パワーリフティングなどの競技を行っている人を見ると必ずベルトをつけています。ベルトをすると腹圧を上げやすくなり、腹圧が上がるとパフォーマンスや腰痛や怪我を防止してくれます。
筋トレの種類や重量などにより、おすすめのベルトも変わります。ここでは、ベンチプレスや筋トレを想定したおすすめのベルトを紹介します。
◆トレーニングベルトの選び方
◆おすすめのトレーニングベルト12選
①色々な運動をする人むけベルト
・adidasエッセンシャルウエイトリフティングベルト
・Harbinger 233 トレーニングベルト
・Schiekリフティングベルト4004
②筋トレ中心の人向けベルト
・GOLD’S GYM G3323 アンティークレザーベルト
・GOLD’S GYM G3322 EXレザーベルト
・EasyJoy レザー ウエイト リフティングベルト
③筋トレで重量を求める人向けベルト
・GOLD’S GYM G3352 パワーベルト ダブルピン
・king2ring パワーベルト ブックバックル ベルトpk3500
・リフティングラージ 2ピンベルト
④試合を目指す人向けベルト
・リフティングラージ レバーベルト
・鬼 レバーアクションベルト
・SBDベルト
◆まとめ
筋トレをするときにベルトをつける効果は何でしょうか?
筋トレなどで力を入れる時は、腹圧を上げると、体幹が固定されてパフォーマンスを向上します。またしっかりと腹圧を入れておくと腰を傷めたり怪我をしにくくなります。腹圧はお腹に空気を入れて体幹筋肉を使って圧を高めますが、更にベルトをまくことで圧を高めやすくなります。
これらのことから、ベルトの効果は、
・腹圧の高め方がわかる
・トレーニングのパフォーマンスを上げる
・腰痛や怪我を予防する
と言われています。
筋トレを行うときに腹圧を入れて行う習慣がついていない初心者は、このことを理解してベルトを使う必要があります。
高重量を扱うジムでは沢山の貸し出しようのベルトが置いてあります。
スクワットやデッドリフトなどは腹圧をいれやすく、その効果も分かりやすいのですが、種目やレップ数によっては、腹圧を入れにくかったり維持しにくく途中で抜けたりしてしまいます。この時もベルトをしていると、パフォーマンスが保てたり、怪我を回避することができるのです。
ネット上の記事をみると、スポーツベルトを選択するには、素材(革、ナイロン)、形状(背中だけが幅広になったベルト、全周幅の広いベルト)、バックル(マジックテープ、ピンタイプ、レバーバックル、フックバックル)などから選択すると説明している記事もあります。
でも実際には、その人がやっているトレーニングの内容から選ぶのが正しい選び方です。トレーニング内容でほぼ素材、形状、バックルは決まってきます。
トレーニング内容は、ざっくり以下のような感じで分類できます。
①色々な運動をする人・・主にダイエット用のフィットネスなどででマシン中心もしくは軽い重量で筋トレを行う人
②筋トレ中心の人・・トレーニングは筋トレ中心でフリーウェイト、ベンチプレス、スクワットなどを行う人
③重量を求める人・・種目は②と同じだが、使用重量が100㎏を越えてきている人で今後も重量を伸ばしたい人
④試合を目指す人・・パワーリフティングやベンチプレスなどの大会を目指してハードに行っている人
①色々な運動をする人
色々な運動をする人には、素材がナイロンなどの布でできているトレーニングベルトがおすすめです。伸縮性があり軽いため扱いやすさと体への負担も少なく気軽に利用できます。
②筋トレ中心の人
革製で背中だけが幅広になったタイプのベルト。ベルトの厚さも5㎜程度で重量もそれほど重くなく、お腹の部分にかかる負荷が小さいのが特徴です。ベンチプレスやスクワットのトレーニングで使用重量が100㎏以下ぐらいの人で、お腹側が細くなっているので体を曲げ易いので、他にも色々な種目やマシンでトレーニングを行う人にはおすすめです。
私が筋トレ初心者から20年以上使用していたGOLDジムのベルトです。
③筋トレで重量を求める人
トレーニングの使用重量が100㎏以上の人で今後も重量を伸ばしたい人は、より腹圧がかかりやすく、よりパフォーマンスが上がりやすく、怪我を防止してくれます。厚みも10㎜以上あり、全周幅の広いベルトがおすすめです。
現在は、この厚さ10㎜の全周の幅が同じベルトを使用しています。
特に今後重量を伸ばしたい人は、自力より更に負荷をかけるトレーニングを行うので、体への負荷を少しでも軽減してくれるこのタイプのベルトがおすすめです。マシンなどや他のトレーニングを行う人は、お腹の部分が細くなったベルトと使い分けるとトレーニングはやり易くなります。
④試合を目指す人
ほとんどの人は、パワーベルトと呼ばれるパワーリフティングの競技専用につくられた専用のベルトを使用しています。事前に締め付け位置を設定しレバーを倒すだけのワンタッチ動作で装着ができるレバーアクション式と呼ばれるタイプが好まれています。
ベンチプレスに特化している人は、高いブリッジをつくるために幅の狭いベンチベルトと呼ばれているものを使っている人もいます。
このクラスは自分のフォームにあったやり易く品質が高いものが選ばれています。
このようにスポーツベルトはトレーニングの種目や扱う重量などで選択されるものですが、もう一つ重要な視点は自分の好みなったもの選ぶ視点です。ベルトは長期間使用可能で良いものは一生ものです。相棒になる筋トレグッズなので、好みにあったものを選ぶのがおすすめです。
◆ベルトを選ぶポイント
・トレーニングの種目と扱う重量でベルトの仕様を決めましょう!
・ベルトは筋トレの長期間にわたる相棒です、好みに合った相性の良いものを選びましょう!
4つのそれぞれのカテゴリーでおすすめのベルトを紹介します。
①色々な運動をする人むけベルト
素材は、ナイロンとポリエステルです。Mサイズは、100 x 10 x 1.5 cmで重さは 228 gでとても軽いベルトです。気軽に利用できるのでおすすめです。アディダスファンということもあり選択しました。
②筋トレ中心の人向けベルト
迷ったらこのベルトというベルトです。多くの人が愛用しています。このベルトでスクワット、ベンチプレス100㎏に十分対応可能です。背当てパッドが付いているので、様々な体型に初めから馴染みやすいベルトです。厚さは5㎜です。
GOLD’S GYM G3322 EXレザーベルト
柔らかい高級な革を使用しており体に馴染易いベルトです。厚さ5㎜です。他の革のベルトが硬く感じる人にはおすすめです。色もレッド、ブラック、ナチュラルがあります。
EasyJoyのベルトはアマゾンや楽天市場で高い評価を得ています。価格も安く最初に購入するベルトとしてはおすすめです。少し気になるのは、EasyJoyの会社情報があまりないところです。
③筋トレで重量を求める人向けベルト
中級者から上級者用のベルトです。シングルピンのG3351もおすすめですが、ダブルピンの方がベルトが安定しますが、シングルピンの方が着脱がし易いので上級者に好まれているようです。
king2ring パワーベルト ブックバックル ベルトpk3500
本格的なこのシリーズはベルトの幅10㎝、厚さ10㎜で共通ですが、pk3500proがシングルピンタイプ、pk3800がダブルピンのフックバックル、pk5500がレバーアクションです。pk5500が10,800円とリーズナブルな価格です。好みに応じて選択が可能です。
IPF(International Powerifting Federation)認定商品で国際大会で使用可能なベルトです。ベルト幅10cm、厚さ13㎜、重さ880g(Mサイズ)です。両面スエード生地でトレーニング中のズレや動きを防止しています。
私が使用しているベルトも酷似していますが、私のものは、厚さは10㎜です。個人的にはスエード生地は感触がよく愛着が湧きます。
④試合を目指す人向けベルト
レバータイプで軽量の本格パワーベルト(13mm)です。10㎜タイプの製品もあり、両者ともIPF(International Powerifting Federation)認定商品です。
武器屋の鬼印が入った、PF(International Powerifting Federation)認定商品で国際大会で使用可能なベルトです。バックルは別売で36,300円と高額ですが、信頼の一品です。
武器屋のサイトは画像をクリックしてください
世界のパワーリフターが愛用するベルトです。間違いない一品です。
一緒にトレーニングを行っている人が使用していて私も使わせてもらったりします。レバーアクションのベルトの中では珍しくベルトに穴が多く空いており調整なしに穴の位置を変えられので(複数の人が同時に使用可能)です。穴の位置を変えて使う人や複数の人が同時に使う場合はおすすめです。
ベルトは本当に色々な種類が売られているので、選択に困るアイテムのひとつです。
まずは選択のポイントを参考にして候補を絞っていきましょう!
選択のポイントは!
・ベルトは、トレーニングの種目と扱う重量で選択のカテゴリーを決めましょう!
・ベルトは筋トレの長期間にわたる相棒です、好みに合った相性の良いものを選びましょう!