ベンチプレスで少しずつ調子を上げて行き、MAX重量更新やそれに近い重量を挙げた後に
調子が悪くなり、MAX付近の重量が挙がらなくなることがあります。
このようなジム内でのトレーニングのピークアウトは、落ちも小さいし多くは時間が解決してくれます。
でも大会参加後のピークアウトは、精神的な疲労や減量の影響などもあり、少し複雑です。
4月は、セット重量97.5kgで5レップ、5セットを行っていました。
その日のMAXも毎回、115kg以上をコンスタントに挙げていました。
大会が終わり、95kgでセットトレーニングを行おうとしたのですが、1セット目から重く
3セットでギブアップしました。
もちろん MAXも全く挙がらず110kg止まりです。
こんなことが、大会後のトレーニングで連続で起きました。
これってピークアウト・・??!!
現在は、トレーニングでのMAX110kg、セットは85kgまで落として
トレーニングを再開しました。
セット重量97.5kg ⇒ 85kg
こんなに落ちるの??!!
筋トレやベンチプレスのピークアウトは、少しずつ調子を上げてきて
挙上重量や回数のピークをつくった後に調子を落とし、挙がっていた重量や回数が挙がらなくなる現象です。
一番分かり易いのは、大会などに向けて調子をあげ、ピークをつくり、大会の後に
大会と同じ重量が挙がらなくなる現象で、記録が大幅に落ちることもあります。
このピークアウトという現象を考えてみます。
ベンチプレスの強さは、
筋肉量、神経系の発達、テクニックなどに依存します。
大会の当日に挙がって、数日後に挙がらないのは、どうもこの3つからだけでは説明がつきにくようです。
週刊VITUP!の記事では神経系の状態の波が落ちてくると言っています。
これは、神経系の発達のことを言っているようです。
一番の原因と考えられる神経系の発達とは
神経系トレーニングについてはこちら
より高負荷をかけることで、より多くの筋肉が同時にタイミングよく発動できるようになるというものです。
でも今回の場合は、大会の後すぐに、全く挙がりが悪くなりました。
数日でこの機能が急激に落ちるとは考えにくいので、原因は他にもあるようです。
経験上はイベントが終了すると、気が抜けて肉体的な疲労が顕在化することがあります。
そもそも気が抜けること自体が、精神的な疲労がピークになって解放している状態です。
こう考えると、精神的な疲労が急激なピークアウトを引き起こすトリガーになっているようです!
ピークアウトの原因は
このように考えてみると、今回のピークアウトの原因は、次の4つが大きそうです。
◆ピークアウトの原因
・神経系の状態の悪化
・気が抜ける(精神的な疲労)
・減量の影響
・肉体的な疲労
ピークをつくって大会にのぞみ、大会が終了で気が抜けることが、ピークアウトのトリガーになっています。
更にそれに加えて、今回は減量の影響や疲労の蓄積などの影響もありそうです。
◆減量の影響は
体重は大会のために、約3kgの減量をしています。
減量は経験がほとんどなく、挙上重量や疲労感に影響がでています。
◆肉体的な疲労
減量するために、水抜きではなく、今回は運動で体重を落としています。
大会のためのトレーニングに加え、テニス、ランニング、ウォーキングなどで週5~6日体を動かしていました。
大会当日まではそれほど疲労感はありませんでしたが、終了後には疲労感を急激に感じました。
人間の体は不思議です。
ジム内のトレーニングで起こるピークアウトは、主に神経系の好不調の波の影響をうけるようです。
大会参加など特別な刺激や疲労が伴う場合は、
当日を過ぎると、気が抜けること(精神的疲労)がピークアウトのトリガーとなります。
この時のピークアウトの酷さは、ピークをつくるために頑張りに比例するようです。
頑張った人ほどピークアウトも酷いのは少し理不尽な気もしますが、
休息を体も心も必要としているのでしょう。
思い切って休むことも必要です!