
ベンチプレスのトレーニングを長く続けていると、トレーニングがマンネリ化する時期があります。
特にセットトレーニングでは、毎回同じ重量、レップ数、セット数をこなす時期が、ついつい長くなってしまいます。
5レップ、5セットのトレーニングは優れた方法ですが、これをそのまま継続していると新しい刺激がなく無駄な時間を過ごす可能性が出てきます。
実際に行った5×5トレーニングのアレンジとその効果を紹介します。
ベンチプレスが強くなるための3つの要素があると言われています。
◆ベンチプレスが強くなるために3つの要素
・筋肥大
・神経系の発達
・テクニックの向上
ところが、もう一つ大きな要素があります。
新しい刺激を定期的に入れるということです。
人間の身体は不思議なもので、筋肉に同じ刺激を継続して与えると最初は発達しますが、同じずっと続けると発達は次第に頭打ちになります。
更に継続すると伸びは全くとまり、場合に寄ってはパフォーマンスが落ちる何てことすらあります。

筋肥大は低重量で高レップ(8~10レップ)で効果があります。
トレーニングの総重量が筋肥大量に比例するとも言われます。
神経系の発達は高重量で低レップ(1~5レップ)で効果があります。
でも筋肥大と神経系の発達は、もう一つの要素である新しい刺激をいれることも影響が大きそうです。

ベンチプレスで5×5トレーニングは筋肥大と神経系の向上の両方が鍛えられる人気のトレーニングです。
でも逆に言えば、どちらかを目的とした場合は少し物足りないトレーニングになるのも事実です。
筋肥大であれば、レップ数はもっと増やしたいところです。
筋肥大に有効なのは、トレーニングの総重量と言われています。
筋肥大だけに注目すると、100kgのセットより、レップ数の多い80kgのセットの方が有利な場合もあります。
セット重量100kgで5レップ、5セットの総重量は 2、500kg
セット重量80kg10レップ、5セットの総重量は 4、000kg
後者の方が圧倒的に有利です。
逆に神経系の向上では数値で表現はしにくいのですが、高重量、低レップの方が有利です。
MAX重量120kgを目指すときには、100kgで5レップよりは、110kg、115kgで低レップでトレーニングをした方が神経系は鍛えられます。
このようにみると、5×5トレーニングは筋肥大、神経系向上をバランスよく鍛えるという意味で優秀なトレーニング方法なのです。

5×5トレーニングをアレンジする目的は、
新しい刺激を入れる
より筋肥大側のトレーニングを行う
の2つです。
このため、セット数は同じ5で、後半のセットで低重量で高レップのセットを入れます。
◎アレンジ前とアレンジ後の比較
◆アレンジ前
週2回のトレーニングで2回とも
セット重量95kgで5セット、5レップ
総重量は2、375kg
⇒ 週の総重量は 4,750kgです。
◆アレンジ後
週2回のトレーニングで
・週中
セット重量95kgで3セット、5レップ
セット重量80kgで2セットで挙げれるだけ(大体合計で25回ぐらい)
総重量 3,425kg
・週末
セット重量95kgで4セット、5レップ
セット重量80kgで1セットで挙げれるだけ(大体合計で15回ぐらい)
総重量 3,100kg
⇒ 週の総重量は 6,525kg
総重量は1.37倍になっています。
アレンジした効果は現在のところMAX重量に反映されていませんが、ここ数年のMAX重量120kgを毎月挙げることができています。
でもこれとは別にメインのセット重量は95kgから100kgまで上がっています。
これは当然セット数が減ったことによる効果もあります。
でもより高重量を扱うということから神経系の向上には貢献しています。
一方で総重量を計算してみると
◆セット重量が上がったときのトレーニング
週2回のトレーニングで
・週中は
セット重量100kgで3セット、5レップ
セット重量80kgで2セットで挙げれるだけ(大体合計で25回ぐらい)
総重量 3,500kg
・週末
セット重量100kgで4セット、5レップ
セット重量80kgで1セットで挙げれるだけ(大体合計で15回ぐらい)
総重量 3,200kg
⇒ 週の総重量は 6,700kg
と僅かですが上っています。
◆体の変化
80kgでほぼ潰れるまで行うトレーニングは体のパンプアップにつながっています。
胸や腕に筋肉がついた(もしくは張っている)ようです。
5レップ、5セットトレーニングは優れたトレーニングですが、セット重量の伸びが止まったら、新しい刺激を考える必要があります。
今回は筋肥大側に力をいれてアレンジしましたが、結果セット重量も伸びて、神経系の向上にも新しい刺激をいれることができたようです。
5×5トレーニングで少し行き詰っている人に是非参考して欲しいと思っています。


