2050年までに温暖化ガス排出実質ゼロだって!? 家庭では一体何ができるの?

菅首相が2020年10月の臨時国会の所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出を『実質ゼロ』とする」方針を示すといわれています。

ここ数年日本でも、大型の台風の襲来、ゲリラ豪雨、真夏の猛暑など、実質的に生活にダメージを与える現象が進んでいます。CO2の排出量が多いのは、産業部門や運輸部門ですが、間接排出でみると家庭部門でも14.6%を占めます。一体何をすればよいのか考えてみました。

コンテンツ
・国内の家庭でのCO2排出の状況
・家庭で何をすればいいの?
・世界のCO2排出の状況
・日本のCO2排出の状況
・まとめ

 

今回の記事は主に、全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)のデータを使用させて頂いています。多くのデータの使用可能なサイトです。

 

国内の家庭でのCO2排出の状況

直接排出量と間接排出量

「直接排出量」は、例えば、発電に伴うCO2排出を、直接排出しているエルギー転換部門の排出としてカウントしたものです。一方、「間接排出量」は、その電力を使うユーザー(企業や家庭など)に、電力消費量に応じてCO2排出量を割り当てて計算したものです。

ここでは、温暖化ガス削減の観点から、ユーザー側、間接排出量に注目します。

最初は、部門別の二酸化炭素排出量の割合です。

CO2排出量の総量は11憶3800万トンで家庭では、その14.6%が使用されています。

家庭の中で、どんな資源でCO2が排出されているか確認しています。

多いのは、電気、ガソリン、ガス(LPG、都市ガス)、灯油です。

家庭で何をすればいいの?

CO2削減の方法

調べてみると意外とCO2排出の構造は簡単です。CO2排出量を減らすには、2通りのやり方がありそうです。

①使用エネルギーの削減:使用電気量、ガソリン、ガスを減らせばよいのです。省エネタイプの機器を選ぶか省エネの生活(エネルギーをあまり使わない生活)をすればよいのです。

②使用エネルギー電化しオフグリッド化する:2つ目は、なるべく使用エネルギーを電気に置き換えて(オール電化みたいな)、電気の供給を再生可能エネルギーでオフグリッド(電力の自給自足)にすればよいのです。

1つ目の方法だけでは、使用電気量は0にならないので、1つめの方法で使用電気量を極力減らしておいて、2つ目の方法で電気を自給自足すれば、CO2 排出がゼロになります。電力会社の電気は緊急事態用と考えるぐらいでないと目標は達成できません。

使用エネルギーの削減

家庭ではどんな電気製品が使用されているのでしょうか?

データは2010年と少し古いですが、大枠は変わっていないと思います。使用している電化製品は、加熱・冷却機器が50.1%、照明機器が13.4%、情報機器14.1%です。これらの機器のエネルギーを削減する必要があります。

家電の技術革新による省エネ効果

環境省のCOOL CHOICEのページをみると省エネ効果がでています。

冷蔵庫 10年前に比べ -47% (定格内容積401~450Lの10年前の冷蔵庫と最新冷蔵庫の比較)
照明器具 電球をLEDに交換 -85% (ほぼ同じ明るさの一般電球と電球形LEDランプとの比較)
液晶TV 6年前に比べて -29% (2010年の32V型液晶テレビと2016年の32V型液晶テレビの比較)
エアコン 10年前に比べ -7% (2006年型のエアコンと2016年型のエアコンの比較)
温水洗浄便座 10年前に比べ -28%  (2006年の製品と2016年の製品の年間消費電力量の比較)

現在も、まだまだ技術革新による省エネが進んでいるので、COOLCHOICE(賢い選択)を行い省エネを進めましょう。

使用エネルギー電化しオフグリッド化する

家庭からのCO2排出量のざっくり50%は電気ですが、ガソリン、ガス(LPG、都市ガス)、灯油などはどうすればよいでしょうか?

ガソリンは、主に車に使用していますが、ガソリン車から電気自動車や水素自動車にする必要があります。ハイブリット車は、ガソリンを使用するので近い将来NGです。

ガスや灯油は燃焼させるとCO2が発生すつので、これらは電化する必要があります。方向としては電化させて、使用する電気を再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱・・)に置き換えるていく手順になります。

電気のオフグリッド化

次に行うのは電気のオフグリッド化(自給自足)です。最近手軽に購入できる20万円以下の太陽光パネルを使ったオフグリッドシステムが売られていますが、まだまだ非常用やアウトドア用であったり、家庭の一部を賄う程度です。

オフグリッド化の手順も多くの人は非常時のことも考え

  • 部分的にオフグリッドでの電力を使う
  • 部分的に電力会社の電力を使う(電力会社と契約あり)
  • 完全なオフグリッド (電力会社と契約なし)

の手順ですすめていくのがよいのではないでしょうか。

 

まとめ

2050年まであと30年ありますが、現在の温暖化の状況から考えて、今後急激にCO2排出量実質0(森林などが吸収する分は除く)に向けて動き必要があります。

家庭で何ができるか、今回確認できたことをまとめとします。

・日本のCO2排出量のうち家庭での間接的排出量は、約14.6%です。

・家庭で排出されるCO2を燃料種別でみると、電気 46.7%、ガソリン24.3%、ガス13.1%、灯油8.4%です。

・家庭でのCO2排出を下げる方法には、使用エネルギー削減、使用エネルギー電化しオフグリッド化するの2つの方法がある。

・オフグリッド化手順は、部分的オフグリッド ⇒ 部分的に電力会社の電気使用 ⇒ 完全オフグリッドがおすすめ。

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