栗や胡桃の山の幸も楽しめる 茅が岳散策

山梨県の北杜市と甲斐市にまたがった山域にある茅が岳を散策してきました。

茅が岳は、中央高速から山並みを見ながら走ると八ヶ岳と間違う人がいるそうです。このためニセヤツと言われたりします。それほど立派な山です。

また百名山を書いた深田久弥の終焉の地としても有名です。今回の山行ではこれに加えて、山の幸が楽しめるという魅力も発見しました。

茅が岳のアプローチ

山梨県韮崎市 茅が岳

茅が岳の登山口の深田久弥記念公園近くの駐車場までは、中央高速の韮崎ICを下りて、車で約15分で到着します。白州の我が家の山小屋からは車で約40分の距離です。

JR中央本線韮崎駅からバスもありますが一日2本なのでおすすめではありません。時刻表はこちら

駐車台数は30台で無料です。きれいなトイレもあります。

駐車場のようすです。

駐車場にある地図です。ここで確認にしてから登り始めましょう。

今回のコース

今回のコースは、深田公園から茅ヶ岳を登る初級のコースです。

登山口に新型コロナのため、登りは女岩のコースを上りに、平行したルートを下りに利用するよう指示が掲示されています。

コースタイム

コースは全体に穏やかですが、女岩から暫くの間は岩場の急斜面が続くので注意が必要です。この日は前日が雨で少し滑るコンディションだったのでより注意が必要でした。

女岩からの登りです。写真では急斜面が分かり難いですが、岩がゴロゴロしているところを登っていきます。中央上の人を見ると感じが少し分かると思います!

上り:深田公園駐車場 ⇒ 女岩(80分) ⇒ 茅が岳山頂(60分) コースタイム 2時間20分
下り:茅ヶ岳山頂 ⇒ 深田公園駐車場 コースタイム 1時間40分

トータル 4時間のコースタイムのコースです。

いつも地図をしっかり用意して登るのですが、今回はYAMPのスマホアプリをダウンロードしてみました。バッテリーの消費が激しい以外は現在位置も分かりとても良いアプリです。

高低差

茅が岳の標高は1703mです。駐車場付近は約1000mなので、標高差は700mを登ります。

尾根に出てから上り下りは、ほぼ無いので純粋にこの標高差700mを登ることになります。岩場や急斜面では全身を使って登らなければきけないので疲労は増加します。

また日帰り登山だと、アプローチや下山後の楽しみのための体力も考慮しておきましょう!

山頂の眺望

山頂は多くの本や記事に眺めがよいとの記載がありますが、9月末のタイミングでは低木や草が生い茂っていて眺望が見にくい状態です。

プラス天候もあり、日差しを感じながらも、この日はほとんど眺望がありませんでした。むしろ秋から冬の方が眺望がよさそうです!

山頂のようすです。低木に囲われています。最近は低山が多いためか、山頂の眺望にめぐまれていません。

コースのようす

◆上り

写真の奥に見えるのは、深田久弥公園です。関連記事「深田久弥記念公園で考えたこと!  山の名著「日本百名山」を愛する人に読んで欲しい もう一冊の日本百名山「日本の山100」!!

最初の分岐までの道の感じです。栗や胡桃が沢山落ちているので、かがんで拾ってしまいます。

最初の分岐で舗装道路を横切ります。

舗装道路から再度は森の中に入っていきます。傾斜は少しだけ急になります。

こんな感じの岩がそこここに転がっています。

ここまでコースタイムで80分ですが、上りが急ではなかったので早めに到着しました。ここから暫く岩場の急斜面です。

この辺のコースはロープが張ってあり迷うことはありません。

尾根にでると道標があります。ここまでくればもう一息です。

深田久弥の終焉の地です。手を合わせて先にすすみます。

こんな感じの小さな岩壁を越えていきます。

山頂か・・

山梨100名山の道標です。眺望は見えそうで見えません。

こちらがよく見る有名な道標です。

山頂で簡単な食事をして下山します。

下山路は、上りより岩が少なく下りやすいです。

途中にも栗がいっぱい落ちていて拾う誘惑がありましたが、駐車場に近いところまで戻ってきてから、栗や胡桃を拾い始めました。

ここで時間をとられましたが、無事下山しました。

山の幸と温泉

山歩きの後の楽しみは、美味しい食事と温泉です。今回は山の幸の栗と胡桃と温泉を楽しみました。

◆山の幸

栗は3年に一度豊作の年があると聞いたことがありますが、今年がその年かもしれません。登山中、そこここに栗が転がっていました。山の栗なので小粒ですが、味は甘味がありそこそこです。

拾ってきた栗と胡桃です。栗は小粒のものは茹でて、大き目のものは栗ご飯にして食べました。

胡桃は数個割って食べましたが、残りはどうするか考え中です。

◆クララの湯

ハイジの村のクララの湯は、登山口の駐車場から約20分で到着します。一番近い温泉です。宿泊や食事もできるのでここを拠点にして活動するのもありです。豪華な雰囲気を味わえます。

泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。温泉からの眺めがとても良いので楽しめます。

まとめ

茅が岳は、中央高速からよく見える山です。あの山に登ったよと言えると話題作りにもなります。

韮崎のインターチェンジからも近いのも魅力です。少し足を延ばすと、近くには温泉が幾つかあるので事前に調べて行けば楽しむことができます。

茅が岳はとても登り易い山ですが、急斜面や岩場もあるので全身を使って登ることになるので、体の準備をしていきましょう!

大武川から見た茅が岳です。右端のピークが茅が岳です。

 

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