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です