中央線豊田駅近くの若宮神社へ行ってきました。豊田は、自然が残る郊外の住宅街です。豊田の若宮神社は、私がイメージする地元神社にぴったりする、懐かしさを感じる神社でした。
小高い丘の上にある自然の残る境内には、立派な土俵があります。また茅の輪くぐりの輪が設置されていました。立派な社殿と力強い狛犬と獅子はとても画になります。でもそれ以上に目を引いたのは、参集殿前の歴史を感じさせる獅子です。
お目当てのアマビエ、ヨゲンノトリ、五穀豊穣の御朱印も頂いていきました。
・豊田 若宮神社の概要
・境内のようす
・まとめ
頂いた御朱印
今回頂いた御朱印は、従来からある御朱印と2020年6月11日から取り扱いが始まった「いけかつまいこ」さんの御朱印4種の計5種の御朱印を頂きました。
コロナウィルスがきっかけで、注目を浴びるようになった、「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」の御朱印です。
アマビエは、江戸時代の肥後(熊本)に出現した妖怪で、外見は人魚のようで、鳥ににた嘴があります。「病が流行ったら私の写し絵得を人々に見せよ」と言い残し、海へ消えたと言い伝えがあります。
ヨゲンノトリは、安政4(1857)年12月に、加賀国白山にあらわれた頭が2つある鳥です。翌年に流行したコレラを予言し「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができる」といったとされているそうです。
この御朱印の作者は、福生市在住の画家でもある、絵本作家「いけかつ まいこ」さんです。
アマビエとヨゲンノトリの御朱印です。
アマビエと五穀豊穣の御朱印です。
若宮神社は豊田の総鎮守として、農村地域であった豊田の人々が五穀豊穣を願って祀られました。山の恵を届け、農作物の豊作をもたらす神様の大山咋命(おおやまくい)を祀った日枝神社も合祀されています。
豊田 若宮神社の概要
豊田は中央線1本で都心にでられる、住宅街です。駅から少し離れると、まだまだ自然がある街です。若宮神社創建は不詳ですが、慶安5(1652)年という説もあるようですが、更に古いとも推定されています。
昔から豊田には5つの神社があったそうですが、それらが、戦後若宮神社に合祀されました。若宮神社以外の4つの神社は、日枝神社(大山咋命)、天満神社(菅原道真公)、白髭神社(猿田彦命)、八幡神社(応神天皇)です。
鎮座地:東京都日野市東豊田2-32-5
アクセス:京王線南平駅下車徒歩15分、JR中央線豊田駅下車徒歩10分
ご祭神:仁徳天皇(にんとくてんのう)、猿田彦命(さるたひこのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、応神天皇(おうじんてんのう)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)
若宮神社のHPはこちら
境内のようす
今回は車で参拝しました。正殿の後ろに裏口があり、駐車場がありますが、止められる台数は5台ぐらいです。御朱印は、社殿の左側にある社務所で頂けます。
一度車をとめた跡に、境内を突っ切り、鳥居の外にでてから参拝しました。
こちらが入口になります。こちら側からだと高台になっていることが分かります。
地元の小学生向けに書かれた合祀の説明です。とても分かり易いです。
鳥居をくぐり、階段を登ったところから見た境内です。正面が社殿で、その前に茅の輪が見えています。
社殿を正面に見て、左側に屋根付きの土俵があります。奥に見える青シートがかかったところが子供用の土俵のようです。子供の頃近所にあった八幡様依頼、土俵のある神社に出会いました。
茅の輪くぐりは6月末と12月末に行われるそうです。半年間の厄を払う行事です。
参集殿です。この前に茅の輪が設置しています。また参集殿の前に古い狛犬がいます。
この狛犬は、今から220年前の寛政9年(1797年)に奉納された歴史のあるもので、以前は社殿の前にあったそうです。
向かって右の狛犬の方が顔がはっきりしています。
手水舎です。現在は使われていませんでした。
現在、社殿の前に居る狛犬です。
こちらは、獅子です。
拝殿です。しめ縄がありました。
社殿を横からみたところです。左が拝殿、奥が本殿です。
本殿を境内の外から写してものです。こちら側から車で入ると駐車場があります。
まとめ
頂いた御朱印は、とてもお洒落なものです。言い伝えとおり、なんとか新型コロナを振り払って欲しいです。
参拝したとき、私以外にも2人の方がこられており、同様に御朱印や「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」の他のグッズを購入していました。