長年の運動や年齢により肩、腰、股関節、膝などに痛みあります。そんなこともあり、整形外科のリハビリ、接骨院、整体院等はよくお世話になります。
実際に行ってみると施術は似ている場合が多く、使われているの治療器も電気治療器などで同じようなものが多いように感じます!?
患者目線でどの治療院にくのが良いのか考えてみました。
個人的な印象としましたが、そのポイントは2つです
1つ目のポイント:治療や施術が患者や利用者に寄り添っているか
具体的には
・治療や施術の説明:この治療や施術は何故行うかの説明をしているか
・効果の確認:治療や施術の効果の確認を行っているか
2つ目のポイント:実際に治療や施術の効果を感じられるか
この2つのポイントでリハビリテーション、接骨院、整体院を評価(印象)します。
対象は、私がお世話になった所で、どのカテゴリーも対象が複数です。また評価は個人的な印象によるものです。
整形外科は、病名を確定するのが大きな役割です。また治療も手術、投薬、注射など他と異なります。他3つの組織と役割が大きく違うので上記ポイントの評価はしていません。
重篤な場合や原因に心当たりがない場合は、原因を明確にするために、最初に整形外科に行きましょう!
全く違う病気などが痛みの原因になって場合もありますし、骨にひびが入っている場合などもあります。重大な原因が潜んでいないことを確認してから治療に入りましょう!!
診察は・・
実際に幾つかの整形外科にいってみると
私の場合は、直近の3つの病院では、レントゲンをみて「骨には問題がないですね・・」「関節の隙間が狭くなっています」という共通の言葉をもらっています。一安心なのですが、でもこうなると、治療は湿布薬になってしまいます。
このような場合、運動時に過度な負荷がかかるスポーツ障害や変形性関節症と診断されます。
治療は・・
整形外科で診断が下ると、重篤でなく痛みだけの場合は、湿布薬や痛み止めが処方されます。それ以外の処置をしてもらったのは、腰痛のブロック注射のみです。
これが分かっていたので先日は、腰、膝、股間節の痛みで、リハビリテーションが併設されている整形外科に行ってみました。腰と膝の痛みは骨の間が狭くなっているという診断で湿布でしたが、股関節は稼働域が狭くなっているのでリハビリをすることになりました。
私がお世話になっているリハビリテーションは、理学療法士と柔道整復師の方がいます。場所によっては他に作業療法士・言語聴覚士の方がいるようです。いずれも国家資格です。
2つのポイントの印象
ポイント | 印象点 |
◎治療や施術が患者や利用者に寄り添っているか | |
・治療や施術の説明 | 1 |
・効果の確認 | 1 |
◎実際に治療や施術の効果を感じられるか | 3 |
1:全くない・感じられない、2:ほとんどない、感じられない、3:あるが不十分、4:満足できるレベル
私の通っているリハビリテーションは、個人や新型コロナの影響なのか、症状や治療の効果を患者から聞きません。全く不思議です。こちらから話しても会話が続きません・・
他に数名の理学療法士や柔道整復師のようすを見ていましたが、皆淡々と作業をしていて私の担当と同じように見えます。
長所と短所
長所:整形外科に併設されたリハビリテーションでは、整形外科と連携した適切な治療が保険診療で受けられます!!
短所:
・接骨院、整体院のような愛想がなく会話が少ない
・施術時間が短い 1単位は20分です。初回は2単位。通常は、週1回1単位です
コミュニケーションや寄り添う感じは接骨院、整体院の方が圧倒的に上です。サービス業という意識はないようです。
気になるのは、治療時間は20分なのですが、そのうちの1/3は電気を流す機器での治療です。ただでさえ時間が短いのですが、この治療は接骨院でもよく行っていますし、最近ではアマゾンなどでも売られています。
全く説明もなく電気を流されても・・という感じです。
整骨院では、柔道整復師という国家資格保持者が施術を行います。医療行為ではなく施術と呼ばれ、できることは限定されています。
接骨院も幾つかお世話になりましたが、何か怪しい感じを受けます。最初に行くときは、騙されないぞと思うのは私だけでしょうか!!
2つのポイントの印象
ポイント | 印象点 |
◎治療や施術が患者や利用者に寄り添っているか | |
・治療や施術の説明 | 2 |
・効果の確認 | 3 |
◎実際に治療や施術の効果を感じられるか | 2 |
1:全くない・感じられない、2:ほとんどない、感じられない、3:あるが不十分、4:満足できるレベル
長所と短所
長所:
・施術は定形的だが、効果の確認などのコミュニケーションは高い
・一部施術(打撲・捻挫・挫傷等)で健康保険が使える
短所:
・大手の接骨院で毎回施術者が変わる
・保険が使える施術ができることが接骨院のイメージを悪くしている!?
私が住んでいるエリアでは接骨院や整体院が多く、競争意識やサービス意識が高いようです。多くの接骨院では、なるべく保険診療で行うことが売りにしています。私も保険をつかって安く施術してもらいました。
多くの施術者がいる大手の接骨院では毎回施術者が変わるところがあります。誰も責任をもって治してくれていませんし、毎回自分の症状を説明しなければいけません。これはおすすめできません!
逆に少数で行っている接骨院は、寄り添って色々と提案してくれるのですが、多くは自費診療(保険が使えない)です。なんか利益主義になっている印象を受けます。
健康保険の使い方については業界でも問題になっているようです。
施術で気になるのは、リハビリテーションと同様に電気を流す機器を使った施術の時間が長いことです。
民間の資格で行う慰安行為という位置づけです。整体院は整骨院より更に利用者に寄り添った感じです。
2つのポイントの印象
ポイント | 印象点 |
◎治療や施術が患者や利用者に寄り添っているか | |
・治療や施術の説明 | 3 |
・効果の確認 | 3 |
◎実際に治療や施術の効果を感じられるか | 2 |
1:全くない・感じられない、2:ほとんどない、感じられない、3:あるが不十分、4:満足できるレベル
長所と短所
長所:
・一人ひとりの症状に合わせ、より寄り添った施術
・サービスや利用者への対応も良い
短所:
・施術の内容が心配
・効果がでない?!
・健康保険は使えない
通っていた整体院も施術室は個室で会話などにも力を入れていました。マッサージ院も同等の立場ですが、通っている所は腕が良く疲れている時などはスッキリします。このように腕のよいところもあるのですが・・
整体院は民間資格です。私を施術していた人は鍼灸師の資格を持っていたのですが、整体院の資格は??でした。勉強会みたいなところには通っていたのですが腕の良さは不明です。
5回で効果を出すと豪語していましたが、15回以上通いましたが、効果はでませんでした・・
電気治療を多用する治療や施術は怪しい?!
電気治療を多用する治療や施術は怪しいの根拠はなんでしょうか?
一般的に言われているのは電気治療は効く場合と効かない場合があると言われています。電気治療器の70~80%を占めると言われている低周波治療器は、皮膚の表面の近いところ(2~3mm)までしか届かないので、痛みの原因がより深い所にある場合は効果がありません。
電気治療は使う周波数が低周波、中周波、高周波とあり機器により狙う効果も異なります。
それなのに、説明なしに患者に電極をつけて、治療や施術時間の1/3の時間をそれに費やすのは、手を抜いているように思われてもおかしくないのです。
身体に電流を流すことで、強制的に筋肉などを動かすことで筋肉をほぐしたり、血流をよくする治療です。腹筋や足の筋肉を鍛える電気器具も同様の原理によるものです。この電気で強制的に筋肉を動かすことが、どの程度の効果を発揮するかは、なかなか分かり難い所です。
周波数:使われる周波数により電流が流れて効果がでる深さが異なります。低周波(0.1~1000Hz)は、深さ2~3mm、中周波(4,000~8,000Hz)は、3~5㎝、高周波は、15㎝ぐらいを流れるそうです。また周波数が低い方が筋肉の動き量が大きいので効果があるような気がします。
また中周波を搬送波にして低周波をのせて深部の幹部を狙う方法などもあります。
いずれにしろ患部を狙って筋肉などを強制的に動かすのが目的です。
参考動画「整骨院で使ういろいろな電気治療器の効果を教えます。」
リハビリテーションや接骨院で電気治療をやられる度に、毎回何で説明がないのかと思います。患者を馬鹿にしているのか、治療や施術をしている本人がよく分かっていないのか・・?
電気治療自体はある程度の効果が期待できるのですが、効果が感じられない人も多いようです。
患者の効果を確認せず使用するのは、接骨院よっては電気治療を行っている間に、施術者は違う患者を診ていることもあるようなところにヒントがありそうです!
イワミズは、独自の技術で幅広い層に深く&強いを可能にしたひざ電気治療器 リフリーラを開発しました。
リフローラは、中周波(4000Hz)を搬送波にして低周波の電流をより患部に近い深部に流せるようにした技術を用いた家庭用に電気治療器です。
この3つはできる治療や施術の範囲や、資格などが明確にことなります。接骨院は整骨院とも呼ばれることがあります。呼称の印象が似ており、その違いをちゃんと認識できていない人は多いと思います。
整形外科では、ドクターが医療行為を行います。ドクターは国家資格の医師免許を持っています。
整形外科へ行く症状は、怪我(骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷)したときや痛みがでたときなどです。
他との大きな違いは、整形外科では、レントゲン、CT、MRTなどの画像を利用して医師が病名を確定することです。
その後病態に合わせて処置、投薬、注射、手術、リハビリテーション等で治療を行います。最近は、整形外科とリハビリテーションが連携しているケースが増えています。
整骨院では、柔道整復師という国家資格保持者が施術を行います。医療行為ではなく施術と呼ばれできることは限定されています。
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷等の怪我に対して、施術を行います。脱臼や骨折は、応急の場合を除き、持続して柔整師が施術を行う場合は、医師の同意が必要になります。
もう一つの特徴は、施術に対し健康保険が使えることです。慢性的な痛みや疲労を取るためのマッサージなどは保険対象外になります。
施術は、整形外科の処置のうちリハビリテーションで行う行為に似ています。実際に、リハビリを担当する人の多くは、理学療法士や柔道整復師の資格を持った人たちです。
整体院は、整骨院に響きが似ていますが、明確な違いがあります。整体院は、マッサージ、指圧、カイロと同様に民間の人が行う慰安行為と位置づけです。
資格的には、
マッサージ師、指圧師=あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
整体院=民間資格
カイロ=民間資格
です。
スポーツ障害や変形性関節症による痛みは、整形外科、接骨院、整体院などで治療や施術が行われます。患者は一人なのですが、受ける場所により治療や施術の内容が変わったり、費用が変わります。
治療を受ける側は、このことを理解しておく必要があります。
個人的には、健康保険の適用で費用面デメリットがるので、先にリハビリテーションや接骨院で治療や施術してもらい、それでも納得がいかない場合には整体院などにいくことがおすすめです。
厳しい競争の中で生き残っている整体院の中には名人がいるのも間違いありません。